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「マサイ村の小学校に訪れて」

靴磨き世界一周アフリカ編87日目

「ちょっと暑まで来てもらおうか」

マサイ族発祥の地と言われているロンギド
に到着し、靴磨きが終わった後に食堂でチャイを
飲んでいたら、地元の警察に職質をされて、
警察署まで連れて行かれることになった。


1時間くらい警察署の前の木陰で
青空取り調べを受けた。


何度も聞かれる質問はこれだ。


「靴磨きの裏目的は何なんだ!?」


無料で靴磨きをしていることから、きっと
その裏には何か大きな目的があるに違いない
と思われて、何度も同じ質問をされた。


「ただ靴磨きをして、喜んでもらう活動
をしてるだけですよ」


と言っても、なかなか解放してくれない。


私は疑問に思っていた。


なんでこんな田舎の村でクソ真面目に
職質してんだ!?


原作東野圭吾の映画でも最近見て影響されてる
のかと思うほど熱いデカだ。



むしろ警察いなくてもほとんど事件起きない
だろう村だというのに。


遅れて警察署長〔ボス〕がやってきて、
同じ質問を繰り返した後に、

「じゃあちょっと靴磨き見せてくれよ」


と言われて、さっきまで取り調べをしていた
熱いデカの靴を磨くことになった。



靴磨きが終わった後、私の潔白は正面されて
解放されることになった。



熱いデカ曰く、ロンギドにはほとんど観光客
が来ないのに、珍しく変な格好した奴がいたから
この村を荒らしに来た奴だと疑ってたそうだ。
#わしゃ黒船か




しかし、疑いが晴れてからは熱いデカと仲良くなった。


「ロンギドで何かやりたいことあるのか?」

と聞かれたので、

「可能なら地元の学校に行ってみたい」

とお願いしたら、連れて行ってくれる
ことになった。


次の日、マサイ族の子ども達が通う
小学校に訪問させてもらった。



地元の警察官と一緒に学校に行ったので、
スムーズに受け入れてくれた。


授業がひと段落した後に、校長先生が
子ども達に私のことを紹介してくれて、
数名の生徒の靴磨きをしながらお話を
することになった。


大勢に囲まれながらの靴磨きもこの旅
で慣れたもんだ。



靴磨きが終わった後に、
「日本語でThank you って何て言うの?」

と言われて、

「ありがとう」

と伝えると、

子ども達から

「ありがとう!!」

と言われて授業は終わった。


最後に1人の子どもから、「手を出して」
と言われて、何かを渡された。


そこには「500タンザニアシリング」
を手渡された。


日本円で30円くらいだけど、子どもにとって
は駄菓子も買えるし、貴重なお金のはず。


アフリカではだいたいは無料で靴磨きをしている。



金額を指定して磨ける数〔出会える数〕が
減るくらいなら、無料で磨いて1人でも
多くの人と関わりたいと思っているから。


でも、時よりお金を払ってくれる方がいて、
そういう人達は相当な覚悟や思いを持って
支払ってくれてるんだと感じて、こういう
お金は使えないよなぁと思ってしまう。


また一つ、宝物が増えたな。

小学校で靴磨き
熱血デカ
マサイレディ
校長先生



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本日のVoicy

「ちょっと、とんでもない街に来てしまった」

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