六枚道場010 感想
いやぁ、とうとう10ですよ!六枚道場!毎回投稿!私偉い!あと二回で一周年、ほめてほめて!ネタとかこれ書いてとかでもいいよ!
みなさん、一周年ですよなんかお祭りしませんか、オンライン打ち上げみたいなの。
今回は師走だからというわけでもないですが私に合ったものだけ取り上げます。短いとかは疲れているからです。
グループA
「身につけるもの」草野理恵子
ハイヒールとかピンヒール履いたことないし、たぶん履けないんですけど、なんとなく不自由さを描こうかなといった印象を受けました。
ニュースで見るような雪の日にハイヒールでアスファルトを歩く(すべるよ)OLさんみたいにはたぶん私はなれない。あれ会社の近くで履き替えちゃだめなの?
「ローブ(外套)」じゃなくて「ロープ(縄)」でっすか、やっぱりなんとなく女性の感じている抑圧みたいなものを書こうとしているんですかね。
え?私には縁遠そう?そう見えるだけかもしれないですよ。
「王水」田中目八
王水っていうのは梨の種類のことじゃなくて「金を溶かすことができる水」のことです。
全体的に不可思議な感じ、なんとなくハギワラさんがこういうの好きそう。
それはともかく初めまして!
「まじないもまた呪い」そうですよね、占いとかもたまに「呪いでは?」と思うのもあって、なんだかなぁと思っています。
「ことば」星野いのり
これ私が言った「男にまみれて公園で植栽をする若い女性」からかな……?
+ことばみたいな?違うかな?「てふてふ(蝶々)」とか古語がいい感じ。
植物などの感じとことばの感じがいいですね。
なんかこう、一回「同じテーマで色んな作者さんが書く」ってやってみたいですね、すごく色んなものが出て来そう。
グループB
「ノン(ノン)フィクション」紙文
男性には若い女性でもあてがっとけはよいだろうガハハ……。
あー、そんな理由で仕事(警備員)振られたときは大変だったな、気を使ってやさしくしても変な勘違いされるし気を使わなくっても嫌な目にあうしセクハラ(官能小説を渡されて読むよう薦められた)にはあうし。
文中にあるように藤子・F・不二夫みたい、藤子F氏のSF短編集はいいぞ。
この主人公も実在すると思い込んでいる先生の作中人物だったりして。
グループC
「肉汁公の優雅な偽装生活の終わり」ビスケット・オクバ
なんとなく大型新人の予感、なんかこの人私に小説の書きかた似てない?サモンズ☆ドアあたりのやつ。
嘘が嫌いで人が頭で作ったものなんか読んでもだからあまり小説を読まない、(で嘘は言う)友人のことを思い浮かべました。
この女の人小説読むよりノンフィクションとか学術書とか実用書でも読んだらどうかなと思った(前述の友人もそういうのは読む)けどなんでここにいるのかなぁと思ったときにひょっとして……と思ったけど全然そんなことはなくてからの急に文変わるし。
フィクションだって「その人の心の中で起こったこと」と読めばノンフィクションに近いし作中人物コントロールできない人もいるからあながち嘘とは違う気が。
グループD
「雲上都市の少女」ミガキ
読んでなんとなく伊予夏樹さんおもいだした……。
いつでもいいからかえって来てください……(´;ω;`)ウゥゥ
えぇっと、確か古代とかになるとこの作品にあるみたいに女性上位は珍しいことじゃないみたいです、ライオンとか雌がえらいのも自然にはよくある。
で、フェミニストとかは、女性上位にしたいんじゃなくて、公平にしてほしい、差別じゃなく区別してほしいんだと思います。
私的には生物学の先生がなんかで言ってた「女性は、精子を運ばせようと男性を作って、ついでにそれにいろいろやらせようと思った」説が好きです。
女性社会から外に出たらこの主人公は何を思うだろう。
「浅香さんと私」海棠咲
ソフト魚食べたらどうなるんだろう(好奇心の塊)
作者さんの性別がわからないけど、同性愛でもなければ友情でもないしただの知り合いでもないしという微妙な女性のしかも成人同士の感情ってわりと書くの難しくって、これはそれがよく書けていると思います。
浅香さんも主人公もなんとなくやぼったかったり浅香さん少し髪染めてたりすると私好み、下妻物語みたいな。
ヤンキーが読書するかって?私の友人ちょっとそう(ヤンキーに)思われてるかもだけどするしどくヤン!っていう漫画も面白いよね。
グループE
「ひとりぼっちのアンサーソング」本條七瀬
女性同士のこういう関係が好きそうなフォロワーさんいるしこの裏で色々とか女同士あるあるで作者さん女性の人かな?
歪んだ愛情というか、理想像勝手につくって幻想してる感じが幼くていい。
「明るい」伊川佐保子
かめかわいい。
グループF
「ダウナ&アツパ」乙野二郎
お前たちの平成って(略)
タイトル好きです、なんか小粋なふたり。
グループG
「縄」澪標あわい
あわいさんの言葉の使い方って独特で好きです。
なんか止め方とか、句点の打ち方とか、この作品も「た」多めでそれでリズム感がある。
こういう秘密の共有いいですよね。
「逆襲」松尾模糊
だめー!!
でもあれだよね、だれのことをいうわけでもないし、私も大江好きだからなんだけど、権力者が人間臭い(でも見せていいとこ)みせて支持仰いでなんやかんや支持があるから実はこっそり裏でとか歴史的にあるから猫好きとかの権力者とか出てきても注意したほうがいいです。
なんの話だろう。
「つめ」坂崎かおる
なんとなーく主人公が佐々木さんに惹かれていてこのぐらいの友情というかなんというか的なものににまにましています。
こういうなんか定義できない関係っていいよねー。
グループH
「バルブを閉めるだけ」宮月中
わーい建築の話大好き!
これ時期が時期(9.11近く)だったら微妙だったと思う。
建物が意図や意思を持つ、という内容だったら確か建物に食べられる人間と人魚の話が六枚道場にあったけど、これは少し切り口違って。
ただ主人公には男の言う(作中そう言うのは男性だけっぽい)「ビルの意思」を意に介さないでさくっとやってほしかったなー、こわいものしらずでもおけ。
「アルカディア」関澤鉄兵
リバティーンズというのは実在したバンドのようで、2000年代に再結成してますけど、このバンドのことかな?
同じもの好き同士って一体感あるよねー。
その白い粉が味の素とか砂糖であることを祈っています。
グループI
「地球外生命体迎撃計画」小林猫太
ざっくり言うと、友人が変わってしまったと思いながら適当に女の子と楽しんでいたのに実は友人の言ったことが正しかったっぽいっていうSF。
私的には、悪意でも善意でもない「ただちょっとちょっかいだしてみただけ」の宇宙人のやることが人間から見たら猫がネズミをいたぶるようにしか見えないとかただ観察しにきたとかいろんなSFみんな好きです。
宇宙から来たなら論理感も地球と違っておかしくないし。
「猫と嘘と」夏川大空
BFCの二回戦に出す予定だったものです。
ネタがなくてだるくて寝転んでて、このまま身体動かなくなったらどうしようとぼんやりスマホポチポチして書きました。
この絵の先生は、もしかしたら他の作者さんだったら「いのちの輝きがある」線を引くということで重い病気の持ち主にしていたかもしれませんが、(知的障害が軽いという意味ではないです)今回あえてそうしませんでした。
死を軽く扱って涙を誘うのはあまりやりたくないのと、前向きな話にしたかったので。
ではでは、いいお年を!
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