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ツアー参戦旅日記@山形〈13回目〉

4/17、日曜日、東京は薄曇り。
8:25AM発のつばさ181号に乗って山形へ向かう。
3月の地震の影響で新幹線が使えなくなって飛行機を予約していたのだけど、直前で復旧したため飛行機をキャンセルして新幹線を取った。
何故なら今日の会場は山形駅から徒歩2分!
楽さに負けてしまった…。

新幹線が発車して1時間程たつと薄曇りが見事な快晴に変わり、車窓から遠くに雪を抱いた山が見える。
キレイだなぁ…。
感動していると、途中雪が残っているところもあったりして、初山形の私は一人でテンションがあがる。

2時間半であっという間に山形到着。
新幹線前で写真撮影をしているツアーTを着たエビバデさん3人組がいた。
徒歩でランチ予約をしているお店へ向かう。
道々、桜がキレイでお天気が良くてとても幸せな気分になって、写真を撮りたかったけど時間がないので急ぎ足で。
15分程で到着し、無事Nちゃんと合流。
念のため予約していたお店はオープン前から行列が出来ていてびっくり(山形なのに…スミマセン💦)。
予約しといて良かった!
中庭の見える素敵な広々した4人席に通され、優雅に山形牛を堪能。
美味しかったー!
(食べたかったステーキ丼がなくてショックだったけどさ…代わりにハーフ冷麺も食べたから良しとするわ😤)

その後少し市内観光してから14時半にグッズ待機列に並び、緑色で透明なキーホルダーゲット!
ラ・フランスのイメージなのかな?キレイ✨

ここでホテルにチェックインするNちゃんと別れて、私は一人で霞城公園へ。
桜が満開で日差しがキラキラと眩しくて、川面に揺れる桜の花びらが夢の様に美しい。
立派な城跡も行った。
気付けば一時間半経過していた。
歩き疲れてしまいどこにも行く気にならずに途中でお土産と軽食だけ買ってライブ会場に戻り開場待機列に並び、ほどなく入場。

やまぎんホール、出来たばかりなのかな。
ロビーの床やエスカレーター横が寄木細工みたいな模様でとても素敵でピカピカに輝いている。
席に荷物を置いてからホール探検へ。
1階席から2階席、3階席、バルコニー席からの眺めを確認し、各階の小さな待合スペースやら全然人気のない廊下やら「ここ、宮本さん通ったかなぁ」と幸せな妄想をしながら探検。
17時半頃、自席へ戻った。

今日の席は1階の19列目、ステージ向かって右ブロックのほぼ中央。
最近だいぶ後ろの席や2階席、3階席が続いてたので、とても近く感じる。
花道がまあまあ近い。
双眼鏡で確認すると視界全体に宮本さんの全身が入る感じの距離感。
今日は表情もはっきり見えるなぁ。
そう思うと、とても嬉しかった。

前回のライブの経験から、メモを取らずにライブに集中すべきか色々迷ったけど、やっぱりすぐ消えてしまう記憶を補いたいとメモを取ることに。
その代わりメモは少な目にして、ライブを最大限堪能しよう。
そう決めていた。そして開幕。

暗転して1曲目が始まり、宮本さんのシルエットが見えた瞬間、涙が溢れてしまった。

…ああ、元気で良かった。元気で良かった。

何度も何度もそう思った。
涙があとからあとからこぼれた。

宮本さんがコロナから復活して、今日が私にとって初めてのライブだったんだ。

大切な人が元気でいてくれる。
それが、本当に本当に嬉しくてありがたかった。

最初少し音割れしていて、何度もイヤモニの位置を直したり、音の大きい小さいを控え目に合図していた。

前より声量が格段にアップしている。
もとから声量オバケなのに…驚愕。
2曲目でも声量アップを確信。
お休みしたのが良かったの?
本当に転んでもただでは起きないのね。
宮本さんの力強い夜明けはやってくる、という言葉に泣きながら頷いていた。

stranger、久しぶりに見るネクタイ緩める動作がカッコよすぎる!
動きは以前より少な目かな。
でも今日も元気に四股踏んでる!
異邦人では、最後に会場全体を見据える表情が狂気でヤバい。

きみに会いたい、最初「踊れ。踊れ」っていうから、別の曲かと思っちゃったよ(笑)。
2番でJK脱ぐかと思いきや、脱がず。
一瞬股間ぎゅっの技を繰り出し、「ああ、今日も元気だ。良かった」と何故か安堵(笑)。
一音一音嚙みしめるように歌ってる。
途中で「音量、少し落として」みたいなサインを送ってた。

きみに会いたい、の後(だったと思う)に、「山形ベイベー!ようこそー!」「どーんと自由にのびのび楽しんで下さい!と。
「化粧」を「名曲聴いて下さい」と紹介。

春なのに、宮本さんが”春なのに お別れですか”と歌うたびに、泣きそうになる。
曲の終わりに目を閉じて空を見上げる横顔がとても美しかった。

shining、声が凄く出てる!
やっぱり間違いなく声量アップしてる。
動きが前より控え目なのがいいのかな。
青のライトに照らされた宮本さんが、超絶カッコいい。
歌いながらメンバー一人一人に近づいて行ってキタダさんのところに行った時、キタダさんが「おっ、肩に来るのか?」みたいな顔で視線を上げて宮本さんを見たけど、宮本さんがそのまま通り過ぎたら「あっ、来ないんだ」みたいな笑顔になったんだけど、それが最高にチャーミング!
いやだーーー😍 キタダさん、ポニーテールもカッコいい!!
縦横無尽バンド、メンバーがカッコよすぎるよー😍😍

お色直しして登場からの獣、ここでは今までセーブしてたエネルギーを爆圧させるかのようにキレキレダンス。続くロマンスでもキレキレ。
ロマンスで上手側花道に来た時、恒例の背後のドア開け。
それを見て何故か「本当に元気になったんだ。良かった」と涙した私です。

冬の花、”生きてるから 涙がでるの”で泣き、
「捧げます」と言って歌ってくれた、”悲しみの果ては 素晴らしい日々を送っていこうぜ”で号泣。

sha・la・la・la、久しぶりに聴いたけど、やはり号泣。
「さあ、行こうぜ!」「出かけようぜ!」
こんなに元気をもらえる歌だったんだ!
こんなに勇気をもらえる歌だったんた!
ステージに落ちてた赤い花びらを拾って頬に付けるような仕草をしてた。
両手を広げて床にゴロンと寝ころび足を大きく宙に放り投げたかと思えば、すぐさま立ち上がって歌いだす。
体力も筋力も復活してるね!
会場一体のワイパーがとても嬉しかった。

浮世小路、日本代表のオープニングドラムが和太鼓みたいで超絶カッコよくて心臓にドスドス響く!
ひー、玉田さんもカッコいいよー😭
どうにかしてー😭😭
宮本さんの歌もますます磨きがかかって、ドスが効いてて最高なんですけどー😭
どうにかしてー😭😭
カッコ良さと裏腹に途中でお尻ぺんぺんしてて笑った。
困ってるうちに一部終了。
”光あれ”が心に残る。

2部、いつも通り黒シャツ黒JK黒スキニーで登場。
passion、”ああ晴れるや”の後の歌詞を忘れて、困った様に”晴~れるや~”と歌っててかわゆかった😍
私は周りの倍速で飛び跳ね息が絶え絶え(笑)。

かわゆいpassionから、JK脱いで顔つきが変わったガスト。
この拳を振り上げる瞬間を待ってた!!

風に吹かれて、歌い始める前に水を飲み「俺だけ飲んじゃってすみません」「ステキな気持ち、伝わってるぜ!ありがとう!」と。

今宵でアコギを持つと、この人は顔つきが変わる。
ソロのプロフェッショナルな顔ではなくて、なんというか、まだ大人になっていない少年の様な自由な、でもきりっとした顔になる。
そして、なんて気持ちよさそうにのびのびと歌うんだろう。
…ああ、そうか。
この曲を歌っているときは、きっと石くん成ちゃんトミの心と共にあるんだね。
青春時代を共に過ごした、大切な大切な仲間と共に。
だから、ソロで舞台に立っていても、寂しくないんだ。
強くいられるんだ。
…そう思ったら、また泣けてきた。

あなたの、では下手花道に来た時にまた背後のドアを開けたと思ったら、なんとその中に引っ込んじゃって、姿が見えないまましばらく歌ってたんだけど、途中で「暗い!見えない!」と騒ぎ(たぶんそのまま裏側からステージ中央に戻るつもりだったのかな)、結局入ったドアから戻ってきて花道からステージ中央に戻り、「暗かったぜ、ベイベー!」と。
会場中堪えられずマスクの下で大爆笑😂

そしてそして日本代表が本日も超絶カッコいい技を見せてくれました!
自分のターンになった途端に後ろにスティックを高く放り投げ、手でドラムを叩いてたんだけど…なんなのーー、この破壊力?!
ハートにビリビリずしんずしんとくるの。
むしろスティックより迫力あるかも。
こりゃ、宮本さんじゃなくても惚れるね…。
男が惚れる男、カッコいいです!!
あ、今日はトムのペルシャじゅうたんはありませんでした。

あともう一つ書いとかないといけないのはキタダさん紹介だよね。
本日は「キタダキタダキタダ、キタダマキー!」とショートバージョン。
代わりに「魔術師!!」と連呼してた。

コバタケさん紹介で「地元!!」と。
嬉しそうに手を振るコバタケさん。
会場から大拍手。

自分の紹介ではメンバー紹介より控え目に、足を開いて腰を落としたポーズで自分の頭を指さしながら「宮本でーす!」と。
もう…なんなん、この55歳…かわゆ😭
会場に向かって「のせるの上手いなー!!」と御機嫌で指差し。

この道の先で、出だし歌詞を忘れもごもごしたと思ったら、「すみません、もう1回!」「歌詞忘れちゃっ…」た、を言い終わらないうちに玉田鬼カウントで演奏始まり、歌詞を思い出せるかどうか不安げな感じで歌い進み、無事歌えたのでホッと肩を落とした(様に見えた)宮本さん。
会場は大拍手だった。2回聴けてラッキー♪
”坂道のぼって キミに会いたい”で坂を昇る動作がかわいくて、長くなった髪の毛をかきあげるたびにキラキラ光る汗が眩しくて、また泣く。

十六夜、冒頭「散歩に行かないか。月を、月を見に行こうぜ」と言われ心の中で即「行きます!!!!」と返事。
川面のような映像のスクリーンがキレイで泣ける。

Rain、去年から今年初めにかけて、あんなに苦しそうだった高音パートが全然苦しそうじゃなくなってる。明らかに進化してる。
降り注ぐ雨と光の中で歌う宮本さんが、”愛するきみをこの胸に抱きしめたい”と自分をそっと抱きしめた時、私も思わず自分を抱きしめずにはいられなかった。

PS、曲前に「愛してるぜー!」「アイ、ラブ、ユー!」とはっきり区切って。今日はこの言葉が一段と心に沁みる。
"はかなくもうるわしき ああこの世界"
”バカらしくも愛しき ああこの世界”
この歌詞に、ものすごく力を込めて歌ってた様に感じたのは私だけかな…。
”立ち上がれ がんばろぜ”でまた涙腺が決壊し、5人がステージからはけていって拍手が鳴りやまぬ中、一人座席で肩を震わせて泣いた。

EN、着替え無しでJKだけ脱いで登場。
にっこにこの笑顔でアコギを抱えたので「?」と思っていると、なんと「やさしさ」を歌ってくれた。
最初は宮本さんのアコギだけで、途中からバンドが入って。
おしゃれでジャジーな洗練された感じの、エレカシとは全然違う「やさしさ」。
そして歌終わりに「優しくて素敵な雰囲気ありがとう!」「いきなりやりました。さすがプロ!」と。
歌が始まった時、泣き声が漏れないように両手で口をおさえて聴いていたのだけど、この「優しくて素敵な雰囲気ありがとう!」の一言で、自分の感謝の気持ちをファンに伝えるために歌ってくれたのだと思うと、思わず嗚咽号泣。
…もう、何回泣かせるのよー😭😭
いや、私が勝手に泣いてるだけですけどね😂

本EN前に恒例のトークコーナー。
今日はコバタケさん地元という事でコバタケさんトークばかりになると思っていたら案の定で、でも話の内容は地元には全然関係ない宮本さんの事だった。
「37本目にもなると色々と思うところがある。さっき彼、歌詞間違えたでしょ?でも許してやってほしいというか。だって彼、プロンプター見ないからさ。本当に心で歌ってるから」
「僕、このツアー、自分でキーボードとして立候補したんですよ。手前味噌になっちゃうけど、本当にこんな凄いメンバーと一緒に出来て、本当に嬉しい」
会場から大拍手が起こる度に、宮本さんは両手を横に広げておどけたように持ち上げてポーズを取る。バレバレの照れ隠しがかわゆい。
そしてコバタケさんのトークが一段落したところで「あー、ありがとうございます」と一言、以上でトークコーナー終了😱
宮本さんのお話も他のメンバーのお声も聞きたかったけど、コバタケさんの宮本愛溢れるトークも、まあ良かった事にするよ😂

そしてENの木綿、今まで以上に伸びやかな伸びやかな歌声!
高音パートが余裕になって気持ちよさそうに歌ってる。
ずっと聴いていたい。そう思った。

ラストのハレルヤ、曲前に「ステキな時間がたくさんたくさんやってきますように!」「大好きです、エビバデー!」。
宮本さんからの溢れる愛に会場中が包まれて幸せで、でも終わってしまうのが寂しくて、宮本さんが元気でいてくれたことが嬉しくて。
色んな思いが溢れだし、全力で拳を突き上げてジャンプしまくる。
…ああ、終わってしまう。永遠にこの幸せに包まれていたいのに。

歌い終わるといつもの様に、メンバー全員と一人一人嬉しそうにハグを交わし、5人手をつないでステージ中央でお辞儀。
繋いだ手を高く高く振り上げた時の輝く笑顔を、しっかりと胸に刻み込んだ。
今日も命を懸けて心で歌ってくれた宮本さんに、メンバーに、全身全霊で拍手をおくる。

宮本さんはにっこにこで嬉しそうに何度も何度も全方向に手を振り、深ーくお辞儀。
ステージから見えなくなる直前、両手で大きくお尻出してブーをして、スキップするかのように軽やかに去っていった。

…圧巻だった。
2か月ぶりに見る宮本さんは、更にパワーアップして進化して、圧巻だった以外に言葉が見つからない。
魂を撃ち抜かれた。

タオルで涙を拭いていると、後ろの席の70代位のご婦人が40代位と思われる息子さんに話しかけているのが聴こえてきた。
このご婦人、ライブ中も、1曲終わる度に「うわぁ…」「凄…」と思わず言葉が漏れてたんだけど。
そのご婦人が息子さんに向かって、「こんなに盛り上がること、お祭りでも無いねぇ」としみじみ。

…息子さんがファンなのかご婦人がファンなのか分からないけれど。
今日来てくれて、ありがとうございます。
幅広い世代に届けたいと願ってやまない宮本さん、きっとすっごく喜んでいます。
ありがとうございます!
そう思って、嬉しくて、また泣いた。

会場から外に出て、Nちゃんを待つ。
Nちゃんが小走りに私に向かってくる姿を見つけた瞬間、私はNちゃんに抱きついて泣いてしまった。
そして思わず口から洩れた言葉が「宮本さんが元気で良かった…。宮本さんが元気で良かったよー…」だった。
Nちゃんは、
「そっか、SORAちゃんは宮本さんが復活してから初めてのライブだったんだね」というと、優しくよしよしとしてくれた。

それから二人で霞城セントラルビルの展望室まで行く。
夜景があまりに見事で息をのんだ。その上に十六夜のピンクムーン。
眼下には満開の夜桜。
こんな最高の組み合わせってある?
今日山形でライブをしてくれて、本当にありがとう、宮本さん!!
(と運営さん!)

私の夜行バス出発の時間まで霞城公園を散歩した。
ここでも夜桜とピンクムーンを満喫。
幸せな気分に浸りながら色々話す。
22時近いのに公園はやはり桜を楽しむ人が結構な人数歩いていて楽しそうに笑っている。
日本は平和だ。

22時15分、Nちゃんに見送られて新宿行バスに乗った。
バスに乗ってすぐ今日のインスタを見る。
私が探検したところに宮本さんがビンゴで行っていて嬉しかった。

そしてバスに揺られながら考える。
…大切な人が、元気で生きていてくれる。
これ以上に幸せなことってないんだな、と。

そう思ったらまたじわっと来た。
宮本さんに出会ってから、私はすっかり昔の泣き虫に戻ってしまった。
宮本さんのやさしさに触れると、子供のように泣いてしまう。

…ああ、分かった。
宮本さんの好きなところ、たくさんたくさんあるけれど。
やさしいところが好きなんだ。
今更ながら気づいた。

たぶん心にやさしさが足りない冷たい人間の私。
だから宮本さんのやさしさに惹かれるのか。
窓の外に過ぎていく夜の静かな町を見ながら、今日宮本さんが歌ってくれた「やさしさ」をそっと口ずさんだ。

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