「タンザン鉄道、1日待っても来ず明日に持ち越し」
靴磨き世界一周アフリカ編57日目
アフリカ編始まって初の野宿はザンビアの
カピリムポシ鉄道駅だった。
夜中は5℃まで気温が落ちて、雨風は凌げる
けどやはり寒さで何度か起きた。
朝は私にしては珍しく腹痛で何度もトイレに行った。
昨日のチキン?かな、なんだろう、何か
が当たって異常反応の知らせだ。
幸い、駅に一つだけトイレがあるのだが、
このトイレ、、、扉がない!
用を出す時は
「頼むから誰も入ってこないでくれ!」
と祈りながらキバる以外方法はない。
こんなにトイレで祈ったのは初めてだという
ほど今日は祈った。
#何度か祈り届かず辱めにあった
まだ腹が痛いだけなら何の問題もない。
もう一つ大きな問題が起きた。
今朝スタッフに言われた。
「電車、明日の朝10時出発です。」
、、、
え、昨日の14時30分出発予定が
「翌日の朝から夕方の間」とかなり
曖昧な延着予報を伝えられたのが昨日。
そして1日経過して、まだ電車は来ず、
予想では翌日の朝出発とのこと。
タンザン鉄道は「2,3時間遅れることを覚悟した方
がいい」と言われているが、、、
違う!!
タンザン鉄道は、2,3日遅れる可能性のあること
を覚悟した方がいい!!
と、これからは言っていきたい。
スタッフも悪びれることなく到着予報を
知らせてきたので、まぁ良くあることなんだろう。
落ち込んでも仕方がない。
幸い時間セレブな私は急いでタンザニア
に行く必要もない。
これもむしろ良かった出来事が起きると信じて、
街を散策することにした。
昨日とは違う場所をウロウロしていたら、
線路の上に大量のゴミが落ちてる場所を見つけた。
俺、明日この線路の上を走って行くんだよな。
大丈夫か。
線路の写真を撮っていたら、その周辺に
いた子ども達が写真に写り込んできた。
いい感じの写真が撮れそうだったので、
カメラをセットしていたら突然横から
「撮るな!」
とデカい声で言われた。
声の主は、、、オバハンだった。
#大阪人は敵 、認定した時おばさんではなくオバハンと表記します
#小2の時に習いました
#ここテストに出ます
「何で?」
と聞くと、
「私の子どもだから」
と言われた。
「あぁ、そうね、でも、写真写ってきたので
この子達だよ」
と伝えると、
「あなた中国人でしょ。」
「いや、日本人だけど」
、、、ちょっと険悪なムードになった。
#写真撮ったらあかん理由が中国人という理由もなんでと思ってる
「あなたフォトグラファーでしょ。」
と言われたので、
「いや、靴磨きトラベラーだけど」
と伝えた。
自己紹介をしたあと、「良かったら靴磨きどう?」
と聞いてみた。
「じゃあ、頼む」
という流れになったので、オバハンの靴を
磨かせてもらうことになった。
#頼むんかい
人がゾロゾロ集まってきて、案の定囲まれた。
子ども達の服装から、このエリアが貧しい
ということは察する。
ゴミの塊から食べ物や使える物を探して
いる人もチラホラいる。
スモーキーマウンテンのような場所は、
フィリピンに限らず世界にあちこちある
ということを感じた。
ピンク色のクロックスを磨いて、オバハン
改めおばさんにお返しすると、さっきまでの
高圧的な態度は消え、喜んでくれた。
靴磨きは平和的解決策だ。
最後はみんなで写真を撮ったりして、お別れをした。
ザンビア、カプリムポシはタンザン鉄道がある
から潤っていると思ってだけど、厳しい生活を
している人達がいることも分かった。
そして駅に帰ってきて、野宿2日目。
夜は寒いしまだ若干腹は痛いけど、
モバイルバッテリーの充電も底をつき
スマホの充電が切れる可能性があるのが
一つの心配だ。
まぁ今日もいい経験させてもらってる。
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