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タオルは手紙

昨日はご縁のあった鳥山さんの会社、
「モラルテックス」さんで企業講演を
させていただきました。


1947年に創業をしたタオル問屋の会社の
3代目の社長の鳥山さん。



先日、靴磨き世界一周アジア編報告会を東京で
開催した際にも家族でご参加していただいた。



報告会終了した翌日、「ウチの会社で社員20名に
講演会をしていただけないですか?」という
オファーをいただいた。


これまでは学校講演や自分で企画した報告会は
いくつも経験してきた。


しかし企業講演は経験がなかったことと、
私がお役に立てるのかと感じ、すぐに返信
することはできなかった。



いただく謝礼金だけでなく、私が講演する2時間
は社員一人一人の時給も"話を聞く"という時間に
充てられる。


かなりプレッシャーがある。


「予定が調整できない」と言って
断るという選択肢もあった。


しかし最後にそのオファーを承諾させてもらった
のは鳥山さんからの続きのメッセージだった。


「おそらく、2024年のヨーロッパ編の後には
学校からだけでなく、企業からの講演依頼も来るはず。
それぐらい総将さんの生み出してる物語と背中を押す
力には価値があるんだよ。」



ここまで期待をしてくれてる鳥山さんに応えたい。


私は人生初の企業講演を承ることにした。


私が"働き方"とか"中途半端な自己啓発"
に関する内容を話しても響かない。


「何を求められてるのだろうか」と考えた
時に、報告会の後に一番聞かれる質問を思い出した。


「靴磨き世界一周を思いついても、実際に実行
する時にはかなり勇気が必要だったのではないですか?


その一歩踏み出す勇気をどうすれば持てますか?」



この質問の内容を参考に企業講演の内容を
作らせてもらった。


テーマは「勇気ポイント+1」


今日の話を聞いただけではあなたの人生は
大きくは変わらない。


でも、私の話を聞いて、
「一歩踏み出す勇気までのライン」に
1ポイント近づけたい。


そう願いながら講演内容を作った。



これまでの報告会ではあまり話さない
「靴磨きトラベラー誕生までの道のり」を
充分にお話し、後半はアジアでの旅のお話を
させてもらった。



ただ、自分の腹の中では「勇気ポイント+1」という
アシストだけではなく、1人くらいは「一歩踏み出す
ラインまでシュートを決めてやろう」と思っていた。


この講演の2日前、吉満さんが企画したセミナー
に参加して、その後は参加者達と飲みに行った。


その中には今回の社内講演をオファーしてくれた
鳥山さんもいた。


会話の中で、
「私は一冊の本や一回の講演会では人生は変わらない。

一冊の本も一回の講演会も勇気というポイントが
貯まっていって、ある一定のラインを超えた時に
大きな一歩を踏み出せると思ってます。


だから私の報告会を聞いてくれた人に、その
勇気というポイントを+1加算させたいと願って
お話をしています。」

と私は錚々たるメンバーの前で自分の意見を言った。


いつもこの話をしてくれた時は「お〜」と
納得してくれる方が多い。


しかし、吉満さんはそうではなかった。


私の意見を肯定した上で、吉満さんの思いを伝えてくれた。


「それはね、相手が決めることだと思うよ。

私は自分が作る本が、この本を読んだ人の人生
をより良く変えたいと願って作っている。

それは話す時も同じ。

総将くんの話を聞いて勇気のポイントが+1に
なる人もいると思うけど、その中には総将くんの
話を"1回聞いただけ"で人生が変わってしまうよう
1歩を踏み出す人も中にはいると思う。


あなたには、そんな力があるの。」


ちょっと、泣きそうになった。


私は自分でシュートを打つということから
"謙遜という形"で逃げていたんだと思う。


でも、この言葉をきっかけに、私の思いは変わった。


佐原総将の話を聞いて、


「あの話が人生を変えるためのきっかけだった」


と思ってもらえることを願いながら話そうと。




昨日のモラルテックスさんでの講演は
いつもとは違う、"いつもよりも自分に期待"を
してお話をさせていただいた。




最後に鳥山さんからタオルのプレゼントをいただいた。


「🇯🇵Shoeshine Traveler SoshoLAND🇯🇵」
と刺繍されてるオリジナルタオル。


「タオルは手紙だ」


と鳥山さんは言われており、しかし鳥山さん自身も
その思いをまだ言語化できないとおっしゃっていた。


私は鳥山さんからタオルをいただいた時に
"鳥山さんからの大きな期待"や"想い"を感じた。


このタオルで自分の体を拭くたびに
「お前ならできるぞ!!」って鳥山さん
の思いを受け取ることができると思う。


タオルは、手紙なのかもしれない。
↓モラルテックスのホームページ↓


ヨーロッパに持っていきます
鳥山さん、ありがとうございます
お話聞いてくださりありがとうございました

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