イカすJK


   私の賞味期限はあと1年数ヶ月である。


   現在、私は高校1年生の女子高生。1年後は高校2年生、数ヶ月経つと高校3年生になるが、高校3年生になった私は賞味期限切れである。

   何故、そんな期限があるのか?



   それを過ぎると、“女子高生”というステータスが使えなくなるからだ。


   いや、正確には、「女子高生なのに地下芸人をよく知っている」とか「女子高生なのにラジオによくメールを送っている」とかいう、いわば意外性というものだろうか。それが使えなくなるのだ。
   ずっと武器にし続けてきた肩書きだが、それには賞味期限がある。進み続けていく時間の中では当然の真理なのに、つい最近になるまで忘れていた。

   私はメールを送っているほぼ全てのラジオで「自分は女子高生である」と強調している。才能が無くても面白くなくても、“女子高生”という肩書きがあれば注目してもらえる要因になるから。それをいいことに、私はメールを送っているほぼ全てのラジオで、これを多用しまくっていた(なんなら、肩書きを失った自分の存在価値が分からない)。
   でも、それは女子高生の時じゃないと使えない期限付きの称号だ。嘘をつけば使えないこともないが、それは私の良心が痛むのでしないと決めている。これ、無駄に良心あるのがダメなのか高校卒業してもメール送り続けようとしてることがダメなのか分からないな。

   ちなみに、「高校3年生にはもう賞味期限が切れてる」と表現した理由は、大人にとって高校3年生というのはかなり大人びたイメージがあるので、高校3年生がお笑い好きでも意外性が無いと思ったためである。「高校1年生が虹の黄昏を好き」というのと、「高校3年生が虹の黄昏を好き」というのとじゃ、微妙に印象が違うと感じる。あくまで個人の感想です。

   と、そんなことに今更気がついて虚しくなってしまった訳ですが、その反面、「利用出来るもんは今のうちに使っておこう!!!」と自分の背中を押すきっかけにもなれました。一度嫌な考えが頭によぎるとずっとネガティブになってしまう癖があるので、早めに明るく変換できて嬉しいです。

   今のうちにJKというステータスを活かしまくって、ラジオにいっぱいメールを載せてもらおう!イカしたJKになりたい!って話でした。

   タイトルは「イカすJK」と「活かすJK」のダブルミーニングから付けてます。何も考えてない状態でこの題名つけてると思われたらヤバいやつになっちゃうんで言っておきます。脳みそ溶けた状態でタイトル付けてるわけじゃないんです。まぁこのダブルミーニングを思いつく時点でだいぶ溶けてるかもしれませんが



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