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「靴磨きはコミュニケーションの道具にもなる」

靴磨き世界一周アフリカ編152日目

インターネットの普及により世界は大きく変わった。

それにより新たな仕事ができたり、
古くからあった仕事がなくなったり、
以前あった仕事が進化したりしている。


こんなに時代が進んだのに、「靴磨き」という
仕事って意外とどこにでもあるよなぁと感じる。


ナイロビやヨハネスブルクなどのアフリカの都会
にも靴磨き職人はあらゆるところで見かけたが、
ケニア中央部の伝統的な部族であるサンブル族
がいるような街にも、靴修理や磨きを生業にしてる
人と出会ったことには驚いた。


どれだけ時代が進んでも、意外と靴磨きという
仕事はあり続けるのかもしれないなぁなんて
思ったりもする。


人間が靴を履いてる限りわ。



私が靴磨きっていいなぁと思うところの一つに、

「靴磨きはコミュニケーションの手段」

になるということ。


全く知らない外国人がある国のローカルな街
に訪れると警戒されることもある。


でも、靴磨きをやってることを伝えて、
挨拶も兼ねてその人が履いてる靴を磨かせ
てもらうと、その時間でグッと距離が近くなる。


いきなりカメラを向けて

「サンブル族のことについて教えてください」

なんて聞くと、相手はあまりいい気がしないだろう。


ただ、靴磨きをしながら

「サンブル族のこと知りたいと思って
この街に来ました」

というと、相手も私のことを受け入れて
私の質問にも答えてくれる。


靴磨きが終わった後はもう既に2,3日一緒に
いたかのような間柄になる人もいるし、
この先別れてもお互いの記憶の棚のどこかに
は収まる可能性は高いと思う。



靴磨きのおかげで、サンブル族とも
ちょっぴり仲良くなれた気がする。






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