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駄菓子屋について深く考えた話

小学校の教師をやっている友人が修学旅行のしおり風に旅行の日程表を作っていたのを見てDMでやり取りをしていた。彼は修学旅行のようにおやつを350円以内に収めていてまるで本当に行くようにみえた。
そんな時にふと駄菓子の話になった。あわ玉とかまけんグミとか懐かしいよねと言う話や1個安いよねなどの話をしていたのだが、そこで私は深く考えてしまった。

まず、駄菓子って遊び心がすごいなという事。今は生産終了しているのだが、「わたパチ」はすごく面白いものだ。ぶどう味の綿あめの中にぱちぱちとしたキャンディが入っていて口に含むとキャンディの刺激が口の中で踊りだしたりするお菓子で幼少期によく食べていた。
あとは「そのまんまシリーズ」そのまんまグレープが有名なのではないだろうか?3個入りのガムの中に一つだけすごくすっぱいガムがあって3人同時に食べて誰がすっぱいのが当たったか反応を見て楽しむいわゆる一種のギャンブル性があってなかなか楽しいものである(私は一人で3つ食べてたけど….)

なんて駄菓子をひとつひとつ見ていると本当に面白い。

また、小さい子供(主に幼稚園児~小学校低学年)が駄菓子を買う行為は社会勉強の場なのではないかという事。

小さい子供が手にする数少ないおこづかい、気軽に買えるものが限られている。頑張ればスーパーでかっぱえびせんやポテトチップスが買えるかもしれないがそれは子供にとってハードルが高いと感じる。ましてや地球グミなんて程遠い存在だ。その数少ないお金で唯一買えるものが駄菓子なのではないか。

その手に握るおこづかいで自分が欲しいものがいくらか数えながら商品を手に取りレジでお会計して自分のものにするこの体験が子供たちの刺激になると思うのだ。そしてなにより駄菓子一つが安くて12円~(もしかしたら物価や消費税の上昇によってはそうでもないのかもしれない)なのでお小遣い次第ではいっぱい買うことだってできる。

ぜひ一度、駄菓子屋もしくはスーパーの駄菓子が置いてあるところにいってほしい。そして試しに300円あたりで一緒に買い物してください。
しかし、この時注意しなければいけないのが以下の2つ
・消費税がある場合は教えてあげてください
世の中憎いことに消費税の存在があります。それを知らずにピッタリ買ってしまうと予算オーバーになってしまい、悲しい気分になります。

・買うもの自体に口を出さない。しかし、予算をオーバーする時には助言をしてあげてください。子供が手に持った商品はその子がその時ほしいモノ。本人が後悔するのも彼にとって次につなげる学びの機会です。あくまでもサポートする立場で横にいてあげてください。

そして最後に私からの提案はお手伝いのきっかけにしてみる事。
人間は働いて賃金を得て生活をしていかないといけない生き物です。
いっぱいお手伝いしたらこれが買えるよときっかけを与えつつ、お金を大事に扱うように考えられるようになってほしいなって思います。

なんて私は子育てをしているわけでもないしこんな上からの態度で語るのはなんか違うのだが、やはり駄菓子屋という小さな店内にはそういった社会勉強できる場があるなと感じていて、この文化は廃れないでほしいなと思う。