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ツアー参戦旅日記@静岡<6回目>

12/3(金)。本日も快晴。往路は節約でバスを使用した。
宮本さんの神に祝福されっぷりは本当に凄いなぁと思いつつ、車窓から見える富士山と海にテンションがめっちゃあがる!
眩しい位の日差しを受けながら3時間程で静岡駅北口到着。
今日もMっちと合流してランチに行く約束になっていて、行こうとしているお店がなかなかの人気店らしく私が静岡駅に到着した時点で40分待ちとネットに表示されている。
なのでまずは即新静岡駅のビルにあるお店に向かい、受付発券をすませた。
少し駅ビル内をぶらぶらして、お店の中待合席に呼ばれて数分でMっち到着。
ナイスタイミングだった!
すぐに店内に通され、おすすめの「げんこつハンバーグ」を頼む。
今日は二人の出で立ちが似ていて(茶系のニットに白いパンツ、グレーのブーツ)、『双子コーデだねぇ~キャッ』と盛り上がる。
ほどなくげんこつハンバーグが運ばれてきて、店員さんが目の前で半分に切って鉄板に押し付け目の前で「じゅうぅ~」と仕上げてくれる。
ジューシーで最高でした。

それから徒歩で会場へ向かったのだけど、方向音痴な私たち二人。
まず初っ端でスマホの道案内がどっちを差してるのか分からず、とにかく少し歩いてみて思ってた方向とは違うことを確認し、やっと正しい方向へ進むことが出来た。
思ってたより近くて8分位で到着した。

グッズ列には既に60人位?の人が並んでいたけど、これなら問題なく買えるはずと安心して二人でおしゃべり。
話題はやはり4月からのライブはどこに申し込む?って事がメインだった。
とても日差しが強くて12月というのに日傘をさした。コートも脱いだ。
15時販売開始。ほどなくご当地キーホルダーをゲットできたのだけど、機械の不具合とかで現金しか使えなかった。

それから二人で会場すぐ横の駿府城公園に向かう。
紅葉が真っ盛りで美しく、まだ秋という感じだった。
徳川家康公の銅像やら天守台発掘調査してる場所やら公園の半分位を巡ったところで暗くなってきたので、会場方面へ引き返す。
(後で知ったのですが櫓があったのですね。見たかった…)
公園を出てすぐのところにカフェがあったので、ライブに備えて休憩と軽食しながらも二人で「インスタ来ないねぇ~」と頻繁にスマホをチェック。
17時半少し前にカフェを出ると、外は真っ暗になっていた。

入場して自分の席に荷物を置いて、1階席の一番前の神席からと脇花道からの眺めを下見して、それから1階席の一番後ろ、2階席の一番後ろのステージから見て右端まで行って眺めを確認した。
それから2階席右端の扉から出てすぐのところにある椅子でしばらくおしゃべりして、開演15分前、それぞれの席に着く。

今日の私の席は前から9列目の中央から少し右寄り、と思っていたらほぼほぼど真ん中だった。
1列目がないので実質8列目。まっすぐ前に場ミリが見える。
そしてオーケストラピットより高さがあるので、すっごい見やすい。
一応双眼鏡を準備したけど、今日は肉眼で十分だな、と思った。

そして開演。
暗闇で書いた今日のメモと感想など。

・異邦人で股間をギュッとすると客席にポイっと投げる。
札幌、福岡では股間技は封印されてたので紅白出演歌手たるもの品位を保ってるのかと思ってたからマスクの下で爆笑。いや、投げられても困るしー!!(笑)
・きみに会いたい、途中でネクタイゆるめるのが何度見てもカッコいいなぁ~♡カッコいいのに曲終わりでまたもや豚の鼻で決めポーズ。
・化粧では、ジャケットを脱ぐのかと思いきや脱がずにまた着る。額にはもう汗が光ってる。
・春なのに、では1番は自分で持ってきたスタンドマイクで。2番はマイクを手に持って。スタンドマイクの時、両手を遠くに遠くに伸ばして歌う姿が美しくて好き。
・Shining、一輪の花~と指差しして歌うところで目があった!
・獣では、曲間に「出かけようぜ、エビバデ~!」と絶叫。狂気炸裂の踊り、好き!!!
・どの曲か忘れたけど、途中で水を飲んで「ああ…」と思わず漏れた生声を聴けた。尊い…。
・冬の花、赤い花びらを降らす位置が調整されていて、ほとんどがステージに降り注ぐようになっていた。あとはオーケストラピットの最前列数列のみにしか落ちてなかったと思う。広島で色々あったらしいからね…。
・sha・la・la・la、 ミラーボールがこんなに綺麗だったんだ。今まで気づかなかったなぁ…どこ見てた、私?(答えは宮本さんばかり見てた、です)。
・風に吹かれて、今日はジャケットを脱いで。腕振りは210度位かな?振り幅は広いけど、勢いはゆっくりになって優しい感じで振ってた。
タンバリンを最初少し使って、そのあと優しく床に置いてた(ポイっと床に投げ捨てないのを初めて見た!)。
・あなたの、の紹介で「素晴らしい明日がやってきますように!」と何故か一部P.S. I love youの紹介が混ざってさり気なくリカバリー。
・浮世小路、私の2列前のガテン系男子と対峙して歌ってるようだった。→この男子の事は後程詳しく。
・「ニューアルバムから、聴いて下さい」と、「この道の先で」を紹介。
・rainで、会場に向かいはっきりと区切って「I love you !! (アイ、ラブ、ユー!)」と絶叫。
・P.S. I love youで指差しをしたときばっちり目が合って飛び上がった。
・アンコールでは、今日は白シャツに黒スキニー。グッズTシャツじゃなかった。アコギをまたにはさんでメンバー紹介。…ストラップはどこに行った?
・この辺りで「声を出さなくても、熱い思いを届けてくれてありがとう!伝わってます!」と。じーーんとした。
・本EN前にやさしさ。北海道より更にカッコ良くなってた。正しい表現か分からないけど、ジャジーでおしゃれな感じ。
・恒例のトークコーナーで「昨日来ました、新幹線で」「富士山見て、すさまじく(ここめちゃくちゃ強調)盛り上がった。どうしてこう、富士山見るとすさまじく盛り上がるんでしょうねぇ?」「駿府城すぐ横なんですね、知らなかった」と。そしてみんなバラバラに来てバラバラに帰るからなのか小さく「一回くらい打ち上げやりたいな、と思ってるんですけど…」って呟きが可愛かった。そうかそうか、そんなにみんなと仲良くなってきたんだねぇと嬉しい気持ちでいっぱいになる。
・コバタケさんにがっちりハグされ、ほかのメンバーとのハグも熱く長くなってきたなぁ。そして今回、日本代表が髭夢になってた。宮本さんは最後はける時、お尻出してブーをなさってました。

実は、今回は宮本さんと視線が合いまくって(と思わせておいて下さい)テンションマックス状態でした。
9列目位ってたぶんステージ側から見て自然な目線の高さなんだと思う。
目の前の宮本さんの動きに合わせてジャンプしたり踊ったりしてると繋がってる感が凄くて、そしてそれに指差しで応えてくれて…。
いやあ、マジで良かった。感激。
神様、神席でないなら、いつも9列目をお願いします!(貪欲)
神席だったら最前列ど真ん中をお願いします!(どこまでも貪欲)

私の2列前にいたガテン男子の話ですが。
後ろ姿だけなので正確な年代は分からないんだけど、おそらく40代位。
背が高くて肩幅もがっちりしてて横幅もあり、この男子が立ち上がると割と私の視界が不良になる状態。
ニット帽を被ってるのかと思ったら、タオルか手ぬぐいを頭に巻いてて、でこの体格なのでかなり迫力あったの。
この人がね、拍手しないのよ。
ノリノリの曲で回りが立ち上がると一緒に立ち上がるんだけど、拍手しないの。
体の前で腕を組んで仁王立ちで聞いてる。
ステージの宮本さんをじーっと見据えてるの。
周りが踊ったり拍手したりめちゃくちゃ動いてる中にあって、微動だにしないこの男子は宮本さんからも凄く良く見えてたと思う。
浮世小路の時なんて、このガテン男子を見て宮本さんが歌ってるように見えた。
”歌でこの男を納得させてやる”
宮本さんが、そう言ってるみたいに感じられた。

…この人、何なんだろ?
そう思ってたんだけど、ガストロンジャーの時に分かった。
このガテン男子が、この曲で初めて拳を強く強く振り上げたから。

…ああ、きっと古くからのエレカシのファンなんだな。
エレカシ古参ファンには一部ソロ活動に否定的な人もいると聞く。
彼が否定的なのかどうかは分からない。でも。
彼はきっと、ソロの宮本さんを確認に来たんだ。
…何一つ変わっていない、男・宮本を。
彼が惚れ込んで愛してやまない、宮本浩次という人間を。

エレカシの曲が4曲終わると、このガテン男子はいつの間にかいなくなっていた。
最後まで聞いていけば良いのに、勿体ない。
そう思ったけど、彼は彼の目的を果たしたという事なんだろう。
だから、帰ったんだ。
…ねえ、宮本さん。届いていると良いね。
そう願わずにはいられなかった。

最後の曲が終わって、興奮と感動でいっぱいだったのだけど、暗転した瞬間の20時48分、荷物を持って出口目指して走る。
Mっちの新幹線の都合で20時50分にタクシーを呼んでいたから。
泣きながら階段を駆け上り、ホールを出てタクシー乗り場まで走る。
走っている間に涙は乾いていた。代わりに呼吸が苦しくてゼイゼイする。
Mっちが私より一足先に付いていた。
「ぎりぎりだったけど、最後まで聞けて良かったね!」「本当に!」
そんな会話をしているうちにタクシーは5分ほどで駅へ到着した。

Mっちの乗る予定の21時7分の新幹線には余裕で間に合いそう。良かった。
安心したら、じわじわと寂しさがこみあげて来た。
…もうこの後、Mっちと同じライブに参戦する予定がない。
Mっちは高松、金沢、今日の静岡と一緒に参戦して(住んでるところが違うので現地集合現地解散です)、わずか一か月前まで顔も知らなかったなんて思えない程、宮本さんの事もそれ以外の事もたくさん話した。
話しながら泣いたこともある。
遠征先で何を食べるかも真剣に話し合った(笑)

…ああ、私、宮本さんにまた一つこんな素敵な宝物をもらっていた。
色んな気持ちを共有できる大切な大切な仲間。

寂しくて思わずMっちをがしっとハグする。
ついでに思わず「大好きだよ、Mっち!」と告白してしまった(笑)
Mっちはドン引きせずに「私も大好き!」と言ってくれた。
そしてウルウルの目で二人「新春で会はう!」と言った。

改札を抜けてエスカレーターを昇って視界からMっちが消えても。
私はしばらく改札前にたたずんでいた。
…宮本さんが私の人生にくれたものの大きさを噛みしめながら。

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