コミュニティを破壊する政策から転換を

一部の人の利益や投資のために繰り返される公共事業・都市開発。
その度に、元々あった地域コミュニティが破壊される。


石木ダム建設は地域コミュニティを完全に破壊する政治だ。
佐世保の名切地区再開発でも、無料で使えていた公園という憩いの場を破壊して、有料遊戯施設を作るというコミュニティ破壊が起きている。あの広場で草野球やゲートボールをしていた人はどこへ行けばいいのだろう。佐世保の松浦公園の半分が更地にされ、観光バス駐車場に姿を変えたときには愕然とした。


人と人をつなぐコミュニティの再構築こそ、今、必要だと感じる。
私たちはコロナ禍を経験して、なおいっそう、いざという時に助け合えるつながりの大切さを感じたではないか。


コミュニティを破壊するような政治は、孤独を生み、犯罪をも生む。

「殺せれば誰でもよかった」という犯罪者のコメントを読む度に、彼・彼女らがもしあたたかなコミュニティに属することができて、孤独に陥ることがなければ、犯行に及ばなかったのではと思う。


コミュニティが再構築され、豊かになれば、犯罪防止につながる。
出会いが増えれば、婚姻率や、出生率上昇にもつながる。
県外から魅力に見えれば、移住者も増える。
カジノや大企業誘致で、人口を増やそうだなんて、小手先の政策でしかないと思う。


コミュニティを破壊する政策から、
コミュニティの再構築を中心とした政策、街づくりに転換してほしい。

私たち市民も、市民による「街づくり集会」の開催が必要だと思う。
トップダウンではなく、どんな街にしたいか、私たち自身が決めるために。


主人公は候補者でも、政治家でもない。
私たちなのだ。


長崎県知事選挙の投票日まであと数日。
投票に行きましょう。

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