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Earth240812の世界〜We are sharing them all together

日程が出たのはいつだったでしょうか。マジか…となった事だけ覚えております。その2日前の「机上の空論」のチケットを既に用意してあったのです。それでなくてもお盆WEEKの遠征。しかも祝日がらみの3連休。これだけでもハードルが高いのに、直前に南海トラフ的新幹線の徐行運転発表。急遽、一部界隈で盛り上がった「Tシャツの襟ぐり広げよう」運動。前日、突如アナウンスされるサイン会。

過酷。今回の推し事、過酷。

なんかもうわからんけど、全部どんと来ーい!推しは推せる時に推せ!やらない後悔よりやる後悔!

睡眠1.5時間、泣きながらなんとか着れる形にまで強引に襟ぐりを広げたTシャツと、寝不足で働かない頭を駆使し何とか選んだサインしてもらうグッズを握りしめ、出発3分前になんとか新幹線に飛び乗りました。

まずはceroから。
ノー勉で臨んだんですが、なーんーだー!この変則拍に次ぐ変則拍は!しかも概ねHappy。変則でもHappyにできるんだな。(彼の方たちは、なんで概ね不穏になるんだ)。サポートの方含めて皆さんカッコよかったんですが、キーボードの方が発する音と所作がいちいち変態すぎて、気になる!かと思えば、最後の大円団でクスッと笑ってらっしゃる。(はっ、あの方にも感情があるのね😍)と、ちょっとときめいてしまいました。ボーカルの高城さんは何度も「WONK、呼んでくれてありがとう!」とおっしゃってましたが、翌日のストーリーにしたためられた社長の熱いメッセージから察するに、逆にとっても良くしてもらったみたいですね。こちらこそ、なんか色々ありがとうございました!またよろしくお願いします。


転換
上手袖から出てくることが多いドラムセットですが、今日は下手から運び込まれます。いや、もう、なんというか、今日もいかついセットだなぁ。ロータリーを我が物顔で入ってくる「キング・オブ・深夜バス 博多号」もビックリの風格です。見てるだけでオラオラしたシンバルの音が聴こえてくるよう。なんなら聴こえてきた(寝不足による幻聴)。最高かよ。セットだけでイケ散らかすとか、もう犯罪です。逮捕。未来永劫イケ散らかしの刑に処す。

本日も横並びスタイル。幹さんの視認性が格段に上がりますので最高なんですけど、フロントマンが遠いんですよね。先日のインスタLIVEでステージを動き回るパフォーマンスは苦手と言ってましたが、この日は結局、一度も定位置から動かなかった長塚さんでした。あと、エフェクターが足元じゃなくて手元にある”Duo2024”仕様。「大サビで大爆発した感情の余韻を残しながら次の曲のためにエフェクターを冷静に踏む長塚健斗」マニアなのですが、手元でちょこちょこ操作する姿も良き!あと、チェアーも用意されておりまして、今日はセッションタイムで裏に引っ込まないのが確定です。

ほぼセッティング終わったと思いきや、最後の最後にマネさんが幹さんのMacBookを持ってきました。ひょっとしてデータをギリギリまで調整してたんだろうか。EXシアターのFLOWERSクライシスが今日も起きたらどうしよう…ワクワク。不安で胸が逆に躍るのは、ラボメンの悪いクセです。3人がかりくらいで調整をしてましたが、よく見たら1人は幹さんでした。なんで気づくのが遅れたのかと言いますと、私が知る幹さん史上、シャツの袖の長さが短かったのです。ノースリまではいかないんだけど、1.5部袖くらいの短さ。やだ、その二の腕、ちょっとドキドキする。コンパクトボディを手にされてから、どんどんファブリックの面積が小さくなっている幹さん。年末くらいにはタンクトップになってるんじゃなかろうか。ワクワク。

無事セッティングも完了し、Fleeting Fantasyからスタート。突如、池上でお披露目されてから約一年。ついにこの曲がセトリ1曲目になる日がきました。感慨深い。この曲は音源はもちろん、LIVEでも一つ一つの音が美しい。特に今日はドラムの音がかなりやばい。荒田洸の繰り出すドラム音は端正で美しいという事を再認識。なんだろう…なんでだろう。一音ずつ丁寧で上品で綺麗に整理されてるんですよね。一曲目からチケット代の元が取れまして、本日も私は得しかしないことが確定しました。史上最速で損益分岐点突破ですおめでとうありがとう儲かりまっかぼちぼちでんな。

続いてEXで披露された日本語歌詞の新曲。前回よりもHIP HOP味マシマシな長塚さんでした。幹さんのうなるギターがエモい。

Euphoria からのNothingとIn Your Own Way。最近のセトリ出現率が高い3曲です。今日は2マンだし、Under25割もしてたから、もっと一見さんよりのわかりやすいノリで来るかと思いきや、なかなか痺れるセトリ。今日のIn Your Own Wayも最高に心の奥をずっしりと下げてくれました。この曲、本当に好き。

続いて聴いたことのない曲。長塚さんが冒頭のコーラスを聴きながら感情を高めていたので「おぉ、なんと神々しい御姿…」と見惚れてたのですが、よくよく聴いたら!このエンジェルヴォイスは!洸サマではありませんか?!本邦初公開となった新曲は、神と天使の声で構成されていると言うありがたさ。まさに後光が差しているかのようなライティングも相まって、ラボメンの心を一挙に持ってっちゃいました。そして荒田パートになると「ほらあっちを見てごらん。今、天使が歌ってるよ」とばかりに、そっと指差して教えてくれる神さま。なんともご利益のありそうな風景でございました。ありがたや、ありがたや。。。

Butterfliesと続き、ついに私の身も心も弾け飛ぶ時間がやってまいります。

EYES
時間がない中で考えた結果、本日のサイン会ではEYES 3DCG LIVEのジャケットに書いてもらって、職場のデスクの下敷きに挟もうと決めていたそらしお氏、完全勝利です。これで仕事中はいつでも今日のEYESが思い出せる!!!そして今日のEYESも最高だったんです。Duoの時は別として、WONKとしてこの曲をやる時はボーカルにそこまで強いエフェクトをかけないイメージなんですけど、今日はCyber感増し増しなエフェクトがかかりまくってて、一音目から鳥肌!素の状態で倍音のエフェクトがかかってるかのような長塚ヴォイスに強くエフェクトかかると効果がさらに倍増されて「うぇーい!」ってなるんですよね。最近色んなエフェクトで遊んでくれるから楽しい。

そして、EYESの時、いつもはクールな照明も、今日はかなり明るくて激しい。最高だ。最高だ。最高だーっっっ。

全身の血管が沸騰状態だった至高の時間もアウトロを迎え、いつもなら終わってしまう寂しさに包まれるところでしたが、なぜか今日はドラムが小さい音ながらも細かくリズムを刻んでいる。同期ありきのこの曲でアウトロをいじるのは珍しい。そしてピアノはEYESっぽいけど、聴いたことのない旋律にじわじわと変わっていきます。何かに繋ぐ雰囲気ばしばしの中、文武ワールドの始まり始まり。

「机上の空論」というかなり負荷の高い、だけどやりがいのあるだろう大きなプロジェクトを終えた直後の江﨑文武が、一瞬でその場の空気を支配。あー、去年のソロツアーに続いて、今年も8月はこの人に心を掴まれるのか。8月と文武先生って、ミスマッチもいいとこなのにね。文學界の最新号でも、やたら夏休みの思い出を語ってましたが、本当は好きなんじゃないだろうか、夏。

夏休みの宿題を最後まで溜め込む系男子だった文武少年は、複数の鉛筆を固定させ、一度の動作で漢字ドリルを沢山埋められる装置を開発しては、親御さんからこっぴどく叱られていたそう。齢30を超えた今、一度の動作で大人数の心を動かす事を生業としているのも、これまた必然なのかもしれません。

少しの間、音色にいいように操られていた脳が、すうっと反応し始めます。いつの間にか本日のメインイベント、「Here I am」のイントロに突入していたのです。

キター!!!この曲を生で演奏したらどうなるのか血眼になって目撃する予定だったけど、テンション上がり過ぎちゃってそれどころじゃありません。唯一確認できたのは、大サビ前のブリッジ?Cメロ?のクラップ音。同期もあったけど、ビートの魔術師・荒田洸の華麗なリム・ショットが美しく被せてありました。かぁっっっけぇぇぇぇぇーっ!ジメサギさんもお忙しい中ちょっと一息ついてる期間らしいのに、ばちばちなパフォーマンスしてくださって、ありがたい事です。。。

EYESから始まったラストスパートはPassioneへ。会場の上手後方から、歓声が上がる。てっきりラボメンさんが固まってらっしゃるのかと思いきや、どうやら若い方達が後方でめちゃくちゃ盛り上がってたらしい。最後の余韻まで一音たりとも聴き逃したくないあまり、拍手をしそびれがちなラボメンだけでは作り上げることのできない空気感。それを感じたのかデスペラードヒカルのコーラスは熱を帯び、そんなヒカルに私たちは一層テンションが上がるという、永久機関、完成です。去年の日比谷音楽祭で演奏して以来、ほとんどのセトリに入ってきたこの曲は、WONKの新しいライブ鉄板曲になったのだなと感じました。

その熱のまま、あのどうかしてる曲へ突入。EXシアターでお披露目された、セッションを内包しているあの新曲です。今回も前回と似たフレーズがありましたんで、音源にセッションパートがあるのは確定なんじゃないかと。最高だ。いったい何分のトラックなんだろうな。。

本日も長塚さんを放置して、3人でバッチバチにやり倒します。散々やりきって、それでもやりたりない荒田洸の暴走(よくある日常風景)に、文武氏が全く引かない場面が最高にエモかった!珍しく顔を歪ませてまで受けて立っている姿がヤバかった!文武氏とお知り合いらしいコピーライターさんには「ジャズ研では、いつもあんなだった」と語ったそうで。ダンモ、ヤバすぎる。セッションは2パートに分かれてて、後半は幹さんがガッツリ参戦。空中浮遊ベースをガッチガチに熱弾きです。動かないベースで弾きたくるの難しいと思うんだけど、幹さん器用すぎる…熱引きが絶頂を迎えつつ、チラッと長塚さんに合図を送ったのが個人的にツボでした。セッションって一番うわーってなってる時に締めの合図送るから、見てて面白い。

客席を軽く煽ったり舞台袖のカメラにピースしたり、チェアーに腰掛けマイペースに過ごしていたフロントマンが、ラストで満を持してスキャット参戦。この激しくも美しい音達のど真ん中を、長塚さんの美声が突き抜けて響き渡り、こりゃもうリリース前から殿堂入りです。この曲やばい。本当にやばい。この調子だと次のアルバム、えらい事になってるな。

会場の意識がグッと集中したところへ、間髪入れずFLOWERS。今朝、パリオリンピックが閉会式を迎えたこの日に、みんなでこの曲を分かち合える奇跡。3年前、未曾有の困難を沢山の人たちの努力で乗り越え、なんとか迎えた東京オリンピックの閉会式。ボランティアの皆さんを讃えるプログラムの時に突如としてこの曲が流れた事は、一生忘れられない思い出です。当時フォロワーも居なくて孤独にWONKを聴いていた私は、なんとかこの興奮を聞いてほしくて、あの夜、必死にSNSを発信し続けました。あれから3年。無観客配信なんかじゃなく、直にメンバーとリスナーがひとつになれるようになったのは、なんともありがたいことです。

3か月ぶりの4人の LIVEは、MCもアンコールもなく、ただただストイックに会場を多幸感で満たしきって、幕を閉じたのでした。


※※※※※

退場時、興奮しながら今日の感想を分かち合う2人の若い男性が前を歩いてまして、なんだか嬉しくて、失礼ながら勝手に耳を澄まして聞かせてもらいました。

「っかぁ〜〜っ、荒田さんやべぇーーーっ」
「江﨑さんも、凄かったぁぁぁっ!」
「井上さん、マジでかっこよかったわ」
「いやぁ、もう何あれ。感動したわーーーっ」
「ねー、ボーカルの人も良かったよねー」



ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!!!


長塚健斗!
ながつかけんと!
NAGATSUKA KENTO!


長塚健斗と言います。名前だけでも覚えて帰ってもろて!確かに最近は”4人ともフロントマン”みたいな感じでやらせてもろてますけど、彼こそフロントマンofフロントマン。新曲が出たら、積極的に広報活動もしてるんですよ。フロントマンですから。インスタでジメサギさんとイケ散らかしてる写真とか、アップされてますよ?フロントマンですもの。

「最後、ボーカルの人がぐあわぁぁぁって入ってきたの、ヤバかったよねっっっっつ」

そうでしょう、そうでしょうとも、そうなんですよ、お兄さん!

静と動、陰と陽、酸いと甘い、ONとOFF、和と洋、ボイパとスキャット、アーティストとシェフ、イケメンとギャル男、敏腕WEBデザイナーとアスパラ農家。なんでも使い分けられる男でございます。

長塚健斗、以後お見知りおきを!





1. Fleeting Fantasy
2. New Song(Japanease lyrics)
3. Euphoria
4. Nothing
5. In Your Own Way
6. New Song(first perform)
7. Butterflies
8. EYES
9. Here I am
10. Passione
11. New Song(session )
12. FLOWERS


記憶の断片たち
・左から衣装が「黒」「白」「黒」「白」で、オセロだなぁと思うなど。幹さんは挟まれたんだから、ひっくり返って早く白になりなさいよとか、訳分からんことをずっと考えてた。暑さで脳が麻痺してたんだな。


・左の黒。素足に革靴(インナー的なのははいてるかもしれない)。カウントを取る左足が本日も艶かしい
・文武マイク、一応セッティングされてだけど、今日は不測の事態が起こらなかったので一度も使わず
・文武先生主導で曲繋ぎが行われるとSignal事変の再来かと身構える癖が。Here I am事変が起きなくて良かったです
・何度も客席をじっくり観察してた。あの品定めするかのようにこっちをゆっくり見る姿、嫌いじゃ無い

・イケメンは本日も瞳がころっころに大きい。ライトの下に瞳だけが佇んでるみたいだった。チェシャ猫かな?去年くらいから顕著なんだけど、お酒をやめてるってのが効いてるんだろうか。それともむくみ取りの美顔器?
・その瞳で2階までしっかり客席を確認してた
・靴はWINGS
・結構細かく手元の機材を触ってた。隣の幹さんも機材に囲まれてるし、ステージセンターはなんちゃってDuo仕様


・転換でMacBookをセッティングしている時、「ベースはこれに繋がって、ギターはこれに繋がって、このボタンアレでこっちのスイッチはコレ」的に何度も指さし確認する幹さん。指差し確認大事。さすが一流会社員。
・本日もButterflies のシンベは地を這うようにぶぉんぶぉん言わせてた
・サイン会では至近距離で二の腕を見つめてしまいました。眼福。

・スネア多めセット
・クラップスタック大活躍
・今日の水分補給はミネラルウォーター
・髪の毛、いつ短くするかな
・演奏終わってお辞儀してた!
・かなり手応えがあったと思われる!!
・噂によるとガッツポーズもしてたらしい!!!
・サイン会での順番待ち中、前の方の目を見てお話してるなんとも優しい眼差しを眺めているだけで頭が真っ白になり、自分の番がどんな感じだったか1㍉も覚えていない。目が合ったとか、お話できたとかそんな事はどうでも良い。あの天使の眼差しを至近距離で眺められただけで、私は幸せです。

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