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懶惰乱打

いま秋のうつくしい折り子音sではじまる花の炎上のとき

残遺

はつふゆの薄暮にそっとさす紅のくきやかさなら吾亦紅のいろ
(めんどうな打算は今後捨ててしまい結ぼれすべてをまないたへのぼす)

サーチライト

宇宙あおく発光、みちる微光たちぼくらひたすら小さな変更
愛も恋も重すぎるためまた性のみじめさゆえに独りさびしむ

寒くなりゆく

みずからがみずかららしい私ならうるわしい絵をみるきみらだろう
遠からず透る陽射しも緒についたばかりの色もさらわれるふゆ

しあわせ・ふ・しあわせ

すぐそこにあるのに絶えて掴めずに惜しくも切れるしあわせの鮮度
としのほどの身と「ちえおくれ」のたましいは鏡のなかのきもちわるいひと

「ぼくは今日、ターミナルから変革者をインストールしたよ」

銀河とははるかな水流かならずしも宇宙は母でも自然でもない

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