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頭皮トラブルへの効果には甘草由来の成分

グリチルリチン酸2Kは、古くから漢方に使われる甘草から抽出される成分です。

2Kはジカリウムとも表記されるので、グリチルリチン酸ジカリウムで記載される事もあります。

原料メーカーの資料を参照すると肌荒れの改善やふけ・かゆみといった頭皮トラブルに対しての代表的な成分がグリチルリチン酸2Kで、代表的な配合例として薬用シャンプーや育毛剤がありますが、様々な製品に配合される事もあり、敏感肌用や乾燥肌用などのスキンケア商品にも配合している事もあります。

グリチルリチン酸2Kは配合上限が決まっている成分で、洗い流す製品の場合は0.8%以下、洗い流さない製品の場合は0.5%以下(洗い流さない粘膜の使用は0.2%以下)、薬用シャンプーや薬用リンスなどは0.8%以下、育毛剤は0.3%以下となっています。 グリチルリチン酸2Kは皮膚の炎症を抑える効果で有名ですが、近年ではセラミドの働きをサポートする効果も報告されています。

「くろあわ」にはペリセアが配合されています。 ペリセアは肌荒れ改善効果に優れていてセラミド様の働きをします。

もしかしたらですが、グリチルリチン酸2Kとペリセアの肌荒れ改善に対しての相乗効果がみこまれるかもしれません。

肝心な配合量ですが、「くろあわ」は使用方法に洗い流さない場合も考えているので、洗い流さない場合の0.5%配合しています。

相乗効果を考えた組み合わせが大事と書きましたが、その効果をしっかりと発揮する配合量も大事だと考えています。

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