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はじめてのパソコン

私の学校では小学4年生から毎週2日か3日
放課後にクラブ活動をすることになっていた。

女の子に人気のクラブ活動は
手芸クラブや手話クラブで
運動だとバトミントンクラブが人気があった。

一通り体験してみて最終的に決めたのは
当時はじめて創設されたパソコンクラブだった。

パソコンクラブは5人程度しかいなくて
女の子は私一人だった。

当時最新機種だったWindows95が設置されたばかりで
パソコンを使いこなせる先生もろくにいなかったので
クラブ活動と言えど
プログラミングを学ぶとかそーゆーことではなくて
パソコンに最初から内蔵されているゲームをひたすらやる
というクラブだった。

内蔵されているゲームは
ソリティアとかハーツとか5種類しかなくて
私はその中でもHOVER!とマインスイーパーというゲームを
ずーーーっとやっていた。

特にマインスイーパーはかなりやりこんでいて
1番難しい階級をどれだけ早くクリアできるかに躍起になっていた。

クラブ活動の日はくる日もくる日も
ずっとゲームをやり続けていたのだが
よく飽きなかったなと思う。

ただパソコンと向き合う時間が好きだったんだ。
誰にも邪魔されずにひとりで黙々と集中できて
自分だけの空間に没頭できた。

今思うとこれが私の原点だったかなと思う。

今もフリーランスになって家でひとり
パソコンに向かって仕事しているわけだけど
集中すると何時間も平気で座って没頭している時がある。
本当この癖どうにかしたいんだけど。
10歳の頃から何も変わっていないんだなとつくづく思う。

仕事もそうだけどゲーマー気質の血も
この頃からうずうずしていたんだなと感じる。

最近一番古い記憶から遡って思い出してみているけど
3歳の頃から好きなものや根本的なものの考え方や人との関わり方などなど
なぁーんにも変わっちゃいないのだ。

周りのみんなは大きくなるにつれておしゃまさんになっていくけど
私は小さい頃から体だけが大きくなって
中身は何も変わらないなって感じがしていたのだが
まぁ本当にそうだったんだ。

見た目は大人、頭脳は子供
某名探偵と全く逆なわけだ。

おもしろい。

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