もう私は蘭ちゃんじゃなくて、コナンくんの方だった
幼いころ、戦隊モノのピンクに憧れていた。
いや、ピンクっぽいポジションに憧れていた。
そこそこ戦闘能力があって、だけどチームじゃ1番守られるポジションで、たまに大活躍すると「さすがピンク!」わっしょい!
もちろん、レッドはピンクの私が好き。
ピンチには1番に助けに来てくれる。
幼い私は、お風呂で美しく溺れる練習もした。
ゆっくり後頭部から沈む。
髪の毛はふわふわと顔まわりを沿って漂う。
そこにレッドだ。
「ピンクー!!」(※変身してない)
そして美しく助けられる。髪の毛が