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10/7(土)Revo's Acoustic Night 2023 〜Japanesque〜 1日目 レポ

10/7~10/9まで、3日間開催された、4年ぶりのアコナイ。
私はそのうち1日目と2日目は現地で、3日目は配信で楽しむことにしたので、現地にいた2日間のレポを残す。

これは1日目のレポ。


会場

品川プリンスホテルアネックスタワー

図:品川プリンスホテル(筆者撮影)

今回の会場は品川プリンスホテルのアネックスタワー。
品川駅からほど近くてアクセスが良いし、案内板が至る所にあるから助かる。
(私はとんっっっでもない方向音痴)

この5階にあるプリンスホールが会場。
アネックスタワーの入口には、ちゃんとご宴席名が掲げられていた。
4年ぶりに見えるアコナイの名前だぜ!テンション上がるゥ!!

図:ご宴席名一覧(筆者撮影)

5階に上がると、ホール入口にもちゃんとご宴席名の掲示。
前回2019年のアコナイとは異なり、待機するようなロビー的な場所はないので、エスカレーターを上がってすぐの場所で入場のための待機列が形成された。

図:プリンスホール入口(筆者撮影)

例によってプレミアムと一般で列が違うので、この日はプレミアムの方に並んでスッと入場。

会場内にはフォトスポットという名の日付入りの大きな一枚絵が設置されており、時間によっては長蛇の列ができていた。
頼めばスタッフに記念撮影していただけるので、ぼっちにもやさしい仕様だった。

図:フォトスポット(筆者撮影)
ちなみに筆者は自撮りをほぼしない

この日はプレミアム席だったため、比較的前方の卓だった。
(とはいえプレミアムの中では一番後ろ)

ホールの中は非常に広く、一定間隔でホテルスタッフがたくさん並んでいた。
私が席を探している素振りをしていると、すかさずダンディなスタッフがスッと近寄ってきて、席の番号を聞いて案内してくださった。

図:プレミアムの卓(筆者撮影)
私はこの日34-3席。

椅子を引いて座るところまでエスコートがあり、このサービスを体感したタイミングでホテルでのディナーだ~~~とウキウキが高まった。
(ちなみに私が比較的早めに来ていたため、このダンディなベテランスタッフは私へのサービスを例にしたらしく、直後若手スタッフに「こうやるんだよ」と指導していた。私は良い例になれたでしょうか?)

席がちょうど正面向きだったため、ステージが見やすかった。

座席配置図は写真NGだったので、言葉で説明すると、まぁ縦長の部屋。
たぶんいくつかに分けることが出来る宴会場を全部ぶち抜きで使っていたと思う。

図:卓から見たステージ(筆者撮影)
図:ステージを間近から(筆者撮影)

楽器の配置が結構新鮮だった。
コンサートの場合、たいてい向かって左側・舞台下手しもてにギターとベース、その後ろにドラムだけれど、今回は逆で右側・上手かみてだった。
あっちゃんが向かって右側にいるのかなり新鮮。

あと箏が3面だった。絵馬コンのときは6面あって、本間さんが箏要塞に閉じ込められていたから、それと比べると簡素化。

日によってテーマカラーがあり、この日は
舞台は食事が終わるまでステージはずっと赤色のライトで照らされていた。
だからライトも赤だし、配布された記念ピンバッチも赤。後程配られたオリジナルカクテルも赤だった。

あと、舞台の左右に障子?みたいな部分があって、向かって左側・上手が2×3で6枠、右側・下手が3×3で9枠。
ということは間は7と7.5と8と8.5ですね。

食事

この日の御献立

図:本日の御献立(筆者撮影)

プレミアム席だったため、先付けがあって全部で6品。

そして後から判明したことだが、料理名はその日にやる曲を暗示した名前が多かった。

先付け:咲く花や散りぬるを

図:先付け:咲く花や散りぬるを(筆者撮影)

先付けとは、会席料理で最初に出る前菜・お通しのこと。
これは出汁が染みた青菜と子持ち昆布の上に、キレイな花びらが飾られている。
プレミアム席限定で追加された一品。ありがたく頂戴した。

青菜は柔らかく出汁が染みていて、子持ち昆布のプチプチした食感がアクセントになっていて良かった。

何となく料理名からして『私の生まれた《地平線》』やるのかなと思ったけれど違った。『恋では花を散らせない』のほうだったわ。料理名では散ってけどな!

先付けと前菜は特に和食っぽい料理で、お箸でいただいた。
箸留めも凝っていて、水引とかで見るあわじ結びかな?
(違っていたら申し訳ない)

図:箸留め(筆者撮影)

前菜 :夕暮れ杏子と和前菜の盛り合わせ

図:前菜:夕暮れ杏子と和前菜の盛り合わせ(筆者撮影)

カレイ、生姜、鳥松風、海老、帆立、合鴨、杏子あんず
鳥松風は、鶏ひき肉と調味料を練って焼いたもののこと。松風焼きとも言うかな。

カレイがふっくらしていて、味も濃すぎずおいしかった。
(私は薄味が好み)

「夕暮れ」はつまり黄昏で、ハセガワさんのソロ『黄昏の賢者』の暗示だった。
確かに杏子が夕陽みたいに綺麗な橙色で丸いね。

椀物 :お吸い物に願ひを!

図:椀物:お吸い物に願ひを!(筆者撮影)

枝豆豆腐、キス、大根、人参、陸蓮根おくら

ちょっと写真だとわかりにくくてごめんだけど、人参が絵馬の形だった。
一番下にある柔らかい立方体っぽいのが枝豆豆腐。

これ、現地で食べた人ならわかると思うんだけど、なんか食感というか触感がスライムみたいだった……。
味は別になにも悪くなくて、ただあまりにも食べ慣れていない触感で戸惑ってしまった。

料理名はもちろん絵馬に願ひを!そのものを表しているのもあるだろうけれど、アンコールでやったRevoソロ『狼樂大社』の暗示かな。

焼物 :祝い宴の隠し味

図:焼物:祝い宴の隠し味(筆者撮影)

牛肉、ねぎ、温野菜。
温野菜は人参、ししとう、ヤングコーン、シイタケかな?

和食に全振りって感じではなくて、これは一見洋食寄りだね。
ただ葱味噌が添えてあったから、和の要素も取り入れている感じ。

この後のコンサートパートでRevoから言及があり、隠し味が何かはクイズ的に楽しんでほしいとのこと。
このあと3日間とも食事に関するクイズがあった。

この日の「隠し味」は「からし」だったらしい。
そういえば同卓の方で、食べてすぐに「からい味がする」と言った方がおり、そう考えると味覚めちゃくちゃ鋭敏だったんだな…すごいな……。

なお、せっかくのお肉料理だしと思って、赤ワインを頼んでみた。
すると、注ぎに来たスタッフが一回注いだ後、

スタッフ「すみません、あと(ボトルの残りが)これだけなので、全部注いでいいでしょうか…?」
私「……wwwwではせっかくなのでwww」

ということで、他の席より1.3倍くらい多く注がれた
この赤ワイン、かなり飲みやすくておいしかった。

料理名からわかりやすく、これは『《祝い酒に隠し味を足してあげる理解者?》な男』の暗示だね。

御食事:御味噌汁の――味が美味い!(もちろん鰻も)

図:「もちろん鰻も」の部分(筆者撮影)
図:味が美味い御味噌汁(筆者撮影)

鰻、ご飯、味噌汁、香の物。
もうお品書き見た時に笑ってしまったよね。味がして本当に良かったよ。

ただ非常に残念なことに、この辺りから、給仕面については少し気になりだしてしまった。
明らかに卓による給仕タイミングの差が大きくなっていて、早い卓と遅い卓で10分以上タイムラグが出ていた。
私のいた卓はおそらく一番遅かったかな。

そしてスタッフも焦っているのか、少しずつ態度でも気になる点が……。
たとえば、ドリンクを頼むために呼び止めると

スタッフ「あ~~…ちょっと待ってもらっていいすか?」

この言葉遣いというか態度はさすがに、ホテルでの給仕としてはよろしくないかな……。

甘味 :いずれ壊れゆく黒き丸屋根の傍で

図:甘味:いずれ壊れゆく黒き丸屋根の傍で(筆者撮影)

チョコレート、抹茶、フルーツ。
フルーツはチョコレートのドームの中にも隠されていた。

これ、もし暗示しているならば愛美さんのソロ『壊れたマリオネット』だと思うのだけど、あんまり関連性が見つけられない……。
「壊れゆく」くらいか。

人によってはひとつ前の御味噌汁とごはんとこのデザートが同時に出てきてしまうくらい時間が押してしまっていた。

また、デザートのタイミングでコーヒーor紅茶or日本茶を選べるはずが、スタッフが焦っているのか「コーヒーで良いですか?」と決め打ち確認になっていて、コーヒー以外が良い人が少し申し訳ない雰囲気で頼む感じになっていた。
紅茶も日本茶も、申し訳なくなる必要ないはずなのに……。

乾杯用のノンアルカクテル

図:オリジナルカクテル(筆者撮影)

本日の乾杯用カクテル。
真っ赤で、ミントの葉が飾られているノンアルカクテル。
さわやかで飲みやすい味だった。

確か名前は「バーミリオンナイト」。
バーミリオンは朱色に近い色だから、カクテルの色味とは少し違うかな。
カクテルはもう少し青みを感じる赤だった。

ただ変に緋色を連想する名前にすると、サンホラで緋色はほぼ血の色なので物騒過ぎる。
朱色であれば、歌詞中ではほぼ夕暮れの色を指すので平和。
だからバーミリオンで良いのかもしれない。

コンサート

演者

【Vocals】
・Revo
香西こうざい 愛美あみ
・ハセガワ ダイスケ

【Musicians】
Keyboard    :五十嵐いがらし 宏治こうじ
Guitar      :大橋おおはし 英之ひでゆき
Drums     :Ken☆Ken
篠笛/Flute    :高桑たかくわ 英世ひでよ
Bass      :長谷川はせがわ あつし
箏       :本間ほんま 貴士たかし
和太鼓/神楽鈴/鼓:由有ゆう

アコースティックナイトテーマソング

正式な曲名がわからんけど、最後に「Revo's Acoustic Night」って言うし、五十嵐さん(だったかな)がテーマソングって言ってた気がするので、とりあえずテーマソングと呼ぶ。

コンサートと比べると楽器の種類こそ少ないけれど、そのぶんひとつひとつに見せ場があって、これはこれで良さがあるよね。

紫青の参道(犬彦ルートver)

いきなりちょっと予想外だった。『紫青の参道』は絵馬に願ひを!の中では後半に来る曲だから、最初に来ると不意を突かれた感じがする。

この日の歌い手出演者は香西こうざい 愛美あみさんとハセガワ ダイスケさん。
男性の声でのわをんパートは新鮮だった。

この日の衣装は、Revoが袴。
愛美あみさんが赤いドレス、ハセガワさんがシルバーグレーの光沢のあるスーツ。

ハセガワさん眼鏡だったけど、もともと眼鏡かけてる方?
X(旧twitter)でお写真見る限り、眼鏡はかけていないような…?

ハセガワさんがだいぶキラッキラしたスーツのため反射がスゴイと話題に。
配信で観るより生で見たほうが反射すごかった。

ハセガワさん「反射が一番奥の席まで届いてると思う。輝いてるー!?」
観客 \良い意味でー!/
ハセガワさん「思ってたのと違う反応だった」
Revo「昔そういうのがあったんだよ」

ということで、「輝いてる~?」「良い意味で!」のコール&レスポンスが発生

声出せるって最高!!!
あと、声を出さないコンサートに慣れてしまっていたから、早々にコール&レスポンスの機会があったのは良かった。曲中いきなりだったら出遅れたかもしれない。

そして、そのやり取りするなら赤いドレスの愛美あみさんのほうが良いのでは?
ということで、愛美あみさんも「輝いてる~?」「良い意味で!」のコール&レスポンスが発生

なおこの辺の会話している間にも、後ろで本間さんが爆速で調弦
絵馬コンぶりに見たわこれ……。

あと配信で気づいたけど、Revoのグラサンあんな紫だったっけ?
配信上の光の加減? 普段普通に真っ黒いやつだったと思うんだけどな。

そしてMC中に乾杯のお時間。
演者のためにカクテルを持って来たスタッフを見てハセガワさんがふと質問。

ハセガワさん「絵馬の時にはいなかった方ですよね?」
Revo「そうですね、ホテルの方なんで神社の方ではないですね!w」
観客 \wwwwww/

バンドマスターは五十嵐さん。
アレンジのコンセプトとして、出だしで何の曲かわからないようにしたらしい。確かに1日目2日目、それから配信で観た3日目も、特にカバー曲は出だしで推測できないものが多かった。

Revo「アハ体験っていうんだっけ?アハ体験楽しんでください」

ということで、イントロアハ体験ナイト開始。

恋では花を散らせない

まぁ今日の二人ならそりゃそうよね。
ただ、鹿島かしまパートもハセガワさんだった。ヤバみが増してるのよ。月人の声で「いそいそいそ急いでないから」とか言われるとびっくりするよ。
鹿島パート始まった瞬間、観客がすっごいざわついた。お前がやるんかーい!

ただRevo曰く、あそこでRevoが出たら面白さが強すぎるのでああなったとのこと。
いやわかる、確かにそれはそれで別の意味でお前がやるんかーい!だったと思う。

MCのときに、

ハセガワさん「コクっちゃってるんだもん」
ハセガワさん「あれどういう気持ちで僕も言ってるんでしょうね」

いや本当になwwww

あと、最後の「らららんらら らららんらん」のところ、途中愛美あみさん(というか姫子かな)がちょっと笑ったのよね。
でも「僕の生徒だよ」の後は歯を食いしばったような、口の端をぎゅっとした表情だった。

一緒に踊るときは自分と近い人を見つけた安心感で笑いが出たけど、その後の月人の振る舞いで一抹の不安も覚えたって感じかな。

壊れたマリオネット

愛美あみさんソロ。出だしに愛美あみさんのアカペラが入った。
語りもオリジナルと比べると感情がこもっているようにアレンジされていて、怖がっている・怯えている感じが強まっていた。

間奏前というか1番?は笑ってたのに、間奏後は不安そうな表情に変わっていたのが印象的。

もし姫子(たち)が、何度も参道を繰り返させられているって気づいたら、

同じ動きを繰り返す 壊れたマリオネット
悲しんでいるの? 泣いているの?
お願いもう終わらせて・・・

Sound Horizon. (2002). 壊れたマリオネット [Song]. On Thanatos.

みたいな心情になりそうだよね~~~……。

あとそこまで音程ズレは気にならなかったけど、ちょっと愛美あみさん歌いにくそうじゃなかった?
イヤモニの返し弱かったのかな?

インスト:追憶は郷愁の調べ(永遠の刹那?)

BRAVELY DEFAULT FLYING FAIRY Original Soundtrackより、原曲はこれ。

この2曲、旋律一緒なのよ。
ただ『追憶は郷愁の調べ』はフルートが主旋律だから、おそらくこちらと判断。
(『永遠の刹那』をフルートアレンジしたと言われたらもうわからん)

間奏曲

ベース&ピアノセッション。
位置的に上手一番端と下手一番端で距離あって目も合わせづらいだろうに、空気感っていうのかな、生きピッタリな感じでめっちゃくちゃカッコイイ。

インスト:縛るものと別つもの

インスト曲2つ目。BRAVELY DEFAULT II Original Soundtrackより、原曲はこちら。

進撃とブレイブリーデフォルトⅡは特にコロナ禍の影響を受けて、コンサート形式で観る機会は無かったから、本邦初公開。円盤化してくれ!

このあとあっちゃんのベース講座。
使っている3種類のベースの違いを教えてもらった。

黄昏の賢者

ハセガワさんソロ。ゴリゴリアレンジ盛ってた。
初めて月人つきひとではないハセガワさん観たわ……。

賢者、つまりクリストフって自称天才犯罪心理学者なんだよね~~~。
月人って犯罪者なわけでさ~~もうさ~~エモいとかじゃなくて情緒ぐわんぐわん揺らしにかかってるよねもう。

途中「お手を拝借!」とかやっててめっちゃ盛り上げにかかってた。
結構スキャット(アドリブ的にルルル~とか意味のない歌詞の歌を入れ込むこと)も入ってたし、その場のノリを全力で楽しんでいる感じ。

ハセガワさん最後ちょっと台詞飛びかけてたけど、リカバリしてた。プロの根性を見た。あれよく取り戻せたと思う。

あと歌詞がちょこちょこ原曲と違った。
これが原曲。

煌めく永遠とわの星屑 → 其れはcinq/サンクだ…
単純な素数かず0301え ← 真理は宿る…

Sound Horizon. (2006). 黄昏の賢者 [Song]. On Roman. KING RECORD.

こっちがハセガワさんが歌った歌詞。

煌めく星の屑 → 其れはcinq/サンクだ…
単純な素数かずにこそ ← 真理は宿る…

※この日の歌唱で聴こえた歌詞、書き起こしのため誤差がある可能性あり

この辺かなりリズム変えてたから、「星の屑」のほうはそれに合わせたのかもだけど、「にこそ」はたぶん1番につられたかな。

とりあえず呼びかけた相手がちゃんとクロエで良かった。姫子だったらどうしようかと思った。

あと動き回るハセガワさんみて、改めてスタイルすご~~~脚なっが~~~って思った。
月人のヤバさじゃなくて、ちゃんとハセガワさんのカッコよさとして認識できるようになって良かった。

《祝い酒に隠し味を足してあげる理解者?》な男

絵馬コンでこのエンディングの日には観に行ってなかったから、聞けて良かった。

佐久夜さくや 姫子ひめこ月人つきひとが両方出る曲で、お品書きの味噌汁を考えると生命…か生命!の可能性あったからソワソワしていたけれど、月人つきひと逮捕エンドでした。

「決定的論理的物的証拠もなしに」のところ、噛まずに口がまわるのは凄いな…と思った。

配信はここまで。これ以降は現地だからこその内容。

DJ Revo:私我が繋ぐは新しき神話 & 私の友達

『私我が繋ぐは新しき神話』はプレミアム席の事前投票で選ばれた曲。
ただ絵馬の曲は短い曲が多いから、プラスもう一曲ということで『私の友達』も追加。

狼樂大社

「絵馬に願ひを!」を声出しできたの感無量だった。何ならこの日一番グッときたの、ここだったかもしれない。
絵馬コンで出来なかったからね……。

「最期にキミの... 背中を蹴つた...」のところで力強く右足で蹴り飛ばす仕草していたのが印象に残った。

途中神社の歌詞と間違ったところとは別に、明らかに歌詞が通常と違うところがあった。

フタリでは... 狭き細道...
ヒトリ消えゆく... 定めと知りて...
最期にキミの... 背中を蹴つた...
遠い...遠い...記憶...

Sound Horizon. (2023). 狼欒大社 [Movie]. On 絵馬に願ひを!. PONY CANYON.

フタリでは... 狭き細道...
いずれ消えゆく... 定めと知りて...
最期にキミの... 背中を蹴つた...
遠い...遠い...記憶...

※この日の歌唱で聴こえた歌詞、書き起こしのため誤差がある可能性あり

これ、おそらく「作詞中候補にあったもののボツになった歌詞」。
(Revoが頭にあったそういうものが口から出てしまうことがあると言っていた)

ここ採用された「ヒトリ」のほうだと、双子のうちどちらが消えるかわからないから、自らもう片方のために譲った(背中を蹴ってあげて自分のほうが消えた)になるけど、
「いずれ」のほうだと既に自分が消える方だと確定しているような印象に感じた。主観がより強くなるというか。

たった3文字でも結構印象に影響するんだなぁ、言葉って大事だな……。

なんか最後の方のMCで、バンメン紹介あった時だと思うんだけど、

高桑さん「羽織着せてもらって、旅館のおやじと言われました」
本間さん「同じ羽織を着ているので旅館の二代目です」

って言ってたのが面白かった。

栄光の移動王国

いつぶりかわからないくらい、ひっさびさに歌った。
ずっと振りだけだったからね……。

ちなみに歌詞カード無し完全暗記前提だったので、ローランスキルを試された。


終わりに

以上、ここまでがレポでした。

なんとなくアコースティックというから、こうジャズっぽいというか、しっとり系の曲をやるのかなと想像していたのだけど、『黄昏の賢者』とかは盛り上げる感じだったし、良い意味で予想と違った。

あとは、演者は絵馬のキャラではなく、演者そのものとして出演しているから、ストーリー性は最優先項目ではなかったと思う。
実際3日間とも、あくまで音楽重視って話がたびたび出ていたし。

絵馬のキャラが歌ったらエモいチョイスでもあったけれど、絵馬のストーリーを紐解く上での重要なヒントとか、新情報ではなく、あくまでそういう二次創作的な楽しみ方ね。

また、楽器の紹介にしっかり時間を割いていたのも印象的で、音楽を楽しんでほしいという印象を強く持った。
3日間いろいろな楽器について知ることが出来て、なんならその楽器と歴史との結びつきまで教えてもらえたのもとてもありがたい機会だった。
なんていうか、楽しそうにしている人から楽しそうに教わると、こちらも楽しいしより興味を持ちやすい気がするのよね。


他のコンサートレポはこちらから。

―――

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他にもSound Horizonの楽曲考察記事を書いています。

更新履歴

2023/10/11
 初稿
2023/10/13
 配信観て思い出した点加筆


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