はじめてのキャンプ場
キャンプの楽しみかたの一つとして、はじめてのキャンプ場に行ってみるというのがある。
キャンプ場には様々な「クセ」があり、全く同じところは一つたりとてない。
例えばテントを張る向き一つ取っても、風の向き、時間ごとの景色、太陽の動き、障害物、テントの形状との関係等々。
そのキャンプ場のことがわかっていなければ、完全に手探りだ。
いかにベテランキャンパーであっても、はじめてのキャンプ場では勝手がわからない。
周りを見て、他の客がなぜそうしているんだろう?
このやり方ではダメなのかな?
それを色々考えて、自分の経験から多分こういうことなんだろうと導きだす。
コレが面白い。
答え合わせは、時間がきたら簡単にできる。
なるほどと納得できることがほとんどだ。
でも、敢えて周りと違うことをしていて正解なときもある。
常連客のとおりやることが、自分にとって正解とは限らないからだ。
同じキャンプ場に何度も行くと、そのキャンプ場を余すことなく楽しむことができる。
でも、はじめてのキャンプ場での試行錯誤は一回しかできない。
こんな贅沢な楽しみかたは他に無い。