音読会の反省会
今日は音読会の日だった。今回の戯曲はイプセンの「人形の家」だ。
今までになく準備をして、できるだけたくさん読めるようにタイムも切ってみた。でも結局時間もオーバーしたししっくりこなかった。
そもそも2時間という限られた時間で、こういう長編の戯曲を全て読みきることはできない。長くて名作だと言われているものほど、また、対象が初心者の場合は目的をシンプルに定めていることが必要だ。1回目の「ロミオとジュリエット」が良かったのは、2幕2場のバルコニーのシーンに絞ったことだった。
今回も同じやり方が良かったなと終わってから気づいた。今回の進め方はおそらく中級者むけだった。初心者はストーリーは説明で終わらせて、ヘルメルとノーラの変化に絞って3幕読んだほうが気持ちも通るし、ギキョクの良さが伝わると反省した。初心者向けは、中級者向けでもあるのだ。
戯曲を声に出して読むことは、朗読とは違うので本当に良い行為だと思う。忘れてしまった感情を思い出すこともできるし、なにより普段なら口にしない言葉を口にするという体験は得難い。声に出すだけで変化が現れるものだ。
ただ、ちょっと進め方が平坦になってきたので、次回からはもっと自分が楽しめるようにしたいと思う。次は青い鳥だから、人間でも無いし、ナチュラルな表現を求めるわけでも無いので、かなり遊べるはず。
今回の反省点を生かして、変化していこうと思う。
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