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おまもり

 呪いが解ける日|夜更け #note https://note.com/lens/n/nb7d499187ec1

 随分前に読んだこの記事をけっこう鮮明に覚えている。なんでかって、自分にも思い当たる節がたくさんあるから。
 呪いを解いてくれる人に出会えるなんて、かなり難しいことだ。自分でなんとか呪いと向き合って、呪いを解くしかない。それが人生かもしれない。
 呪いの厄介なところは、自分の中に刺さってしまった言葉ってのは反芻しがちだということ。例えばとても暑くて湿度が高い、人で溢れ返る通勤電車のホームだとか、シャワーを浴びている時とか。そういうときに思い出して、自分を苦しめる。

 おまもりみたいな言葉、というのも生きているとふとしたときに出会うもので、これは率先して大事にしていかなければ不思議とするすると逃げていく。

 好きなグループのボーカルのソロツアーがあったので参加しました。
 SHOKICHIさんの言葉は、とてもパワーがあるなーと思っている。常々。
 大喜利的な意味でパワーワードが多いし、すべて詩だな!という意味でも力強くて好き。
 自我を持ってから夜は死にたい、みたいな音楽ばっか聞いてたし、そういう言葉だけが「本当」だと思ってたけど、明るくて祈るような希望みたいなものを歌うことも本当だと思えるようになったし、広く愛されてるアーティストが希望を歌ってくれることこそ希望たりえるなあと思ったりもした。
 どの曲も素敵だし、ピアノを愛情たっぷりに弾く感じも素敵だったし、MCで「辛いこともあるけど、新幹線で名古屋から一瞬だしYouTubeには色んな先生がいていい時代」というような内容のことを話していて、この時代に希望を見出してくれるなんてありがたいなぁと思った。

 年末はLDHの若手がたくさん出るライブに2日間参加した。有明から国際展示場駅まで歩くときにそのライブに出てたMA55IVE THE RUMPAGE の「Way up」を聞いてこれもかなり希望だなーと改めて思った。
 暗くなったときに好きな人が「今もいいでも未来もっといい」と謳ってくれるのはかなり救われるなあと思う。

 お笑いでも音楽でも本でも好きな人たちに貰ったおまもりを大切に周りの人に優しくしたいですね。
 本年もよろしくお願いします。

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