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ドイツ就活事情

ドイツでの仕事探しとは?

日本での職務経験7年を経て31歳ワーホリビザで移住しました。日本でもドイツでも経理系会社員です。

転職エージェントの利用についてはドイツでの職務経験がなければ相手にされません。移住した翌年に何件か転職エージェントを訪問しましたがすべて門前払いでした。

日系企業は反対に日本での職務経験と、日本の職場文化の理解が条件でした。

ドイツ初めての転職活動:日系転職エージェントを利用して応募。その他の一般転職エージェントはドイツ職歴がないため利用不可でした。

日系企業ドイツ支社5年経験後の転職活動:それなりの転職市場からの反応がありましたが大抵自分で直接企業に応募しました。日系企業一社の経歴では転職エージェントがあまり相手にしてくれなかったのです。特に大手のエージェントは登録はするものの一切連絡なしでした。他の現地採用日本人で転職活動中の仲間も同じ経験をしていました。

日系ドイツ支社5年 + その他2社独/米系企業3年経験後の転職活動:突然エージェントから頻繁に連絡が来るように。大手のエージェントも含まれます。

個人的な意見として、日系企業だけの経験だと、後々その日系企業がドイツ撤退した場合に困難に陥る可能性があります。50歳で長年勤務した日系企業が撤退することになった場合、また別の日本企業に就職するのは簡単ではありません。ドイツに日系企業はたくさん存在しますが同じ職種にいつも空きがあるとは限らず、同じ市内で、となるとなおさら難しいでしょう。

また、会社が撤退しなくても年齢が高くなるにつれて日本人駐在員からの印象が悪くなり退職に追い込まれたケースも実際耳にします。

ドイツは50歳くらいまで転職可能です。日本では考えられませんが40代半ばでも転職する人はたくさんいます。

そうしたリスクを考えると日系企業以外も視野に入れるほうが後々選択肢が増えます。転職エージェントからも案件がたくさんきます。

20年以上ドイツで働かれているある日本人の方も同じ意見をお持ちでした。日本と関係する業務だけでなく、関係のない業務にも携われるだけの特技を持っておくべきだと。

日本語はとても強みになる一方、それだけの強みでは十分ではないのです。

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