霧谷と思考実験！「ただ乗り」

こんにちは、霧谷 海兎です。今日の話はただ乗り（フリーライド）に関してです。

僕は大学の勉強は結構しっかり取り組んだ方なのですが、やる気のムラが激しい人間なので、時間割の都合で取っていた嫌いな授業の課題とかは友達に見せてもらったりしていました。そういう意味では僕の立派なフリーライダーですね。

100の思考実験――あなたはどこまで考えられるか

今回も題材は100の思考実験からお借りしています。興味のある方はぜひどうぞ。

文章は少し書き換えています。

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エレノアは最近使いはじめたWi-Fiを気に入っていた。今まで自分が使っていたものよりも遥かに快適だからだ。しかし、このWi-Fi近所の家のものであり、エレノアはこれに便乗したのである。しかし彼女は窃盗とは考えていなかった。エレノアが使っている部分は余剰部分に過ぎないし、エレノアが使おうと使うまいと、持ち主の支払いが変わるわけでもないからだ。実際、彼女が使っている巧妙なソフトウェアのおかげで接続に便乗しても、持ち主の回線を遅くさせることもない。エレノアは得をするが、持ち主に損させているわけではいない。これの何がいけないというのだろう。

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フリーライドとは、何の貢献もなしに利益を得ることである。例えば、Youtubeであればどうだろう。普通、Youtubeの視聴者はコンテンツを見ることを利益として受け取るが、広告を視聴する。広告主からYoutubeに広告料が支払われ、コンテンツ作成者にその一部が還元される。広告を見たくない視聴者は、Youtubeプレミアムに加入し、直接課金する。しかし、Youtubeに課金することなしに、広告ブロッカーを使い、コンテンツだけ見ようとする人がいることも確かだ。このような人々は、他者に何の利益ももたらさず、自分だけ利益をタダで享受している。他人の迷惑にならなければ何をしてもいいのだろうか。フリーライドする人間ほど、他人に対して攻撃的で、すぐに文句を言うのは気のせいだろうか。