「26カ国目レソト王国に入国。いきなり緊急事態!?」

靴磨き世界一周アフリカ編27日目

南アフリカに囲まれた国、レソト王国へ向かう。


日本で例えると、日本列島の中にある群馬県が
独立して別の国になっているような感じだ。


南アフリカの首都、ブルームフォウンテンから
レソト王国の首都、マセルまでバンで2時間。


昨夜泊まった宿のオーナーに調べてもらい、
8時30分発でマセル〔レソト〕行きのバンが
出発することが分かった。


朝少し寝坊してしまい、ギリギリにバン乗り場に到着。


キップ売り場で

「まだマセル行きはありますか?」

と聞いたら、まだ出発しておらず、
無事にマセル行きのキップを買うことができた。


良かった。


「あれ、何時出発ですか?」

と質問した。

宿で聞いた8時30分は超えている。


「ん〜、後30分くらいかな。多分。」


むちゃくちゃ曖昧な返答!!


本当に出発するか不安だったので、
違うスタッフに同じ質問をした。


そしたら別のスタッフが、

「バンが満員になったら出発する」

と言った。


え、このバンがいっぱいにならないと出発しないの!?


じゃあ30分後かもしれないし、5分後かも
しれないし、3時間後かもしれない。


そもそもいっぱいにならないと出発しない
ということは、今日出発しないかもしれない。


思ったよりも曖昧だ。


嘆いても仕方がないので、このバン乗り場
を散策し、美味しそうな朝ごはんがあった
のでゆっくり食べることにした。


ちょっとトイレに行こうかなぁと思ったけど
念のためバンの様子を見に行ったら、ドライバー
が荷物を積んでいる!


いっぱいになったからいくようだ!


席は事前にバックパックを置いて確保して
いたので良かったけど、危うく置いてかれる
とこだった。


2時間後にレソト王国の首都、マセルに到着。


国境を歩いて渡り、パスポートにスタンプを
押してもらった。


靴磨き世界一周26カ国目、レソト王国に入国!!


タクシーを使おうか迷ったけど、節約と運動
のためにバックパックを背負って1時間歩いて
宿まで向かうことにした。


ゲストハウスで少し休んで、今日の晩御飯を
買うためにまた歩いて30分ほど先にある
ショッピングモールに向かった。


なんかレソト王国の雰囲気むちゃくちゃ好き。


通りすがりの人もすごく気さくに話しかけてきたり
手を振ってくれたりして、面白い出会いや出来事
がありそうだ。



モールのスーパーで夕飯を購入して、
帰ろうと思ったら携帯屋さんを見つけた。


南アフリカの中にあるレソト王国なのに、
南アフリカのSIMカードではレソト国内では
電波が繋がらなかったので、レソト用の
SIMカードを買うことにした。



1週間のSIMカードを購入し、スマホに
カードを差し込んで動作確認をしてもらった。


が、なかなか電波が繋がらない。


スタッフがSIMカードの会社に電話して
確認すると、予想外の出来事が起きた。


SIMカードを購入する時にパスポートを
提示して、私の情報とレソトに入国した時に
押してもらったスタンプのページをSIMカード
の会社の本部に送ったのだが、


どうやら入国の時に押してもらったスタンプが

「今日入国、今日出国」

の日付で押されてたようだ。


このパスポートに印字されてるレソト滞在日を
超えたSIMカードは繋げることができないようだ。


マジかー!


まぁいいや。


ネット繋がらなくてもレソトはそんなに治安悪く
ないしなんとかなるだろうからSIMカードなしで
もいいやと思ってたら、


「今日中に国境に戻って、スタンプを
押し直してもらわないとあなた不法入国で
捕まりますよ!」


と言われた。


えー!


どっちかって言ったら国境でスタンプ押した
人のミスやろ!


しかし形上私がレソト王国に滞在できるのは
今日までなので、明日国境に行ってスタンプを
押し直してもらうように頼んでも、ちょっと
ややこしいことになりそうだ。


これから行かねば。


携帯屋さんのスタッフは私が乗るタクシー
ドライバーにも事情を説明してくれて、
もし国境で何か言われたら代わりに
事情を説明してくれるように頼んでくれた。


携帯屋さんの人がむちゃくちゃいい人で良かった。


国境に到着して、私は事情を説明した。


今日のお昼にレソトに入国したけど、
その時に1週間滞在予定なのに今日まで滞在
のスタンプを押されてしまったこと。


1週間レソト王国に可能なように来週まで
のスタンプに押し直してほしいこと。


もしかしたら賄賂を要求されるかもしれない
と覚悟していた。


しかし国境のスタッフはあっさりも

「分かった」

と言って、ボールペンで日付を書き直し、
パスポートを返してくれた。


、、、


え、これだけ!?


なんかスタンプの押し直しとかせんでええの?


手書きで日付書いただけやん!


特に特別なボールペンでもないし、
サインもしてないし、


俺の手書きでも良かったやん!!


と、レソト王国初日からそんなことがあった。


何はともあれ1週間、レソト王国に滞在します。


どんな物語が待っているのか。



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