自分が遺族になったこと①

母が亡くなったことについて、何度か書こうとして挫折していた。
気持ちを整理するためにも書きたい気持ちはあるのだが、細切れにしか書けないと思う。

母の葬儀は親族の希望で、仏式で執り行った。
そのことは後悔していない。
葬儀は残された親族のために行うものだと思っている。私以外にクリスチャンがいない状況であったし、菩提寺もあるわけで、焦燥している家族に負担をかけたくなかった。
ただ、母の病気の回復を祈ってくれていた教会の人たちへの、どことない後ろめたさはあった。

(つづく)

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