大人気ないおとなと大人気があるおとな

こどもたちに囲まれる日々が終わってほっとすると同時に、寂しくもある。こどもたちのエネルギーとかパワーはほんとうに素晴らしい。こどもたちに会う機会から断絶されがちな大人社会に住んでいると、もったいないなって思う。ちょっと無理してでも触れることで、気づくことがたくさんあって、おとなだと思うと同時に、何も変わらないはずなのに変わってしまった自分を省みるよい機会になる。
こどものころこんな大人になりたかったのかどうか。あのときなりたかった自分に今は少しでも近づいているのかしら。
大人になるということはどういうことなのかと思う。自分で自分の機嫌を取れたり、理性的になったり、人の話を聴けるようになったり。
成熟とかいろんな要素はある。そして、わたしは大人気がない。大人気がないままぶつぶつ言い続けているのはよろしくないなとおもう。みっともない。かっこいいとか理性的とか、思慮分別にたけているとかそういうのが大人かなっておもっていた。しかしどうやら大人という生き物はそうではないみたい。いっそのこと、もっと大人気ない大人でいるしかないのかなと思ってきた。
社会は大人気ある大人たちで成立している。そういう人たちはかっこいいなと思う。
大人げある大人たちだけでもきっと味気ないんだろうなとも思うので、おとなげなさを生きる意味を考えてみる。

ぜんぜん関係ないけど、きつねのおあげを甘く美味しく仕上げるのはいがいと難しい。