外国で飛び込み営業(営業未経験)
2020年4月3日
世界一周20日目
私が良く使うフレーズの中に「心の中のリトルSosho」という言葉がある。
これは一人で見知らぬ地に行って生きて行く決断をした時に、寂しがり屋の私が架空のもう1人の自分を作ったのである。
孤独な状況に陥ったとき、危険な状況にある時、辛い思いをしている時、一緒にいるパートナーの一言がこの状況の捉え方が変わる。
うまくいかない時にリトルSoshoは言う。
「おもろなってきたで!」
〈今日のSDB作戦〉
Shoeshine Dive Bussiness, 靴磨き飛び込み営業の略
現在は台南に1週間ほど滞在し、ゲストハウスのスタッフさんの靴磨きや、知人を紹介してもらって磨かせてもらったりと活動の幅が広がってきている
本来の仕事ならば「紹介」のみでお役に立ってお金を稼ぐことが理想だと思う。
しかし私は今回「自分磨き」も目的としており、甘い汁ばかり吸っているわけにはいかない。
自分磨きの方法の一つに「飛び込み営業」がある。
人は何かを売られるのが嫌な生き物だと思う。
街中でいきなり話しかけられるのは9割くらいは興味ない何かしらの商品の営業である。
私も街中で話しかけられる時はほとんど断る。
このゲームをいかに攻略するか。
今日の目標は3足磨くこと!!
3足磨くまで絶対帰らない!!と動画の中でも言っていた(後で後悔する)
そこから革靴を履いている人を見かけたら片っ端から話しかけにいく。
「Excuse me. I am japanease.I want to polish your shoes.」このポップを見せながら話す。
何度も何度もアプローチをするが断られる。
さらそうだ、相手の立場に立った時にいきなりよく分からない外国人から営業されたら無視するだろう。
私は12回連続で断られた。
開始前に語っていたモチベーションは崩れ落ちた。
今日の目標は3足!!とか言ったことが後悔している。
帰り道を歩いていた。
今日のYouTubeの編集どうしようか。
何てみんなに説明するべきか。
俺は今日何回アプローチしたんだ。
リトルSoshoは言う
「また逃げんのか?」
その瞬間足が止まった。
俺は今日結果としては0だったけど、プロセスはどうなんだ。
やれることはやったのか?
まだやれることはあるはずだ!
そう思いもう一度戦場に帰ってきた。
〈5分でパワーアップしたSoshoの再挑戦〉
俺はまだ今日だれも輝かせていない!
そもそも起きてもいない未来を勝手に予想して、声をかけることを躊躇っていた。
俺は確実に相手に喜んでもらえる商品を持っている!
相手を喜ばせるために自分のことをプレゼンするんだ!!
そういう考え方にスイッチを入れ替えアプローチをした!!
「俺は今世界を足元から輝かせている!あなたのその靴をむちゃくちゃきれいにして、あなたの未来も輝かせることができる!!だから俺にチャンスをくれ!」と思いを込めて営業した!!
すると心地よく磨かせてくれた!!
(良かった、帰ってきて。笑)
〈この日一足目(通算11足目)〉
webデザイナーの男性。今の仕事でたくさんのお金を生み出すことが夢
お金の総量=感謝される量
たくさん稼げ!!あんたの未来も輝くぜ!!
と25歳の無職はどの立場から言っとんなんと思いながら伝えた。
〈この日2足目(通算12足目)〉
一足目の彼の靴磨きをしているとおばあちゃんが話しかけてきた。
おばあちゃんは全く英語が話せなかったが、幸いにも一足目の彼が英語を話せ、私に通訳してくれた。
「この靴磨いてくれる?」
もちろんYes!!
磨いてる間はコミュニケーションが取れないので、無言で磨き続けた。
靴はボロボロにだった。
多分何年ももしかしたら何十年も履いている靴。
大切な靴で思い出もたくさんあるんだろうなぁと思いながら靴磨きをした。
嬉しかった。
最後は笑顔で嬉しそうに帰っていった。
新しい靴をたくさん買うよりも一つの靴を大切に履き続ける。物に愛着が持てる。
大切な考え方だ。
目標まで後一足!!
これはいくしかない!!
鷹の目になって獲物を探す。
〈3足目(通算13足目)〉
話しかけた男性はすんなり磨かせてくれた。
彼の夢は自分の家を建てること。自分が考えた空間で仕事して家族と過ごしたいらしい。
俺も!!
って伝えたら「絶対嘘やろ、お前旅人やんけ」みたいな目で見られた。(私は一つの場所に落ち着くのはまだまだ先だろう)
磨く前はしゃーなし磨かせたるわみたいな顔してたけど、磨いてる途中にきれいになる様を見た時にだんだん笑顔になっていく。
靴と同じでその人の表情も輝くのだ。
〈営業を学ぶ〉
私は前職は販売をしていたので、営業は初心者である。
しかし就活の時も営業希望で探していた。
なんか営業て頑張れば頑張るほど報酬も与えられるし楽しそうに見えた。
でも今は違う。この旅を続けるためには靴磨きをボランティアでやるわけにはいかない。活動を止めないためにもお気持ち代はいただく。
しかし1番は「俺の靴磨きという商品」は最高なんだぜ!!足元を綺麗にすることがこんなにも上機嫌になるんだぜ!という体験を売っている。
絶対喜んでもらえる自信があるから自信を持って売れるんだなぁと思った。
多分これが「絵」とか「書道」とかだったら自信を持って営業できないと思う。
日本一周中に出会った会社の社長に教えてもらったことで営業とは業を営むと書く。自分の商品知識、技術、専門知識をとにかく習得して愛せ!自分が愛した物、大切だと思う物は自信を持って営業できるから。
今は実践を通して「営業」を学んでいる。
どんなにノウハウ本を読んでも実践しなければ意味がない。
SoshoLANDの営業本部長でもある総将は靴磨きを売るスペシャリストになるぞ!
↑本日のYouTubeです↑
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