チョキピースな2月、それに比べて春は最悪

 あまりよくないことが立て続けに起こって体調もメンタルも底だった1月に比べれば、2月はまだ良い感じで過ごしている。ただ、個人的に四季は秋冬冬冬が良いと思っているので、お日様が肩をぶん回して日が長くなり、ダウンがいらなくなるほど暖かくなってしまうと思うと涙が出るくらい憂鬱。特に4月は入学や就職など新しいことが始まる季節で、いろいろなことが期待に満ちていてキラキラしていて気持ちが沈む。私は根っから暗い性格なので「明るい」「あったかい」「キラキラ」みたいな陽の事象が総じて苦手なのだ。よって春がめちゃめちゃ苦痛。夏は論外。あれは人が生きていける季節ではない。(気温的な意味で)

 久しぶりに劇場に行けた。R-1グランプリ東京準々決勝2日目。もうめちゃめちゃに楽しみにしていた。賞レースの予選、しかも準々決勝ともなれば確実におもしろさは保証されている上、普段はコンビやトリオで活動している芸人さんのピン芸が見られるのだ。こんな貴重な機会はほかにない。結論、全員おもしろくてずっと口角が上がりっぱなしの3時間だった。
 計算外だったのは斜め前に座っていた男性客の背が高くて、ステージ真ん中でフリップ芸や大喜利をやる芸人さんの姿がほとんど見えなかったこと。通常の寄席やネタライブは女性客は7~8割なのに比べて賞レースは男性客も半分近くいるので、視界がいつもよりも悪かった。でも私も女にしては背が高めなのでお互い様だから仕方のないこと…と言い聞かせてなんとか見える角度を探しながら見た。終盤は疲れてきたのか、男性はちょっとずつ猫背になってステージが見えるようになったので良かった。
 感想を書くのがネタバレに繋がりそうなので控えようと思うけれどこれだけはいいでしょう、山口コンボイさんの大ジャンプを始めて生で見られて非常にチョキピースでした✌(『山口コンボイ ジャンプ』で検索すればすぐに出てくるので)
 それにしても、ルミネのあの広いステージに1人で立って笑いを起こす芸人さんたちがかっこよすぎた。素人目にしかわからないけれど、誰も大きなミスなくやり終えていたと思う。(比べるのは失礼極まりないことは前提として)中学生のときのピアノの発表会でまるまる十小節くらい大幅に飛ばした私からしたらもうそれだけで本当に凄い。終演後、ピン芸人かっこよすぎ~~~と思いながら恥も外聞もなくCreepyNutsを聴きながら会場を後にした。決勝楽しみ、全員バレちゃって!

CreepyNuts / バレる

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