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「メンヘラモード男子になりました」

靴磨き世界一周アジア編17日目

昨日私はシドニー からキャンベラへ
ヒッチハイクで移動を試みるも、失敗した。


その夜にシドニー でずっと泊まっていた
ゲストハウスに帰ってきて、「明日こそリベンジ
だ!!」と思って眠りについたが、、、


朝方になるに連れ、「頼む!朝よ来ないでくれ!」
と願いながら体を縮こまらせた。


しかし朝は来てしまった。


やりたくねぇ。


ヒッチハイクしたいモチベーションが上がらねぇ。
#ヒッチハイクのモチベーションで何だ


日本では次の街にいくことにほとんど
躊躇することなく出発できたけど、やっぱり
外国で次の街にいくという行為がストレス
かかりすぎる。


日本のようにあちこちに漫画喫茶が
あるわけじゃないし、コンビニのイートイン
コーナーで充電できるわけじゃない。


知らないことは怖い。


キャンベラまで行って、靴磨きできるのか。


シドニー のように安いゲストハウスは
見つけられるのか。


雨は降らないか。


私は今日ヒッチハイクをリベンジしようと
思っていたが、もう一泊シドニー に滞在する
ことにした。

メンヘラモード突入




分かっている。


これは一度敗北して、次に挑むことに
ビビっているのだ。


もうこのまま俺はベッドにくるまって
動きたくない。


このままベッドのシーツになって
一生ここに何事も事件が起こらず
安心して過ごしたい。


もうエヴァに乗りたくないんだ。


サードインパクトは僕のせいで起きたんだ。


#碇シンジの気持ちが分かる


碇シンジのようにメンヘラ男子になっていた時、
インスタからメッセージが来た。


シンヤさんだ。


「まだシドニー にいるならオフィスに遊びに来なよ」


シドニー に22年間住んでおり、オーストラリアの
永住権を持ち、ITカンパニーでバリバリ仕事をして
いるシンヤさん。


シンヤさんはインスタを通じて私が
ヒッチハイクを失敗し、シドニー にまだ
滞在していることを知っていた。


あんまり人と会いたい気分じゃなかったけど、
このままベッドの上にいても本当にシーツになって
しまいそうなので会いにいくことにした。


シンヤさん
「もう少しシドニー にいればいいじゃん。
2週間後にはデカいイベントもあるし、面白い
人も紹介できるよ。」

総将
「でもなぁ。俺移動したいんですよねぇ。
今はモチベーション上がらないっすけど。」


シンヤさん
「どっからヒッチハイクしたんだ?」


その後前日にヒッチハイクした場所を
話し合い、次はどこからスタートすれば
いいのかをマップを使いながら考えてくれた。


いくつか危険な街もある。


そういう街を外して、まだここなら
キャンベラ方面に行きやすいんじゃないか
という場所を割り出してくれた。


そのスタート地点が"ロックデール"


今いる宿から電車で30分ほどかけて向かう。


その後キャンベラやメルボルンの宿が
高いという話をしたら、英語ベースで安い
宿を一緒に探してくれて、その上でわざわざ電話
をして廃業してないかまで調べてくれた。


真っ暗だった未来に少し明かりが照らされて、
キャンベラまでのルートがぼんやり見えてきた。


行ける、行ける気がする。


「総将、エヴァに乗れ!!」


シンヤさんにそう言われた気がした。


私のようにふらっと来た旅人にも
手を差し伸べてくれるシンヤさん。


きっとこの22年間右も左も分からない
日本人にこうして手助けしてきたんだろうなと思う。


少し、いや、相当落ち込んでいたし
もう再チャレンジなんてしたくなかったけど、
シンヤさんのおかげで明日はやってやろうと
ヒッチハイクのモチベーションが上がってきた。


#ヒッチハイクのモチベーションとは何だ


台湾の時は「ヒッチハイク 台湾」と調べたら
ズラッと体験記が出てきたんだけど、オーストラリア
では明確に書かれた記事がほとんど出てこない。


きっとそれだけハードルが高いんだろうなぁ。


だからやらないんじゃなくて、
これから続く旅人のためにも一つ
成功体験を書き残そうじゃないか。


きっとこの先に「行ってよかった」と
思える出会いが待っている。


明日こそは、リベンジだ!

シンヤさんと作戦会議

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