今更だけど灯台(じゃなくて東大)の上野千鶴子さんの祝辞にもやっとしたのでなにがもやっとしたのか書いた

今更ネットニュースで平成31年度の上野千鶴子さんの東大祝辞に関連したニュースを読んで、なんかもやって。なんだろうこれって思って、また変な切り取りかなって思って原文読んだら、「がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。」(原文ママ)ってなんかこの祝辞でいうことじゃない気がしたんで、書きます。

私はジェンダー社会学は本よんでちょっとかじっただけで、たぶん反フェミではないです。
ここでは「一人一派の」フェミニストを名乗ることにします。
同一賃金同一労働は女性に何をもたらすのかとかたまに考えたり、「失われた賃金を求めて」をこないだ買ったぐらいの人です。


で、原文を読んだんですが、たいへんもにょりました。

なんていうか、「建前」だっていいじゃないですか、「建前」信じて何が悪いんでしょうか?男女平等は建前で世の本音はそうでないとおっしゃりたいんですかね上野さん?

いやそれおかしいから。

なぜか。

「建前」と違うと言わないと戦えません。

男女の昇進が差別されているということで裁判になった話がありました。

これは「建前」の雇均法がきちっと行使されていて(先輩方の戦いの結果です)男女で別コースが「違法」なので、男女別の処遇も「違法」という、これからも増えそうな裁判です。

もしこれが「本音」の男女差別を是とするなら、こんな判決は出ません。そしてそれは上野さんの意に沿ったものではないと思いたいです。

男女平等の「建前」と違うからおかしいではないか、ではないといろいろ困るのです。

それに「建前」の男女平等を信じないとほとんどの女性はおそらく「わたしなんて」と挑戦すらできません、それは上野さんの意に沿ったものですか?
違うと思います。

上野さんは男女平等を「本音」にしたいというならわかります。

また「がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。」について、これも同じで、それでは上野さんは結局「がんばってもそれが公平に報われない」という呪いを新たに女性にかけたいのでしょうか?

違いますよね、おそらく東大に入った女性はがんばってきたのでしょう、環境も良かったでしょうし翼もたぶんそんなに折られなかった、「でもこれからは?」それはおかしいでしょう。

それは翼を折る言葉だと思います。

頑張ってもそれが公正に報われないといわれて、だれが頑張るのでしょう?

私はアプリを作るんですが、これはまさしく男女関わらず「がんばってもそれが公正に報われない」かもしれないやつで、なんでかって凝って作ったやつがマーケティングもいいかというとそうでもなくて、マーケティングどうりいくかっていうとそうでもないからです。(と私は思っています)
実は「がんばってもそれが公正に報われない」かもしれないって男女関わらずあるのかもしれません。(それでも、女性のほうが少し多いかもしれませんが……)

上野さんは頭がいいと思うので、頭のいい女性が一体どれだけ「でも女の子」と言われ翼を折られたり、そして頑張って実力を示しても「なぜか男性が」優遇された話は経験してらっしゃるかもしれませんし伝えきいているかもしれません。

でも、私は思うのです。

もうそれを呪いのように次世代の女性に聞かせるのやめません?

それを聞いた人はどう思うのでしょう?

がんばっても無駄だ、私なんてって思うかもしれません。なにくそ根性なんて精神論やめてください、それ男性理論じゃないですか?

ね、「建前」でいいじゃないですか、建前を無邪気に信じて、何か変なことあったら「なんでですか?」でなんとかなっちゃうことが私もたまにありました。

えー。私がアプリつくるから強者女性だ、名誉男性だ、わかんないんだって?

それは違いますね、「女性」ってだけではねられたかどうかわからない求人たくさんありますし、(私は建前を信じて、女性だからはねられたのではないと思いたいです)アプリつくる「女性」ってだけで嫌な目にもあったことあります。(そもそもまだアプリ収益化してない……。)

ともかく、「呪い」は止めてください。

私もこんな記事書いてないでアプリ作ろう、ないとは思いますが、もしご本人が読んでらっしゃったら一言。

「さいきんなんとなく元気がないように思えます、生活者の女性の声をもっと聴いてほしいです、あと男性にも理解者はいますよ」

では。








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