20240727 KEIHANSHIN EXPLOSION@太陽と虎

2024/7/27はfewsに会いに神戸まで。
LOCAL CONECT、アイビーカラー、fewsでのスプリットツアー
ゲストを呼んでの4バンド対盤観に行くのは、久しぶりだな。
ここ最近は多くても3バンドだったから。
4バンドはしんどいなぁ…って思いながらも、
fewsには会いたいし、太陽と虎っていつのが最速を申し込んだ理由だった。
あの場所には、思い入れがあるから。
早々にソールドアウトしてたから、最速で取れてよかったと思う。

開場がちょっと押してたからどうかなって思ったんだけど、案の定5分押しでの開演。
これはどのイベントでも必ず言っていることですが、
1番手くらいはオンタイムで始めてくれないかな!!?
オンタイムの話は繰り返ししてるので一旦置いておきます。
でもほんとにだいじなことだからしっかりしてほしいです。
これは余談なんだけれど、舞台みたいに公演時間を出すのやってほしくて、
今回タイテ出してくれたの本当にありがたかったんだよ。
そういう情報で、行けたりすることも、あるからさ。

話がずれちゃった。


一番手はアイビーカラー
4月のRAD SEVENぶりですかね。
あの日の私はメンタルがボロボロだったのでだいぶ記憶がふわふわしているけれど。
これは毎回言ってることだと思うのだけれど、
アイビーカラーはセットリストの作り方がうまい。
あとサポート陣の安定感がすごい、安心して聞いてられる。
佐竹さんの声が音負けしてる部分は未だにちょっとあるんだけれど、
信頼からくるんだろうなっていうその遠慮のなさが私は好きだな。
これも余談なんだけど、主張するサポートって本来私は好きじゃないんですよね。
アイビーカラーのことそれほど知ってるわけじゃないっていうのもあると思うけど、
全員がサポートだからそういう部分のストレスもないっていう個人的なあれはある。

それにしても、すごくうれしそうだったな、佐竹さん。
満員のタイトラを眩しそうにうれしそうに見やって歌うから、
こっちもうれしくなってにこにこしてた。
そういうライブする人が私は好きだよ。
うれしい景色を見せてあげられたのなら良かったなって思うよ。

ドラムさんが良く見えていたからずっと観てたんだけど、
彼もずっと楽しそうで大変良かったし、
スティックを親指と手のひらでホールドしたまま、
指先ぱちぱちってして手拍子あおったのめっちゃ良かったな。
なんてかわいいことするんだ…!ってきゃっきゃしちゃった。


二番手はEVE OF THE LAIN
初めて見たけど、この手の音楽は見てて楽しいので良いですね。
若さを感じる勢いもすごく、良かった。
元気になりましたね。


三番手はLOCAL CONECT
ちょっとだいぶ思うところがあったんだけどいいことじゃないので後述します。
多分ほとんどの人にはなんでそんなことでそこまで?ってなるやつなので、
読みたい人だけ読んで。




心が塞ぎ込んだ状態でfewsの出番を待つことになるとは思わなかったな。
安定した気持ちで来たはずだったのに、姿を観たら泣いてしまいそうだって思ったし、
実際、暗転したステージに彼らが姿を現したらそれだけで心がぎゅってして、
じわじわ視界が滲んでしまったから困った。
こうやって重くなっていくのは、良くないってわかってるんだ。
でも、そうやって繰り返し救ってもらって、ようやく立ってるんだとも、思う。
祈るように、願うように、ステージに向かって私も頭を下げてしまう。

夜を割くように声がまっすぐに放たれる、始まりの曲はピリオドを打て
心に重く垂れさがっていた暗幕をその勢いで吹き上げられた気がして、
一気に舞い込んだ空気と光にすごく、どきどきした。
凛と澄み切った、眩い始まりに、私はいつだって照らされている。
放射線状に放たれる音と光の洪水で、不安が押し流されていく。

思い入れのある場所で聞くピリオドは、ちょっと手触りが違う。
太陽と虎。
ここにも、思い入れがある。
だから、ぐんっ、と持ち上がるようにして夜が明けたのが、胸に迫った。

「はじめまして」は届いたのかな。
純粋なそれも、今との再会としてのそれも、
ほんのりと痛みを滲ませた歌声と幸福そうな表情が絡まって、
夜の中に光を押し広げていく今が手を伸ばしたくなるほど愛おしくて、
それがすごく、うれしかった。
読めなくなった物語を手放すことが僕にはできないけれど、
差し出された新しい物語がまたここに満ちていくことが、うれしかった。


気持ちが上向いたところに、先へ先へと視線を上向かせるのは君と4号線
いつ聞いてもうれしい君と4四号線
イントロの瞬発力というか、ぎゅんっ、と巻き上げられる感覚が、
いつだって気持ちがよくて心が浮足立つんだ。

うれしくてにこにこしながら聞いてたら、
盛大に歌詞を飛ばしたので、!!!?ってなったよね。笑
ここのところ目立ったミスはなかったと思うんだけど、
さすがに、ごめーん!!!ってしてた海さんべりーきゅーとだったからいいかな(よくない)

がんばれがんばれ、って思いながら見てたのは久しぶりだなぁ。
本人にとっては悔しいことだって思うんだけど、
こういう時間が愛おしい記憶になっていくんだよなぁ。
ここまで盛大にミスるとステージ上が逆にきゃっきゃと笑ってるのも愛おしい。
爆笑したかずやさんがコーラスで押し切ったのよかったなぁ。

心の内側から膨れ上がるように好きがあふれて、
前を走る背中をどこまでも追いかけていきたいと、強く思う。
この音が描く鮮やかな軌跡が、ずっと眩しい。


ごめん飛ばしちゃった!から始まるMC可愛いな。
MCの内容は忘れちゃったな。
今日だけは名乗らせてください、神戸のポップスターfewsです!って言ってたのは覚えてる。
そうだったfewsはポップバンドだった、っていつも新鮮な驚き方をする。
ドラマストアの時から言ってるけど私あの子の音楽ロックだと思ってるから…。
本人がポップや言うてるのに抗い続けてるのは申し訳ないんだけど。
まぁそのあたりはちょっと横に置いておくとして、
神戸の、って名乗る海さんがめちゃくちゃ気合入ってたから、
それがなんだかすごくうれしくて、ぎゅぎゅってした。

余談なんだけど、THE NEUTRALもalcottも兵庫のバンドでさ。
やっぱり兵庫はヒーロー生産地なんよな、と思うので、
神戸で観る海さんがいつにも増して力強く見えるのは道理だし、
ライブ直前にテンションがた落ちした私を引っ張り上げてくれた君は、
やっぱり私のヒーローなんだよなぁ、って思いました。


ぶち上げの名乗りからやわらかなmaybe youにつなぐから、
うーん!感情がジェットコースター!ってなった。笑

暖色のラブソングは手触りが優しくていいよね。
気持ちに少し余裕ができて、ふわふわした気持ちでステージを見渡して、
はるきさんはほんとにバランスを取るのがうまいなぁってにこにこしてた。
かずやさんとの音のバランスが、とてもいい。
あと、やっぱり表情が見えるのはうれしいなって、思ったんだよねぇ。
鳥山さんはギターも弾いてたからピアノ弾いてるときは表情あまり見えなくてさ、
私はそれが淋しかったんだなぁって思ったりした。
楽しそうにうれしそうにプレイする人大好きだからさ。


からの、easy loveの心意気
この曲のドラムが大好きだから、
かずやさんがばっちり見える位置だったから、
めちゃくちゃかずやさん見てたなぁ。
ドラムの話しかしてなくて申し訳ないなってくらい、
easy loveの感想は、ドラムが!!!好きだ!!!に尽きる。
かずやさんのドラミングの好きなところが詰まってる。

僕はあまりラブソングが得意ではないし、
ドラマさんのころからそうなんだけどライブ定番のそういう人気曲に、
あ~、そう、ねぇ、ってなってるんだけど、
(いや、あの、定番化されるのが嫌なだけでその…)
easy loveはドラムが好きすぎる故にそういう葛藤を飛び越えそうです。


静寂が連れてくる空気感にざわざわしてた。
囁くように、落ちた水滴で波紋を描くように、
そうっと感情が広がっていく、5曲目は水槽。
このところしあわせそうに歌ってる印象が強かったから、
ほんのりと声に痛みが滲んだのが印象的。
ああ、本来の、始まりの、水槽のそれだ、って感触。

ゆらゆらとステージ上を歩きながらハンドマイクで歌う海さんが、
夜を彷徨ってフロアを見渡して愛おしいと苦しいの狭間で微笑むのがきれいで、
それだけで泣いてしまいそうだった。
最近の、しあわせそうに歌う水槽はその解釈違いこそが最適解だって、
その真意はlovismツアーの備忘録を確認してほしいんだけれど、
それでもやっぱりこの曲の色そのままに夜が滲む水槽を聞けたのうれしかったなぁ。

どこか落ち着かない気分にさせる揺らぎのあるピアノと、
足元に濃く溜まって揺蕩うベースと、
淡々と、でも確かな質感を持って響くドラムと、
痛みを含んでそれでもなお心を振り絞る声が、
水の匂いがする音楽が体に満ちていくのは、
淋しさが満ちるみたいで感情があふれそうになった。

水槽の、この色が好きだ。
水族館の、静かな青。
淋しくて、優しい。


静寂に余韻を残してからMCに入ったの良かったな。
何話してたかほとんど記憶にないのだけれど、
スタッフの野次がないことに突っ込みを入れる海さんと、
リクエストにお応えして照明を無言で落とすスタッフさんに、
ん~!愛!!!ってなってたそういうホーム感。
構ってもらって海さんうれしそうだったな。

今日ここに来るというあなたの選択で俺たちが生き続けられる、
みたいな話をしていたのだけれど、
そういうのがいいよな、そういうのがいい、って思ったんだよね。
私は私が明日からも生きるためにこの音が鳴っているところへ来て、
自分のためのその選択が大切な音楽を支える一つになるなら、
その循環が続いていってほしいって、思うよ。


愛しの神戸に届けるSweet Home!ってタイトルコールが気持ちよかったし、
シャウト気味にカウント入れられて、!!!?ってなりました私。笑
びっくりしちゃったよ、だってシャウトすると思わないじゃん。

待ちきれいないように転がりあふれ出るピアノが、
ぱっと散るようにビビッドな音を広げて、
一気に空間が明るくなるSweet Homeのイントロが好きだよ。
本当に華やかで、愛に満ち満ちている。
水槽で心地よく沈んだ心が引き上げられたような気がした。

弾んだ足取りで駆けまわるような明るさは、
大切、に出会って色づいた景色そのものなんだろうな。
Sweet Homeの、そういうまっすぐに向かっていく想いが、
何かを諦めかけた心にはとても、効く気がする。

人に帰るんだって歌う声が、
楽しそうに笑う君の心が、
ずっとずっとうれしい色に満ちていてほしい。


熱量を保ったまま、宣言されるラストはノーマライゼーション
微かにブレーキをかけるようにスピードが緩んで、音の温度が低くなる。
いつ聞いても、ノーマライゼーションは冬の色だ。
きらきらと、眩い光の、冷たくて美しい虹色のダイヤモンドダスト。
息を吸ったら、頭の中が凛と冴えた気がした。

不意に胸に去来したのは、この場所でのライブで。
神戸大監禁と、alcottとのツーマンライブ
手首に手錠をかけられる感覚は、今もすることがある?
君があの時の息苦しさから解き放たれてるといいなって思うよ。
これ、ツーマンライブの時に思ってたな。

ライブハウスの壁に染み込んだ、ドラマストアの記憶がある。
届かなかった夢のかけらと、届きたくて歩み続けた日々の、
その切ないほどの愛おしさは、
「今までずっと 小さな夢叶えてここにいる」と、
楽しそうにそう歌う海さんの陽だまり色の声で、
すべてが報われてしまう、と思ったら涙が出た。

心の内側に光が満ちてあふれて、
ノーマライゼーションを聞くたびにぜんぶぜんぶ、掬われていく。
僕はfewsのことも大好きだけど、ドラマストアのことずっと愛してるから、
淋しいのは、会いたいのは、今だってそうだから、
別物だから、どれだけfewsのことが大切になっていっても、
この空白が埋められるわけでも侵食されるわけでもないからずっと足りなくて、
だからこそ、これまでの日々を光で縁取ってここに連れてきてくれるこの音楽が、
きっとずっと、特別なんだろうなって、思うよ。

歌い続けることを選んでくれた海さんのこと、
まだ一緒にやろうって海さんの手を引いたかずやさんのこと、
今一緒に居てくれるはるきさんとこうたさんのことが、愛しくてならない。


1.ピリオドを打て
2.君と4号線
3.maybe you
4.easy loveの心意気
5.水槽
6.Sweet Home
7.ノーマライゼーション

ほんとはアンコールまで見ていきたかったんだけれど、
本編ラストですでに時間がだいぶ押してて、
あの、ちょっと、無理だった…。
ごめんね、また明日ね、ってそっと離脱。

開場時からもやもやとした出来事があったりして、
当日はライブのことについてちゃんと感想書けなかったから、
こんな風にこの日も音楽にぐらつく心を支えられて、
私は幸せだったよ、って話を、残しておく。

それはそれとしてもやもやしてることは健康によくないので吐き出す。
読まなくていいです。





































ソールドアウト公演に当日券を出す意味が分からなかったけど、
物販を外に出すことでスペースを作ったのかな。
それでもまぁ…よくわからないけどな…
ソールドだからって遠征を諦めた人にとってはさ、
直前に追加出しますって言われたら、はあ!?ってなると思うし。
新幹線の人ならまだしも、世の中には飛行機で来る人も、いるから…。
そういう些細なことで気持ちって萎えたりするんだよ。

チケットと言えば、入場時にも首を傾げてしまうことがあって。
普通は整番の呼び出しってあると思うし、確認も入るじゃないですか。
でも、この日の太陽と虎で私は整番を呼ばれることも確認されることもなかった。
私の観測してる範囲内では誰も呼ばれてなかったと思う。
到着がぎりぎりだったからわからないけれど、
たぶん事前にきれいに並ばせてたとかもなかった。
(なんとなくで並んでて~、って声が複数聞こえてたので)
整列はしないのでお客さん同士で近い番号確認してください、
っていうのは結構ある話だけど、それだって呼び出しと確認はあるよ。
私は今でも自分が正しい位置で入ったのかがわからない。
(ちなみに整番は74番)
整番の意味って話だし、タイトラへの信用が薄れた…。
好きな部類の箱だったのに頗る残念。
スタッフ教育はちゃんとしてください。

いちばんもやってるのは押しの件なんだけれど。
タイムスケジュールを出してる公演で押すなって話なんだよなぁ!
開演から押すの意味わかんないしなぁあ…。

これも何度も話題に出してすまないなって話なんだけど、
1番手のお客さんがぜんぜん来てないから開演遅らせる、ってスタッフの会話耳にしたことがあって、
それは1番手のお客さんへの優しさなのかもしれないけど、
トリのバンドのお客さんがラストまで見れない可能性を多分に孕んでるからね、
足を運んできてる人が全員地元の人間だと思うなよ?
新幹線を降りたその先の交通機関の乗り継ぎ問題だってあるんだぞ。
ぎっちぎちで終電組んでる人もいるから…。
友人はガチの終電だと乗り継ぎバスがなくてタクシーなんだよね…って言うし、
深夜のタクシー料金バカ高いんだから遠征費プラスはきっついのよ。
私も終電ダッシュする時あるからほんとに、頼むよ…。
(余談だけど、本命さんのライブの時に物販に居たスタッフさんに終演聞いたら、
名古屋の終電把握されてそれまでには終わるって言われたの面白かったな)

それでもさ、私は押しに寛容な方ではあるんだよ。
sacraさんもプラもすごく、押すから…
気持ちがあふれちゃって押しちゃうのはわかるし、トラブルは仕方ないし、
一応余裕だってもって新幹線取ってるの。

でもさ、「押します!」って宣言するのは違うじゃん。
押さないように頑張るけど押しちゃうかも、ならわかるし、
今日は押さないって言って有言実行するのはかっこいいし、
できなくてもそれはそれで気持ちがあふれちゃったんだと思うだけだけど、
押すことを前提にしないでくれ。

押します、って宣言して押すのはまじでよくないし、
それに対して、「そんなことより想いがあふれたら云々」って言われたのが本当に受け入れられなくて。
誰かのヒーローになりたいんだったら時間はちゃんと守ってください。
誰かがヒーローに会える時間を刈り取らないでください、の気持ち。
「そんなこと」ってほんとになんなの?
おまえらが押した時間のせいで私があきらめたアンコール、
それは私が私のヒーローとオンタイムだったら問題なく過ごせるはずの時間だったんだぞ。

このmcで私の心の温度がめちゃくちゃ下がったので、
あのバンドのことはそれ以降ぜんぜん楽しめなかったな…。
す、と冷めたことを、多分下手のギタボの人は気づいてたんじゃないかな…。
何度か気づかわし気な目線をもらってしまったけれど、
すまないな、君のせいじゃないんだ…。
あんまり書いてもあれなのだけれど、
本当にどうしても嫌で、翌日の名古屋に行くの本気で悩んだし、
ツアーの対盤発表されてるけどめちゃくちゃ嫌だな、行くのやめようかな、って思ったもんな…。

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