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「愛は連鎖する。」

靴磨き世界一周アフリカ編98日目

ケニア、ナイロビにいるキベラスラムで
孤児や困窮児童の学校、「マゴソスクール」
を運営されてる千晶さんとご縁いただき、
本日マゴソスクールに訪問させていただいた。


今日一日が人生のターニングポイントだった
と言えるほど、ものすごい一日を過ごした。


車でマゴソスクールまで向かってる途中に、
学校に通学している生徒がスキップをしながら
向かってる姿や、千晶さんの車に気づいて
車に向かって手を振る子ども達の姿を見た。



マゴソスクールに到着し、千晶さんは先生方
に私のことを紹介していただき、カメラで撮影
することや靴磨きをすることを事前にお伝え
してくれた。
〔靴磨きのことなどは明日の投稿で書きます〕


また、マゴソスクールの成り立ちも
聞かせていただいた。


このマゴソスクールはリリアンという1人の
女性の想いから始まった。


リリアンは18人兄弟の長女で、自身の両親
が亡くなり、リリアンが兄弟の面倒を見ていた。


だからこそ、親のいない子ども達の気持ち
が痛いほど分かる。



リリアンは身寄りのない子も1人、また1人
とレスキューしていき、家族同然に生活する
ようになった。


そしてリリアンはその子ども達に長屋で
寺子屋をするようになった。


それが1999年代のこと。


当時千晶さんはバックパッカーで世界中を旅
した後、ケニアで仕事をしており、その時から
リリアンは友達だった。



行き場のない子ども達は盗みをしたり、
ドラッグ中毒になったりする傾向にある。


リリアンはそんな子ども達にも

"生きる希望を与えたい"

と思った。


希望を与えるのに、お金は1円もいらない。


絶望の中に生きる子ども達が求め
ているのは愛なんだ。


愛は無料で、いくらでも湧いてくる。


愛を与え続ければ、生きる希望が湧いてくる。


そして希望を与えるのにもう一つ大切なことが
「アドバイス」とリリアンは話してくれた。


アドバイス=教育


リリアンの愛からマゴソスクールは始まった。


そんなリリアンをしばらく見ていて、
千晶さんもマゴソスクールに活動に加わった。

リリアンさん





千晶さんはこんな話もしてくれた。
〔これもリリアンの言葉だったと思う〕


「愛は無料。

愛はいくらでも溢れてくる。

そして、愛は連鎖していく。」


リリアンの愛に連鎖されて、千晶さんが
加わり、また学校の先生方や協力してくれる
人達が加わり、日本で支援してくれる方が
加わっていく。


私も、既に連鎖されている。


1999年、長屋から始まったマゴソスクールは
現在500名を超える子ども達が通われている。


愛の力って計り知れない。



給食は朝とお昼2回ある。


朝の9時30分になると、500人を超える生徒
がカップを持ってお鍋の前に並び、スープを
入れてもらう。


マゴソスクールの生徒の中にはこの給食が
一日の中で唯一のご飯の子どももいたり、余った
給食を持ち帰って家族と食べる子達もいる。



「マゴソスクールを支える会」
というホームページがある。


そこには1日50円で1人の子どもの給食を賄える
ようになっており、1ヶ月1000円で1人の子ども
の給食を賄えることが記載されている。


日本のように国や市町村のお金で学校が
成り立ってるのではやく、主に日本にいる
方々の支援がマゴソスクールを支えている。


良ければマゴソスクールを支える会のリンク
に飛んで見ていただきたいです。

お昼ご飯の様子




千晶さんは1年に2回日本に帰って講演活動
を30年近くされている。


千晶さんとご飯を食べた時におっしゃって
たことがすごく印象に残っている。


「私は講演をするときは、着色をしない。

ドラマチックにしない。

あるがままを話すの。

キベラにいる人達は輝いている。

命が輝いていることを、私はあるがまま話すの。」


今日私はマゴソスクールに行って、子ども達と
接して、本当に命が輝いているのを見た。


この秋も千晶さんは日本で講演されるので、
生の千晶さんのお話聞いてほしいです。


千晶さんの話を聞くことがマゴソスクール
の応援にもなります。

https://note.com/chiaki_nairobi/n/nc66c2ab19a69
〔フライヤーや申込フォームは準備され次第アップ〕


ケニアで学校運営されてるからすごいという
ことではなくて、本当に人として、ものすごく
素敵な方だなぁと思うし、学ぶことがありすぎる。


また明日、靴磨きしたことなどを
書きたいと思います。




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