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苦肉散歩とかいうガイアの夜明け

学会参加の関係でYouTubeから少し離れた生活をしていましたが、通知欄に『オタクにとって非常にやばそうな香りのする』動画タイトルを見つけ、全神経が硬直しました。(森本氏リスペクトの二重括弧を使用したはいいけれど、完全に痛いオタクと化しているのでこれだけにします。マ弁。)

そもそも私という未知との遭遇な方もいらっしゃると思うので、軽く自コンテンツを紹介します。

私は、普段「おこたしゃべり」というアラサー男性二人がただただ1時間話すところを生配信している謎のコンテンツに生かされているお笑いオタクです。アラサー男性二人とは、プロダクション人力舎所属のトリオ、トンツカタンのツッコミ担当森本晋太郎氏とよしもと・クリエイティブ・エイジェンシー所属のピン鳥山大介氏で、両名ともお笑い芸人を生業にしています。

右が森本晋太郎氏、左が鳥山大介氏です。参考までに。

前まではインスタライブの方で生配信していましたが、最近ではインスタライブのアーカイブが残らない(不具合か配信しすぎか呪い)として、YouTubeライブをしています。さらに、YouTubeの機能の一つである「プレミア公開」を覚えてしまった両名は、収録という魔の技法を存分に発揮し、オタクの1日を24時間から22時間30分前後に減らしています。どうして?

とまあ、簡単に言うと供給過多激ヤバコンテンツなのですが、先日とある動画が公開されました。

「苦肉散歩」

何のことはない、時間潰しのために夜の街を歩くお二人が、普段通り緩いトークを展開する三部構成(構成?)のシリーズ動画。

……。

サイッッッッッッッッッコウ!!!!!!!!!!!!!!!!!(クソデカ大声)

おこたしゃべりファンだけではなくて全てのオタクに問いたいのですが、

こういう動画、最高じゃないです……?

最高でしょ。普通に。

私にとって、この動画はマジ最高最高なんですけど、当人たちは動画内や生配信で「誰も見ない」「高評価2で続編を出す」「この動画を三回見るなら、他のことに費やせ」など、至極ネガティブな発言をしているので、私が無数にある好きな理由を3点に絞り、抜粋しました。思ったよりポエマーキモオタクの戯言なので、ざっと流しながら見てください。見なくてもいいです。

まず1つ目。
「生配信よりも遥かに感じる日常感」

そもそもおこたしゃべりは鳥山さんの自宅のこたつに二人で入って配信するところから始まったので、当初から日常感はかなり醸し出されてました。しかし、最近はカラオケでの配信ともあり、どうしても日常感は薄れ……まあそこまで薄れてもないけれど、自宅配信よりは非日常、いわゆるバラエティの為に作られた世界のような気がしてなりません。

しかしこの動画は、ほぼ完全な日常。普段彼らが生きている世界を彼らが歩き回り、その世界に存在しているものを題材に彼らが喋るのです。

例えば、第一弾10:21〜 どこかしらの角を曲がった時の会話
鳥山(以下敬称略)「すごいこんな所あったんだ」
森本(以下敬称略)「すごい来ないですけど……」
鳥山「来ないですよ。思いっきり住宅街ですらね」

また、同じく第一弾11:42〜 広い敷地を見つけた時の会話
鳥山「すごい、広」
森本「広いですねえ」
鳥山「めちゃくちゃ余ってんじゃん」
森本「うん」
鳥山「えっ めっちゃ余ってんじゃん」

新種のASMR?

上記なような会話から感じる「何気ない日常に彼らがいること」が、最高なんです。作られたものだけではない彼らが。「素の自分たちを小出しにさらけ出す」という行為は、オタク心をくすぐります。自分とは決して交わらないけれど、同じ世界線に存在するんだってわかるんですよね。気持ち悪い話、世界線って意外と大事なんです。二次元のオタクも同時平行でやっているので、なおさらです。
 ちなみに第二弾、第三弾もそういうシーンが結構あります。けど、森本さんにとってツッコミは日常も非日常も境目なく存在しているので、若干時空が歪んでます。

そして、2つ目。
「常に鳥山さんの一人称視点」

この動画はほぼ鳥山さんの姿はなく、鳥山さん自身が手にスマホを持って録画しています。なので、普段鳥山さんは森本さんとどんな距離感なのかがひしひしと伝わるのです。これは一つ目の理由にも通ずるところがあります。

例えば、このシーン。

ちっか。ウケる。

あとこの画像の注目すべき点は右端。影が写り込んでます。影って間接的に二人の距離感を示す重要な指標になると思うんですよ。丁度良くないですか?距離感。スマホの影が写り込んでるのも良(りょう)なんですよね。あ〜鳥山さんが撮ってるというのが、初めて動画内で視認できるんですよ……最高か?(第一弾、第三弾冒頭に一瞬自撮りするんですけど、撮影機器が写ってないので抜きにします)

これもまた1つ目の理由と同じように、"日常"の距離感なんですよ。普段カラオケ(or自宅)から座って配信する非日常から一歩抜け出した完全に限りなく近い日常。そんな日常の距離感がお二人は絶妙で、仲の良さが滲み出てるんです。

少し話は逸れますが、性別感情問わず人間二人の仲が良い姿というのは、誰でも惹かれるものです。それはオタクならなおさら。苦肉散歩にはそんな姿も映し出されてます。二人でいることが心地いい、そんな感情を垣間見て私も心地良さを感じないわけないのです。

そして3つ目
「どんな理由、場所であれ夜の街を散歩するのはエモい」

感覚的過ぎて伝わるかわかんね〜。

実を言うと私は夜の街を散歩するのが好きです。彼らは不可抗力で散歩せざるを得ない状況に追い込まれていますが(焼肉屋さんの順番待ち)、私は自主的に行います。何故かというと、一言、「エモいから」です。

夜の街は私にとって非日常であり日常。昼間はほぼ外にいるが、夜は家にいるという前提から夜の街は「非日常」ではある。けれど、親しい街、知っている風景、慣れている道であるのには変わらないので、「日常」である。夜になると街の雰囲気がガラリと変わるってこと、結構ありません?そんな不思議な感覚を感じつつ、夜風に当たりながら散歩するのが大好きなんです。最近は鬼のように不審者が出るのでしていません。修羅の国か?

つまり、夜の街を散歩するのはエモ。さらに好きなコンテンツを提供しているお二人が日常を非日常の中から小出しにさらけ出すなんて、あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!エッッッモ!!!!

以下は、動画のスクリーンショットです。

うお〜〜〜良い。街灯の少なさ〜〜〜。

夜の公園も良い。ちゃんとそこに触れる鳥山さん最高。夜の公園っていいんすよ。私は怖くて一人じゃ近寄れませんが……(…………)

こういうのね!!!ミスiDの人たちがこぞって背景に使ってそうな夜の標識ね!!!夜ってなんで標識とかめちゃくちゃ注目しちゃうんだろうね!!!!

あと何気ない公園を発見したり、適当な道を曲がったり、行き当たりばったりなところもまた魅力的。夜の散歩はそうでなきゃ。

以上、3点でした。いかがでしょうか?
個人的には読み返してみたら全部オタク特有の早口に聞こえるので、焚書したいです。(書?)

まあつまり何が言いたいのか。


こういう動画、死ぬほど撮って。金なら出す。


これに尽きます。

オタクは金を出す生き物なので、焼肉もおごるし、ただひたすら旅行をする二人も見たいのである程度出します。頼む。その代わり動画撮って。金は出す。その為に生きてる。だからその活動を、ゆったりとのんびりと時に革新的に進めてください。私は、あなた達を生きる糧としています。

だから、苦肉焼肉してください……。

以上、キモオタの戯言でした。

P.S.正直まだまだ理由はありますが(リアコ目線、吐息が良きなど)、さすがにキモすぎたので概論的な話に留めました。苦肉散歩シリーズがこれから続いたら書きます。個人的に。



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