レプリカレモン🍋
はじめに
最近、合間をみて香水を確かめに出掛けていました。
ゲランのミツコ、サンタマリア、イソップ、などなど。気になったものを、確かめられそうなら、気が向いたときに試してみる。
香水が気になり始めたきっかけは、黒木華さんの特集。
私物がウッディ系だった(はず)ことが少し意外だったのをおぼえている。香水って私が思うより人の内側なアイテムなのかも、と考え始めたのがきっかけです。
「いい匂いならなんでも」ではなさそうだぞ、と。
結構前から最近まで
診断に詳しい方なら分かると思いますが、イメージコンサルティング系の診断でジョーマローンのイングリッシュリペアーを教えて頂き、そこから気になるものを数点購入しました。
・shiro ホワイトリリー
・ジョーマローン イングリッシュ ペアー & フリージア
ちょこちょこ匂いを確認しながら、どうやら自分はホワイトフローラル系の香りが好きなんだな、と気付きます。ムスクも好きかも…?くらいの曖昧さで、なんとなく好みが分かってきました。
しばらくして購入したイカット ジャスミン、気になっていたドソンは両方チュベローズでした(今更気付いた)
優しいフローラルの香りを寝香水に。昼間につけて出掛けることは数回程度。買ったきっかけから寝香水にしたのですが、イカットジャスミンは優しい香りに包まれて安心するんですよね。
・エアリン イカット ジャスミン
・Diptyque ドソン(持ってないけど好き)
そこから2年後くらいに、もしかしてウッディ系がいいのかも、と探しだし、最初に気になったのはイソップのヒュイル。
Diptyqueのタムダオもいいかな?と候補になるも、ウッディの香りが強すぎる気がしてしまい購入に至らず。
そして2024年に入り、またちょこちょこと探し出しました。
すごく苦手な香り以外は全ていい香りに感じるので、難しい。
ぴったりな香水があるといいな、でもなかなか見つからないんだろうな…と、気が向いたときに試しに行くように。
サンタマリア、というブランドを知り、ボトルの可愛さもあって店舗へ訪れました。文字を読まずに隅から隅へ黙々と匂いを確認。
気になった香りは、もともと試そうと思っていたザクロでびっくり。
事前に説明文から予想していた「ちょっと甘い香りかもなぁ」はその通りで、自分の好きな香りはやっぱり少し甘めなんだなあと再確認。
気が向いた、別の日。
春夏のスカートを試着した後、マルジェラを横目に歩いていたら、ガラスのケースに香水のボトルが3つ乗せられていました。
レプリカを代表するように置かれたボトル。そのうち1つはレイジーサンデーモーニング。人気のある種類をディスプレイしていたようです。
私が香水の種類を確認していたのは僅かな時間でしたが、お姉さんが気付いてこちらに寄ってきてくれました(ほんとに数秒ぐらいだったのに)
私は仕事終わりに寄ったので、お姉さんたちの勤務時間も後半戦だろうに…接客業、頭が下がります。
いくつか試させて頂いたんですが、以前ムエットで確認したときと違う。
なぜか今の自分に、前より刺さっている。
店舗で実際に確認しているから?
「どれも好きな雰囲気の香りばかりだ…」という感じ。
ムエットから店舗までの間で自分に変化があったのかもしれないですね…。
私が寄った店舗には100mlボトルのみの取り扱いだったので購入には至らず。レプリカシリーズ、どれもいい香りでした。
アンダーザレモンツリー
今回の意外性No1は、アンダーザレモンツリーでした🍋
なぜ意外かというと、私は柑橘系の香りが得意ではないのです。
甘さ強め全般、マリン系、柑橘系は大体はじめに除外します。
今回も「柑橘系」のかの字も口にしていなかったので、出て来たのは本当に偶然。お姉さんのおすすめだったからです。
ユニセックスな香り、軽め……とお伝えした気がする。記憶が遠い。。。
柑橘系はあんまり…だったのだけど、ユニセックスな香りを尋ねたところ、お姉さんが出してくれたのがレモンツリーでした。
最初は「あ、柑橘系…ライムっぽい…名前はレモンだけど…柑橘だから括りは同じか…」という感じで、でも思ったより柑橘柑橘していない不思議な感じ。落ち着いた柑橘…出てこないけど何か奥にいる感じ。
しばらくしたら落ち着いた香りになりますよ、とお姉さんが言った通り、いつの間にかウッディっぽい香りに変化していました。
好きな香りかも…?と、キツネにつままれたよう。得意ではない柑橘系が歩み寄ってきた感じ🍊🍋
レモンの名を冠しながら、ウッディの印象が強く残っているのも面白い。そういえば名前にツリーいるし、ウッドはいるよね。
香料単体の香りの好みはあるものの、苦手な香りも調合されることで、違う一面が表れて、それが好みなこともあるんだなぁといい発見でした。
試させてくれたお姉さんに感謝です。
アンダーザレモンツリーという名前は異国の夏っぽい。私はバレンシアを思い出した(思い出したのはスペイン。オレンジが有名だったはず。レモンではない🍋)
もう1つ思い出したのは米津玄師のLemmon。あれもレモンだったな、酸っぱさよりほろ苦さを出した歌詞だったことを思い出して、柑橘系だからといってフレッシュや爽やかな感じばかりではないんだなぁと。
コンセプトとしてはどうでしょう?
コーヒーブレイクは名前からして好きで、ミルクと砂糖入りのカフェオレのようなイメージ。ブラックではなく、甘い香りです。
私は甘い香りに免疫がないのか、日によっては酔ってしまう。
秋冬になればもう少し甘い香りも試せるかも?と楽しみです。
コンセプトとしてはどうか?を少し考えたけれど、おそらくどれも違う。一方で、シリーズ全般の香りの雰囲気は好きだなぁ、気になる感じ。何が好きな感じなのか、気になるのかはわかりません。
どうやら香りに関しては、凛とした香りも、幻想さも求めていない気がする。
もともと古い紙や珈琲(香ばしい感じですか?って聞かれた)、暖炉のような香りは落ち着く。お寺の香り、線香の香りも好きで、自然すぎる香り(ウッディすぎる?)は少し違う。少し甘さがある香りは好き。
シダーウッド、サンダルウッド、ムスク、ホワイトフローラルの香りに惹かれるようなので、そこから探そうと思っていたけれど、意外な組み合わせが響いてしまって、侮れない。
shiroのホワイトリリーやマルジェラのレイジーサンデーモーニングも好きな香りなんだけど、自分から香るのは違うな…と感じて、それはそれで面白かったです。
好きだけど違うな…がわかるようになったのは成長!
まだ見つけられていないだけかもしれないですが、大好き!!!という香水に出会いたいものです。それは服も一緒。靴も一緒。
特別な何かはなくても、自分で選べたら花丸です。
巡り合わせ次第かな〜。楽しみです☺️