とうきょう幽霊

手を洗え

腐りゆくこころを止めてうっすらとそのきもちわるい匂いをわすれる
剣などと度合いの重いものをもたず斬るも斬られるももうないことを

贄

わたくしと文字のふくろにある菓子はわたくしのためまたは菓子のため
ときはいつも更新されて、平日の音響だった、あすのリズムで

渾沌マインド

おもといでと壊れた裏庭まだ残り現代もまだデータは生まれる
方向がかきまぜられるじいぴいえすいながら深くゆくえ知れずに

崩壊自由この素子

無量というセクシュアリティの傾向の意識のほかの適切ポイント
このような腰まわりでもまたもしも生きる期限が尽きても幽霊

Les Ombres de Tokyo

かわいそうな私たち子らまだ知らぬ野生の人間社会に折れる
きみが好きな山切りカットの歯ブラシを洗面台に上梓すれば春