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「1ヶ月ぶりの日本食」

靴磨き世界一周アフリカ編24日目

300ランドを貯めたらケープタウンで
リッチなラーメンを食べるという目標を
南アフリカに入国した日に決めた。
〔300ランドは日本円で2,500円くらい〕


ケープタウン市内はセキュリティが厳しくて
路上靴磨きできず、ケープタウンの郊外の街
「ハウトベイ」で路上靴磨きをすることにした。


3日間ハウトベイで路上靴磨きして、
合計10足の靴を磨き、320ランドの
チップをいただいた。


これでリッチなラーメンを食べることができる!


今日ハウトベイからケープタウン市内に
戻ってきて、ケープタウン初日に見つけた
リッチなラーメン屋さんに行こうとしたら、
月曜日で定休日だった。


仕方がない、今日も安価なパンと牛乳で 
我慢するかと思ったけど、パンと牛乳で
我慢できてたこの数日はラーメンを食べる
というモチベーションがあったからだ。


今日はラーメンを食べないと気が済まない。


ケープタウン市内のラーメン屋さんを
検索すると、「FUJIYAMA」という日本食
レストランが出てきて、そこにはラーメン
もあった。


予約しないと入れないようなことも
書いてあったけど、ダメ元で行ってみる
ことにした。


私が訪れた時間帯が17時過ぎということもあり、
お客さんは誰もおらず、入ることができた。



入店すると、

「旅行者?」

とドスの聞いた声で日本語で話しかけてきた。


彼がオーナーだというのは雰囲気で分かった。


「いや、今アフリカを旅してます。」


と答えてから、靴磨きで世界一周してる
ことなど自己紹介をした。


そのオーナーさんは南アフリカに平成元年から
来て、南アフリカ中でレストランの立ち上げ
をして、今はケープタウンに落ち着いてるそうだ。


まだアパルトヘイト〔人種を分離する法律〕が
あった頃から南アフリカにいて、その後の歴史に
残る大統領のネルソンマンデラ政権によりアパルト
ヘイト廃止、エボラ出血の時期やコロナ時など、
南アフリカに定住して歴史を見てきているお方だ。


とっても癖の強いオーナーさん。


初対面で「お前」呼ばわりで、昭和の親父丸出し。


嫌いな人は嫌いだろうな。笑


でもこういう昭和の根性丸出しの人じゃないと
南アフリカで30年もレストランやれないんだろ
うなぁと思った。


そのオーナーのお話はとても興味深かったし、
どのネットの記事やニュースよりも深く分かり
やすかった。


オーナーと話した内容は主にこちらのVoicyで
語っています。↓

【2024年05月14日 7:00配信予定】
https://voicy.jp/channel/3088/1321097



私は300ランドの味噌ラーメンを頼んだ。


一杯2,500円。


日本で食べるよりも高い。


アメリカがラーメン一杯3,000円なんて
言われてるが、南アフリカも外食はそう
変わらない。


でも、むちゃくちゃ美味しかった。


味噌が体に染みる。


1ヶ月ぶりの日本食、最高だった。


ケープタウンには1週間滞在した。


明日はブルームフォウンテンという
南アフリカで3つあるうちの1つの首都
にバスで15時間かけて移動する。



場所を変えるとまた出会う人や起こる出来事
も変わる。


次の街ではどんな物語が待っているのだろうか。



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