第9回六枚道場感想 A,B,C,D,E
11月ごろぐらいまでアプリつくるの忙しくてここの更新遅いです。
自作の解説も少し。
グループA
1. 「憚りの僥倖」大道寺轟天
……伊予さん?いや、伊予さんはもっとモチーフはともかく幻想的にこういったテーマを扱う人なんですけど、なんかこう、六枚道場で他人の作品読んで影響受けるみたいなことってわりとあるかもしれませんね。
あー、それにTakemanさんがボールで(自主規制)
いい影響を与え合うといいですね。
……これで手打ちだそうですけど、でもそれって、人によってはご褒美だよね。(とても下品)
2. 「せっかく異世界の女神に呼び出されたのに魔王に送り返されてしまって10年になる件」乙野二郎
と言っている側から、どうも、前科者です。
六枚で異世界もの書くの難しくなかったですか?
いやまぁ私のは厳密な異世界ものじゃないんですけど、まぁそれはそれとして、こんな風にひきこもりとか何か問題を抱えている主人公が異世界へ女神に呼び出されるのが正しいお作法です。
一つの決意、こちらの世界でもファウナを守るため戦うとかでしょうか?
仮面ライダーも最近は社長とか作家とかですけど、フルタイムで働きながらってきつそう。
3. 「点に消える」Takeman
噂をすれば、というかほんのり百合の香り。
元ネタは古い漫画すきなのでわかりますとも、BLっていうな!
TakemanさんのBL書くぞ!エロエロな!
……やりませんけど、こういう「レズビアンごっこ」ともいうか女同士の濃密な関係って女子高生にありがちでしてね、でも、とくに何かがあるわけじゃないのがわりと多数です。
だって女子高生ってだけで近づいてくる男なんてキモイじゃん。
グループB
4. 「河の向こう側」今村広樹
おっ、なんか実験的なことしようとしてる!
これ、血で赤く染まって赤毛の子供が生まれた、父親も母親も赤毛じゃないのに、って解釈でいいのかな?
この長さなら、タイトルも何か「赤」にちなんだものの方が少しよかったかも?と思いました。
5. 「肩透かし」澪標あわい
h=時間
雨の勢い=歩く速度
if目的地に到着 雨の勢い×(h)=歩く速度÷(h)
もしくは 雨の勢い+(h)=歩く速度-(h)
といって、私は理数系じゃないです(滝汗)
あー、そうだ、今度プログラムで小説書こうかな、コードわかる人います?
〆切前日に書き上げるとわりとあるあるですよね、最近コンビニでも郵送できたと思ったけど、そういうのじゃだめなのかな?
メール応募も増えて、投稿しやすくていいですよね。
6. 「群」吉美駿一郎
建築の話割と好き、だけどこれSFっぽいなんか人が幸せにならない系の建築の話っぽい。
建物に食べられる男、「自分だけが不幸なのは耐えられない、他の人も不幸になるべきだ」というのがちょっとわからないです。
「逃げ出すべきだとわかっていながら、自分だけは助かるかもしれない」とかリアルですね。
と思いきや意外な方向からのハッピーエンド?
なんかこういうの好きかも。人魚は食べないのかな?
Cグループ
7. 「未踏の日常」6◯5
「死にたくなる気持ちは」の部分がALSの委託〇〇の新聞記事で当事者が
「死にたいということは生きたいということ」というようなことを言っていたので明るい作品……と言いたいんですけどなんとなく不穏ですね。
そこまでして塩湖に入りたくない感じ。
こういうのって意味より言葉のリズムを味わう感じなのかな?
私には少し難しいです。
8. 「ひまわり」麦倉尚
虫触れる人から虫触れない人へ
蟻はたまに触ると噛むこともありますがそれも含め可愛い生き物です、
一時期話題になったヒアリとかじゃない限り日本でそんなに
害をなす蟻はいない(と思う)ので
触れなくてもどうか落ち込まずにこれからも観察なさって下さい。
食べ物を与えてみるのもいいでしょう。
それより、私は蛇が触れません。
あなたはすごい勇気の持ち主です。
9. 「禍中」吉田柚葉
柚葉さん!あなたって人はお酒のアルコール飲んで消毒だなんてその辺のおっさんみたいな。
あ、いえ、作者と登場人物混ぜちゃいけませんよね。じゃあ私も「これ夏川さんじゃ」みたいなの書いてみようかな……?
そうですね、渦中の旅行は難しいですよね。
でも新幹線とかに乗っちゃえばみんな共犯、
この共犯関係が好きって人もいそう。
Dグループ
10. 「理想の妹、舞子」白水縁
こんな妹はいません!(妹持ち)
と思いきや、オチがあったんですね。
VRは仮想現実を体験できるもので、それでネットを介して本当の姉妹みたいに繋がる。
VRなくてもできそう。
時間制限がせつないですね。
11. 「姉ヶ崎の終戦兵」奈良原生織
おっ!タイトル見た感じ戦時ものかな?読んでみよう!
……袖ヶ浦の障害者施設ってなんか事件なかったでしたっけ?
意識したんですかね、これ本当の(というのも変だけど)実際の第二次世界大戦の終戦かな?
SF的な、架空の、未来の話でもなんかいけそう。
薬で眠る戦争の傷病者、こういう話ほんとうにあったのかなぁ。
削ぎ落されていくというのは少しさびしい表現ですね。
12. 「All mine」ケイシー・ブルック
キモイ、警察呼ぶ。
なんでそんな女の子の気持ち考えないことできるんだろう。
フツウに犯罪だし、ホストが女の子に貢がせるのは当たり前で、
あんただってその踊り子に貢いでんだよ?
騙されてるかもよ?
せめてちゃんと告白してきて振られてくれない。
グループE
13. 「雨からはじまる」本條七瀬
意図的に誤読を誘う文がいい感じ。
あー、はいはい、なんかこう、「自分は君を幸せにしてあげられないと思う」ぐらいのこと言う男時々いますけれど
あなたの感想ですよね?
なんかそういうデータあるんですか?
まぁようするに女が幸せかどうかは女自身が決めることなので男はそんなこと言わないで下さい。
この猫、仲を取り持ったのかな?
14. 「報せ船」伊予夏樹
第二次世界大戦もののドラマなんかを見ると、夫や恋人の戦死を知らせる手紙をもらって泣き崩れる妻がよく描かれます。
この作品は女性が「シェリー」でいいのかな?女性でも戦争に行くらしいんです、免除にはなったらしいですけど。
そうして、免除になった女は恋人を待つ。
生きているのか死んでいるのか、死んでいるなら報せが欲しい。
女は待つばかり。
だから、懲役は反対なんです。
15. 「あなたの瞳にファイ消しアタック」夏川大空
なんかネタないかなーと本屋に行って、なんとなーく漫画の新刊ながめてて
「ちゃお」と「コロコロ」の表紙見た時に
「この二冊の漫画って愛読している読者の年齢層はかぶっているのにやっていることは異世界だなー」と思って書きました。
六枚道場に出すには少し異質というか、おそらく六枚道場を読む人のなかに小学生はいないので、ちょっと迷いましたけど、どっちか(あるいは両方)読んでたよー、読んでるよーって人はそこそこいそうなのでGOサインを出しました。
まぁ私が少女漫画の恋愛脳はあまり好きではないためほぼほぼ切〇勝負くんになってしまいましたけれどね、コロコロ懐かしいって読んでもらえたらしく何よりです。
六枚道場において、私の投稿分おふざけシリーズはこの辺で少しお休みして純文よりにしようかなと思っています。
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