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Earth240108の世界〜WE ARE WONK!!!!!

2024年一発目、大阪、【EYES】…大好きな【EYES】
しかも前日に発券したチケット、めちゃくちゃ良い席だった。こんなに奇跡が重なったのに、今日は【EYES】を聴けません。なんだか急に悲しくなってきて、会場に向かうため大国町で御堂筋線から四つ橋線に乗り換えた瞬間、涙が止まらなくなってしまいました。

ちょっと気持ちが入り込み過ぎてたみたい。もう良い大人なんだから、適度な距離を保たないとダメだな。このマイナスな気持ちも後から笑い話にできるよう、思い出として物販で新商品のスカーフだけでも買おう…あー、Fleeting Fantasyのフーディかわいいなぁ。いやでも今日はやめとこう…ん?、えっ、ちょっと待って何これEPISTROPH のリング、実物カッコいい。でも清水の舞台から飛び降りて昨日iPad買ったところだから買いませんけd…え?サイズは17から?ふむふm…え?3個ずつしか在庫がない?ちちちちょっと一旦指にはめさせてもろて…いやんええやん…すいませーん17号一つもらいまーす!


距離を取るとか、私には無理な話でございます。そしてEPISTROPHにはあの手この手で財を成していただきまして、意地でもまたこの会場に戻って来てもらうんだから。ほら、これ読んでるあなたも、今すぐEPISTROPH STOREに飛んでもろて。奥さま!なんと今なら9号から受注オーダーできますよ。


会場に入った途端、目に飛び込んできた異様なドラムセット。スネア2つ、キック2つ、ハイハット2つ、シンバル数えきれず、スパイラル(今日の位置は奥)、ドラムパッド。一昨日配信されたリハで使ってた開閉式落とし蓋シンバルは見当たらず。どうやら、いつもの向きと正面向きの2面で叩くみたい。狂気を感じる…

3人とメルロー登場。みんな黒の衣装。幹さんは年末のWWWXで来てたや…つ、、、ちょっと幹さん幹さん幹さん!顎に!マスクつけたままですよ。スタートして少ししてから気づいてニヤニヤしながら外してたけれども、配信に映ってなければ良いなと帰ってから確認しましたが、がっつし映ってましたね。今日は、いつも被ってくる人が居ないんだから、全部映っちゃいますよ!気を抜かんといてもろて。

1曲目は低音がビリビリ効いたWONKみ溢れるナンバー。この曲は社長が前向きのセットでパッドをドンドコいわせます。

2曲目でいきなりMinton。唯一のfeat.KOHEI ANDO名義ナンバー。文武氏の【勝手にライナーノーツ】によると、メルローにとって「コード進行もよくわからないのに突然吹かされた謎の曲」。ファーストアルバムの時から、WONKに振り回されていたメルローです。。。クライマックス前、指で指示する社長がかっこいい。おー、まごう事なきセッションだ!

続いて聴き覚えのある音が。
あーーーーーーーーーー!
6月のビルボードツアーで大阪には無かったのに東京で社長が歌ったやつだ!配信乗ったー!これ、確かこの後激激激熱セッション来るやつ…ビルボードにメルローはいなかったので、今日は何で参戦するのかとおもいきや、ボコーダーでした。なるほどー!

からの、Give Me Back My Fire ビルボードツアーver!しかも荒田選手がメインパートも歌ってます。全部しっかり歌い込むんじゃなくて(叩きながらそれは、流石にむりだ)、メルローのボコーダーと合わせて、良い感じに引き算されてた。この流れが配信でゆっくり見られるのか…これは奇跡としか言いようがない。

ひとやま超えて、珍しく水分を大量に取る荒田選手。ここで、衝撃の光景。文武氏が缶ビールを流しこんでいる。歴の浅い私が言うのもなんですが、こんな姿、見たことがない…

メルロータイム、アラタイムと続いてピアノソロ。上手にはけていた社長がステージを横切り下手袖から高橋さんを引っ張り出してくる。一音目から、聞いたことのないシルキーな音色。ヤバい。そしてオートチューンのかかっていない社長の歌声。高橋さんのソロ中、とても幸せそうな社長。ソロ終わりには、率先して拍手を送っていました。

そして広瀬さん登場。立ってるだけでこの覇王感はなんだ。プレイヤーの誰の顔も伺わず、ただただ自分の吹くべきパートを待つ姿。まだ一音も聴いてないのに圧巻です。ピアノソロでのイントロ中、幹さんとメルローがずっと社長を見ている。この後社長キッカケの何かが始まるらしい。

Moon River

!!!!!
あー、ダメだー。色んな思いが一度に溢れて来てしまって、号泣です。本当だったら、哀愁のある社長の歌声にうっとりするところなんだけど、ただただ泣けてきて。ステージ後ろに大きな月が映し出されたのが、ダメ押しです。それ、めちゃくちゃEYESのやつやん…

こんなに感情が訳わからなくなっている時に、極上の広瀬さんのプレイが始まる。説明できないけど聴いたことない音。こんな凄い音を生で聴かせてもらえて、なんと幸せな。高橋さんが再登場し、激熱セッションタイムへ。またもや社長は率先して大きな拍手をスペシャルゲストに送ります。

実はセッションが佳境に入って来た頃、ひっそりとステージにスタンバイをする人影が。機材から透明のチューブを取り出したのを見て、頭の中の私が歓喜の悲鳴を上げました。

わーわーわーわーわーわーっ!
Gather RoundのMVでトークボックスしてる人だーっ!

前日、社長がストーリーでゲストはもう一人居ると明言していたサプライズゲストは、Matzuda Hiromuさんでした。誇張なしに、去年一番見まくったMVがGather Roundだったんで、これはあがるー!

Feelin’ you
あぁぁぁかっこいい。トークボックスの音色が絶妙に長塚さんの声をなぞります。そして改めて思ったのが、自前でこの音感が出せる長塚さんの喉はやっぱりすごい。

2番は音色を思いっきりカエルみたいなのに変えてきて、文武氏大喜び。サビのアレンジも素晴らしい!

Butterflies(Michael Jackson)
社長は正面のドラムセットに向かう。確かにこの曲は電子的に研ぎ澄まされたドラムパットの音が合うなぁ。今度はマイケルの声をヒロムさんがなぞります。この音色を自前で出せるMJは偉大だ。

幹ソロ
私にはまだテンションが低いのか、どれがLowBなのかわかりませんが、5弦ベースがうなります。そしてピアノが入ってくる。まさかのButterflies (WONK)。なんだこのヤバいセトリは…

スネアワイヤー(?)がベースと共振してビリビリ鳴ってたので、鳴らないようにチューニングする荒田選手。かと思いきや、突如クラップを入れ始める荒田氏。社長が視線を向けた先のメルローも即座に反応し、ツインクラップ。そして途中からはスネアとタムを素手でタッピング。わたしは、いま、何を見せてもらっているのだろうか。

エクスペリメンタル・ソウルが充満してきて、ジャズ研を覗き見させてもらってる気分です。幹さんとメルローが共用してたNARDなデスクが、情報量たっぷりで面白かった。二人とも途中で頻繁にiPhoneの操作してたけど、何してたんでしょうか。気になる。

JDilla コーナーへ。
これは何回も聴いてるから、ボーカルなしがめちゃくちゃ新鮮。安藤丸がSAXにボコーダーに大忙しです。

kiki vivi登場。自身のラジオで話してたけど、ご実家で全てのスイッチをOFFにしてたところ、急遽駆けつけてくれたそうで。EPISTROPH FAMILYの団結力たるや、もうこれは、「ワイルド・スピード」です。私の脳内で長塚さんは史上最狂頭脳派テロリストに捕まった設定に早変わりです。大事なファミリーを救うために、いざというときは阿吽の呼吸で集合する。

「大事なものは、たった一つ。ファミリーだ」

FLOWERSもマッシュアップした激アツタイム。kiki vivi の「長塚さん、聴いてるかな」が優しい。


アンコール

ここでWONK RADIO公開収録が始まる。「わーいわーい!ここに立つのが夢だったんですよぉ!」と、漫画でしか見たことないような大の字でセンターのバミリ位置からぴょんぴょん跳ねまくる幹さん、Youtubeに上がった動画のサムネについて物申す幹さん、そんな事はどうでも良いくらい更にサムネに言いたいことが溜まっている幹さんと、可愛い幹さんオンパレード。

そんな幹さんの話に混ざりたいのに、マイクが届かなくて一人四苦八苦している、これまた可愛い過ぎる社長。そしてなんとかここまで来た安堵から、ステージ上で缶ビールを開け、「ふぅーっ…やっとここまで来たぜぇ」。会場から割れんばかりの労いの拍手。

そして、配信のチャット欄に長塚さんが降臨しているらしいとの情報が。曲名や今日は当初のセトリと一曲たりとも被ってないことなど解説をしていたそうで、まったく体が動かせない状態ではないらしい事に、メンバー・リスナー共々少しホッとする。

そんなこんな、色々話したいことをてきぱき捌いて行くジャックナイフ文武。「PLAY BACK AYATAKE 2024」を作成するとすれば、このMCで発した言葉だけで埋まるんではないかと思うくらいです。中でも「真のWONK」発言は、後世語り継がれるべき名言でしょう。
※真のWONK=普段、曲作りにおいてデモは荒田氏が歌唱している事が多く、メンバー的には社長が歌っていることの方がしっくりくる、の意

まだまだ言いたい事があるようですが、かなり時間が押しているのでラストの曲へ。

Umbrella
まさかまさかの、社長Umbrella です。ドラムを叩きながら歌うの、どれだけ大変なんだろう。本人も言っていたけど、まさかこの曲を社長が歌う場面に遭遇するなんて1ミリも想像つかなかったな。

アウトロ前にメンバー紹介

荒田:長塚健斗は戻ってくると思います。10日はね。その時は真のWONK…

ここで、珍しくメンバー(ひょっとしてその奥にいたマネージャーも)の顔を、何とも言えない表情で見つめその先の言葉を言い澱んでしまう社長。10日は、まだ本当にどうなるのかわからないのかもしれない…

普段、器用にピアノを弾きながら何でもこなす文武氏がピタッと手を止め、今まで聞いたことのないはっきりとした口調で話し始める。

文武:まぁ、ちょっと10日のお話はなるべく早い段階で告知させていただきますので
荒田:冷静派閥が(アナウンスを)ちゃんとやってくれる…
文武:SNSなどのチェックをよろしくお願いします

ここで文武氏はマイクをスタンドから外し、さらに強い口調で話始める。ジャックナイフどころか、日本刀の雰囲気を纏った異様な圧が身体中から発せられていて、息が止まる。そして、私が今日一番聞きたかった言葉を発してくれた。

文武:そして本当は今日、コロナ禍でできなかった「EYES 完全再現LIVE」をやるためにチーム一同、ここまで準備をしてきたんですけど、映像チームも照明チームも音響チームも、急遽の予定変更に付き合ってくださり、ありがとうございました。そして、必ずや長塚さん込みでまたリベンジしたいと思っていますので、ぜひ、お越しください。

文武氏がピアノを再開し、社長がステージ上のメンバーと配信を盛り上げてるだろう長塚さん、そしてメルローの名前を上げアウトロに入ろうとした瞬間、再度演奏を止めマイクを手に取った文武氏。再度、強い口調で本日急遽助けてくれた広瀬さん、高橋さん、ヒロムさん、kiki viviの名前を上げ感謝を述べるとともに、その方達のLIVEにもぜひ足を運んで欲しいとメッセージ。そうです、この方たち無しには今日は成立しなかった。

メル:WE ARE WONKって誰も言わないんだね
荒田:WE ARE WONK でしたー!

ソロ活動の場数が豊富で場の仕切りに慣れているからか、一つ一つ言うべきことを押さえてくれるメルロー。本来なら社長がぐいぐい仕切る場面だったかと思いますが、社長含めメンバーはみんなギリギリの精神状態だったのかもしれません。

そして、力強くアウトロのドラムに入っていく荒田氏。ドラムの音がさっきのボーカルの時以上に歌っている。スティックには亀裂が入っている。どれほどの力がここにこもってたんだろうか。

さらに、ここに欲しいコーラスのメロディをメルローがSAXで完璧に奏でる。今目の前で繰り広げられている現実離れした現実と、気分がまったく大円団にならないどうしようもない明後日への不安に挟まれて、2024年1月8日という日は終わっていったのでした。

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