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「丘の上の裏切者の館」は序盤のプレッシャーが少なくて好きです

「丘の上の裏切者の館」(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト)は、ホラーテイストが楽しいボードゲームです。英語名の「ビトレイヤルアットハウス オンザヒル」(Betrayal at House on the Hill )で呼んでいる人も多そうですね。

写真は、館の入り口そばの部屋でおきたイベントのせいで動けなくなった子供と、それを助けに来たおじいちゃん先生です。

このあたりまではそれでも平和だったんですよね。このあと恐ろしい出来事が起こって、みんなの仲は大変なことに……!


「丘の上の裏切者の館」は噂の幽霊?屋敷を探索に来た一行という設定で始まります。この設定好きなんですよね。

ある程度、館の探索が進むと恐ろしい事件が起きて、一行の誰かが裏切り者になったりします。その時の状況によって、どんなことが起こるかを記したストーリーがたくさんあるので、誰が裏切り者なるのか、何が敵になるのかは、毎回異なります。

なんで、最初は裏切り者とか決まってないんですよね。だから、途中までは単に幽霊屋敷に興味本位できた人たちの気分で遊べます。この序盤は「気ままに探索できる」というところが良いんです。気楽にルールの確認したりできますからね。勝利条件もまだ決まっていないので、有利不利とかもあんまりありません。

ゲームの競技部分が、開始時から即座に始まっちゃうと、緊張感高くなってしまうんですよね。不利な行動をして仲間の足を引っ張る心配とかも生まれちゃいますし。ルールあんまり把握していない序盤の一手のせいで負けたりするとか、気楽に行動できなくなっちゃうんですよね。

このゲームは、恐ろしい事件が起こるまでは、勝利条件に何が直結するかがわからないので、有利不利があんまりないんです。それがストレス少なくて好きです。

自分の行動のせいで他の仲間がダメージを受けたとしても、その後に自分が裏切り者になって以前の仲間を倒すという展開になったら、逆にお得な行動に変化しますからね。

事件が起こるころには、もうすでに何回か行動しているので、移動や判定といった基本的なルールはだいたい把握できており、わりとスムーズに行動できるというところもありがたいです。

勝利条件がわからないことと、裏切り者がいることにより、リーダーや奉行が生まれにくくなっているのが、このゲームの良いところですね。

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