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「美女とテーブルマウンテンデート?」

靴磨き世界一周アフリカ編25日目

今日はケープタウンからブルームフォウンテン
という街にバスで移動する日だった。


ただ出発が17時30分のバスで、夕方まで時間が
あったのでどう過ごそうかなぁとゲストハウスの
朝食を食べながら考えた結果、今日は動画の編集作業
や定期的に書いてる「佐原総将物語」の記事を
書くことにした。


食後のコーヒーを味わっている時に、


「日本人ですか?」


と可愛らしい日本人女性が話しかけてきた。


彼女はワカナさんと言い、現在1人で
世界一周をしているそうだ。



「テーブルマウンテンにハイキングしたいん
ですけど、1人では心細いので誰か行ってくれる
人いないかなぁと探してるんです。」


と言った。


はぁ、仕方がない。


頼まれ事は試され事って世界中で
言われてるやん?


試されてるので、仕方がなく、
もう既にテーブルマウンテンには文明の力で
あるロープウェイを使って登っているけど、

「私で良ければご一緒しますよ。」

と紳士を装って答えた。
#寝起きで髪の毛ボサボサやった
#ちなみに今のところ頼まれてはない
#編集作業に費やすのではなかったのか
#お前は年配の女性に同じこと言われててもご一緒したのか


朝からそんなやり取りがあり、
"テーブルマウンテンハイキングデート"
に急遽行くことになった。


ハイキングコースまでバスで向かい、
そこから早い人で1時間ちょいで登れる
とネットで書いていたので、ママチャリで
日本中を1万キロ以上漕いだ私からすれば
ウォーミングアップにもならない。


と、舐めていたが、一段一段の幅がかなり
大きくて、最初の10分で心が折れた。


ワカナさんは一年くらい世界一周をしており、
あらゆる山を登ってきてる方だったので私より
も余裕な顔をして登っていた。


「しんどかったら言ってくださいね」


と、ゼェゼェ言いながらカッコつける私。
#いきんな
#黙って登ってくれ


私の格好は革靴〔アース〕にジーンズ。
#山ガチ勢ブチ切れられる案件


ただ私の革靴はVibramソール〔山登り用〕だ
と謎の肯定モードで歩みを進める。


とにかく私はワカナさんについていく
ようにして、テーブルマウンテンを登った。


結局私達は2時間以上かけて、頂上に到達した。


歩いて登った景色は、前回ロープウェイを
使って来た時とは比べ物にならないほど感動した。


やっぱり苦労の先にご褒美が待ってるな。


そして前回来た時よりも天気が良く、
いい写真をいっぱい撮れた。


テーブルマウンテンの頂上の写真は
ネットで良く見ていたけど、山登りの途中の
景色や大きな岩などは見たことがなくて、
登ることを決めた者だけに見れる特別な
景色だった。


頂上を堪能した後は、戻りはロープウェイで
降ってきて、それからゲストハウスに16時30分頃
に帰ってきた。


クッソ、なんで俺はブルームフォウンテン
への出発日を今日にしてしまったんだ!!


このままバスのチケットを破棄して、
ワカナさんとケープタウン物語を紡ぎたい。


けど、多分私はワカナさんといたら
全く靴磨きトラベラーをしなくなると思う。


また世界のどこかで会いましょうと約束を
して、私はブルームフォウンテン行きの
深夜バスに乗り込んだ。


果たしてこれで良かったのか。。。




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