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「バイリンガル家庭に居候するホームレスな奴」

靴磨き世界一周アジア編57日目

ハーフの子どもを生む!!


と高校の卒業文集に書き、それを本当に
実現していたユキエさん。


昨日はユキエさんの家に泊まらせてもらった。


日本一周中に関門トンネルを封鎖したご縁で
出会ったミノリさんがシドニー 在住のユキエさん
に繋いでくれたのがきっかけだった。

#どんなご縁やねん
#私が関門トンネル激走するのを反対サイドから見てた人

ユキエさんに「何食べたい?」と聞かれて
音速で「焼肉食べたいです」と答えた。

#音速は1秒間に340メートル進む


肉屋さんを3件ハシゴして日本スタイルの
肉を用意してくれており、気絶しそうなほど
美味しかった。


旦那さんのブライアンさんはオーストラリア人。

長女のアンナちゃん10歳と
双子のユウタくんとケンタくん7歳
は日本とオーストラリアのハーフ。


2カ国語を自由に話す人を「バイリンガル」
と言うが、ユキエさんの家族と一日過ごして
子育ての仕方が興味深かった。


アンナちゃんが小さい時はブライアンさんが
英語で話して、それをユキエさんが日本語で
もう一度話しかけて、アンナちゃんは日本語で
返すという会話をしていた。


「あ、今お父さんはこの質問をしたんだ」
と理解することができ、日本語と英語を
同時に学ぶことができる。


アンナちゃんは日本のアニメが好きで、
本当に日本人の子どもと話してるような
感覚で日本語を話していた。

むしろ英語の方が少し弱いらしい。


双子のユウタくんとケンタくんは日本語の
方が弱くて、英語を中心に話したがるそうだ。


食事中は日本語と英語がごちゃ混ぜになって
おり、これがバイリンガル家族の日常なのか
という経験をした。



オーストラリアでは別の国籍とオーストラリア人
の家族も多く、そんなに珍しいことではないそうだ。


ユキエさんが気をつけている
ことも教えてもらった。


日本語も英語も中途半端にならないこと。


「両方同じくらいの割合で伸ばしていけば
いいんじゃない?」

と私は思っていたが、それをすると
「セミリンガル」になる可能性がある。


セミリンガルとは2カ国語を話せるが、
抽象的な内容を理解したり、伝達したりでき
なくなること。


物事を深く考えることができない。


例えば小学校に上がって算数の問題を
解く時に、ベースの言語がないから論理的に
考えて答えを導き出せなくなる。


それが重なり勉強も置いてけぼりになる。


その話を聞いた時に思った。


セミリンガルを見越してウチの親は私に一切の
英語を教えなかったんだよね!?


そうだよね!?


#絶対に違う
#そんな時間あるなら素振りせぇと言われてた


だからユウタくんとケンタくんがアンナちゃんの
ように日本語が話せなくても、強制して日本語の
勉強をさせていないそうだ。



でも一つ最強の日本語勉強方法があった。


ワンピースを家族で見ること。


昨日の夜は私も一緒に見たけれど、
ユウタくんもケンタくんもテレビに
かじりつりて日本語音声、英語字幕の
ワンピースを見ていた。


恐るべし日本語の刷り込み教育。


「もう21時だから今日はおしまい」て
ユキエさんが言った時、「まだ見たい」て
暴動が起きてた。

#俺もその暴動に気づいたら参加してた
#まだ見たかった


子どもの頃から家庭環境のおかげで
バイリンガルになるって、とんでもない
アドバンテージだなと思う。


バイリンガルの家庭で一日寝食を共にさせて
もらって、本当にいい経験させてもらった。


これを踏まえた上で私なりの意見を言わせてください。


子どもには小さい頃から英語を学ばせるべきか。


中途半端に英語なんて勉強させなくていい。


そんな暇があるのなら、ワンピースを見せなさい。


#懸賞金49ベリークラスの弱い意見

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