「史上最悪の目覚め」
靴磨き世界一周ヨーロッパ編87日目
ジュネーブの最安値の宿は6人部屋の
エアコンなしで13,000円だった。
前日はそれでも嵐が来るということで
宿泊したが、今日は節約のため雨が降らなけれ
ば野宿をしようと思っていた。
この日も終始天気予報では傘マークが
ついていたけど、ジュネーブ在住の日本人
の方とこの日は食事をさせてもらっぱ時に、
「ジュネーブは傘マークが40%以下なら
ほとんど雨は降らないよ」
と言っていた。
この日のジュネーブの天気予報では
常に30%の傘マークだった。
深夜12時を超えても雨は降っていな
かったので、私は野宿をするための物件
を探しに行った。
#物件探し
日中にある程度"内覧"は済ませておいた
ので、目星の場所まで真っ直ぐ向かった。
その場所はジュネーブ湖の沿いにあり、
湖の心地よい音と快適な風を浴びれる場所だった。
反対側には外灯もあり、明るすぎもせず
暗すぎもせず、セキュリティ面は悪くなかった。
#セキュリティのハードル低すぎる男
備え付けベッド〔長椅子〕もあり、お隣の
ベッド〔長椅子〕には既に眠ってる人もいた。
#お隣さん
そしてベッド〔長椅子〕とベッド〔長椅子〕の
間には看板で区切られていた。
ほぼ快活クラブやん！！
#スイスの漫画喫茶
よし、今日はここに泊まろう。
I日活動して疲れていたこともあり、
私はすぐに眠ることができた。
途中2、3回は人が通る度に軽く目を開けたが、
これは許容の範囲内だ。
その後は人通りもより少なくなり、
私はぐっすり眠ることができた。
次に意識を取り戻した時はおでこに
何かが当たったような気がした時だった。
気のせいか？
いや、次は鼻に、その次はほっぺたに、
顔に何か冷たいものが当たった。
なんだこれは？
私はうっすら目を開けると、雨が降っていた。
マジかよ！
でも、むちゃくちゃ眠い！！
起きたくない。
雨といっても小雨だし、一部晴れている
ところもある。
きっとすぐに止むだろう。
私は寝袋の中に顔まで潜り込み、
再び眠ることにした。
しかし、この選択はバカだった。
すぐに起き上がって雨宿りしておけば、
びちょびちょになることはなかった。
その数分後に雨が強くなり、寝袋にまで
水が染み込んできた所で目が覚めた。
もう手遅れだ！
おそらく、織田信長も本能寺の変の時に
同じような気持ちで目が覚めただろう。
#一緒にすな
私は急いで荷物を片付けて屋根のある場所に
移動しようとするが、カバンを盗まれないように
紐でベンチにきつく縛りつけていたので、
解くのに手こずった。
結局カバンも寝袋も服もびちょびちょになり、
最悪のコンディションでスイス2日目がスタートした。
この日は29年間の人生で1番嫌な
起こされ方だった。
そんな今日も目覚められたことに感謝
しようではないか。
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靴磨き世界一周ヨーロッパ編中間報告会
日時:8月25日【金】20時〜
視聴方法:zoom
参加費:3,300円
↓詳細、申込はこちらから
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