人のカラダが食べ物でできているなら・・・
ハーフの人ってかっこいいと思う。
見た目はもちろん、日本以外の遺伝子が混ざっているのは特別感があり憧れるものがある。
ふと思ったのだが、ハーフは遺伝に限らなくても良いのでは?
外見は変えられないしどうしようもないが、毎日のカラダをつくっているのは食べ物だ。
たとえば肉を食べるとしよう。
それがアメリカ産やオーストラリア産で、それを食べたら自分の血となり骨となり肉となる。
自分のカラダのなかに異国で作られたものが流れているということは、純粋な日本人ではない気がする。
となると、もはやハーフどころではない。
僕はよくウーロン茶や紅茶を飲むのだが、そうすると中国やスリランカやアフリカで育った色んな国の大地や空気を浴びた茶葉を飲んでいるわけで、それが体内に巡り巡って僕の一部になる。
それに果物が好きでグレープフルーツやバナナをよく食べるし、チョコレートも好きだしパスタも食べる。
だから1日のうちで、色んな国が混ざりに混ざっている。
なんだかカッコいい。
これを思春期まっさかりな時期に知ったならば、中二病が長引いていたかもしれない。
「異国の血が〜」とか友達に話して、大人になって皆で集まったときには酒の肴にされていたに違いない。
だから気づいたのがアラサーで良かったし、恥をかかずに済んだ。
ふだん何気なく買っている食材たちも、そう考えると何産なのだろうと考え興味が湧いて知りたくなる。
毎日の当たり前の日常が、ちょっぴり楽しくなるそんな発見だった。
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