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神戸参戦旅日記<ロマンスの夜>12/7

2022年12月7日(水)、薄曇りの寒い朝。
前日夜遅くに神戸・三宮入りしていた私は、午前中はホテルでリモートで仕事してから、Mっちと待合わせしているステーキ店に向かった。
路面からの冷気が足に伝わってきて、予報では12度と言っていたけどもっと寒く感じる。
時間よりだいぶ早く着いてしまったので一旦レストランを通り過ぎ会場まで位置確認に行った。
12時半というのにもうグッズ列に10人ほど並んでいた(グッズ販売は14時半から💦)。
それからレストランに戻り、程なくてしてMっちと合流、神戸牛ランチを堪能(美味しかった🍖😍)。
隣の席もドレスアップしたエビバデさんだった。
たくさんおしゃべりもしてレストランを出たのが15時近く。
フォロワーさんに会うというMっちと一緒に私も会場まで行って、私と本名が同じCちゃんに紹介してもらった。
名前が同じせいか(?)初めて会ったとは思えぬ親近感で盛り上がる。
明日参戦予定で会えないと思っていたOYちゃんにも偶然会えてまた盛り上がる。4人で記念撮影。
そのあと顔見知りの方数名に挨拶して、さんちかでお土産を買ってからホテルに一旦戻って休憩。精神統一してから開場時間にあわせて会場へ。

今日の席はね…発券して座席調べた時思わず「マジか?!」と笑いが出たんだけど、三階席の最後列なの😂
まぁ、ど真ん中だから良しとするかー。
当選したこと自体がラッキーだもんね。
そして今回最後列ってことは、あとは浮上するのみ!!

「おしゃれして来て」と言われたので、会場の皆様の服装もいつもより華やか。
どんなコンサァトになるのか予想がつかなくてそわそわする気持ちと期待が入りまじってドキドキが最高潮になったところで開演。

暗がりに浮かび上がった宮本さん、タキシード…ではなく、黒のタートルネックセーター、黒のダブルジャケット、黒スキニーだった。
三階席最後列でも双眼鏡の視界の半分くらいに宮本さんがおさまる感じで表情もまあまあ見える。
やっぱりホールって近いんだなぁ。
今日は何だかとっても若く見える。髭なしだからかな。
髪の毛も私の好きな長さ❤

(この先セトリあります。ネタバレしたくない方は読まないでね。そんなに読んでる人いないと思うけど(笑))

1.    ジョニィへの伝言
ほんのほんの少し声がいつもよりハスキーかな…。風邪の名残?
でも高音も出てるし伸びもいつも通りだからもう大丈夫なんだ。
良かった!と安堵。

2.    春なのに
場ミリよりだいぶ前(ステージきわきわ)まで出てきて。
失恋の歌なのに、何故だか有無を言わさぬ迫力があって、思わず謝りたくなる。とても丁寧に歌ってた。

3.    まちぶせ
曲前に「東京出来なくてどうなるなと思ったけど、なんとか今日」「最後までよろしく!」と。歌いながら髪の毛クシャクシャに。そして腕を高く伸ばす度にお腹がチラチラ見える。え?セーターの丈短くない?😂

…もうね、乙女が歌ってたよ。
「好きだったのよ、あなた」とつぶらな瞳で見上げられて(しかも内股)キューンとしない人いる?
メモに一言大きく「乙女!!」と書いてあった。
(56歳のロック歌手だけど)

4.  First Love
ハイバックの黒の革張りみたいな椅子が運ばれてきて、ギターを抱えて「聞いてください」と。
途中英語が何度か怪しくなる。
最後の方は歌に熱中するあまりギターの手がお留守になって、そしてスタンドマイクは座って歌うのに合わせて低めに設定されてるのに、熱唱のあまり立ちあがって高さがあわなくなり、結果ガニ股気味での歌唱。
途中、
”You will always be inside my heart.
いつも あなただけの場所があるから
I hope that I have a  place in your heart too.”
で号泣。
歌終わり「英語どうなるかと思った」「名曲です。First Love!」と。

5.  赤いスイートピー
もー、この曲もね「泣きそうな気分になるの」と言われてうつむかれてごらんなさいよ。「ごめん、そんなつもりじゃなかった」って抱きしめたくなるから(あれ、男女の役割が逆?)。
つむじが可愛らしかった(何見てるの、私?😅)
良くこのキーが出るなぁ…。

6. September
すっごくダンサブルで御機嫌なアレンジ!
前奏始まった途端に席で座ったまま足でリズムを取ってめっちゃ左右に揺れて踊ってしまった(両隣の人、ごめんなさい🙏)。
スクリーンの落ち葉がキレイだった。
そしてまた腕を伸ばすたびにお腹が見えて…そのセーター、もしかして自分で洗って縮んじゃった??と思うほどにタイトなフィット感。
宮本さんしか着こなせない…😅。

7.    白いパラソル
この曲で着ていたジャケットをぽいっと床に投げ捨て、「聞いてくれ!」。
伸びやかな歌声を聴いていたら、少年!と思った。と同時に少女!とも。
歌声だけで会場は一気に夏。

8.    化粧
歌前にステージに背をむけてペットボトルの水を一口飲んで。
暗闇の中、宮本さんだけにスポットライトが細く当たり、途端に歌の悲しい世界にひきずりまれる。
いつにも増して丁寧に歌っているのが伝わってくる。
何度聞いても切なさが胸を打つ曲で、思わず涙。

9. あばよ
ライブで聴くのは初めて。
オリジナル曲を知らないけど、とてもとても丁寧に歌っていると感じた。
歌っている宮本さんを見ていたら、強がる女性の悲しさに胸が痛くなった。

このあとステージに赤い幕がおりて、5分位パーカッションとシンセの不思議な感じの音楽が流れていた。
今まで幕間に音楽が流されていた記憶がなくて、途中で”もしかして宮本さん、体調悪くなったのかな”と物凄く不安な思いに駆られる。
同じように思った人が多かったのか結構な割合でみんな立ち上がって、ステージを凝視する。
私からは見えなかったけど、前の方の人には何か見えていたのか…。
程なく幕が上がって一安心。
メンバーの配置が少し変わって全員が一直線上に並ぶ配置に(最初は宮本さんを囲むコの字型みたいないつもの配置だった)。

ベルベット地の黒のシングルジャケット、黒シャツ、黒パンツ(スリムだけどさっきまでのスキニーとは違うものに見えた)で登場。

10.   喝采
二部(?)オープニングに相応しい圧倒的な存在感と華やかさで歌前に大拍手が起こる。
両手を広げて観客を見渡す宮本さん、ああ、大スターだなぁ、って思う。
全音域好きだけど、この歌では特に低音が素敵に響くなぁ。
力強くて迫力と張りがあってカッコいい~!。
そして何て良い歌なんだ…😭。

11. 二人でお酒を
前の曲と同じで、この曲もやっぱり低音の響きがたまらなく良い!!
何かの雑誌のインタビューで「(選曲基準は)自分の声が素敵に響くこと」って言ってたような気がする…そういうことか。
歌終わりに小さく「ありがと」と。
お辞儀した時、つやっつやの髪の毛が光っていた。

12.    翳りゆく部屋
ライブで聴けると思ってなかったので、前奏が流れた時、嬉しくて思わず半立ちになった。
パイプオルガンのような演奏なのに、何故かUKロックみたいだ…。
”輝きはもどらない わたしが今死んでも” って究極の比喩。
心の底から沸き上がってくる深い深い悲しみの叫びに、気が付くと頬が濡れていた。

13.    愛の戯れ
原曲を知らないけれど、シティポップスみたいな明るくて御洒落なアレンジで好き。前曲からの空気ががらっと変わる。
少し踊りながらステージきわきわまで来て熱唱。
気付けばトムや他のバンドメンバーがジャケットを脱いでいた。
(ってことは、ジャケット着てたんだな…ごめん、宮本さんしか見てなくて😂)

14.    異邦人
ここまで大人な感じでほとんど絶叫もせずタコ踊りもせず歌ってきた宮本さん。
だけど、この歌では目ん玉ひんむいて狂気炸裂で一瞬タコ踊りも🤣。
縦横無尽ツアーで歌い込んでいるせいか、すごく伸び伸びと歌っていて、何だか妙に安心。

15.   ロマンス
ここまで、盛り上がっても立ち上がっていいのか悪いのか分からずモヤモヤしてきた私。
前奏が始まった途端、躊躇なく立ち上がった。
同じタイミングで立ち上がったのは、ツアーに参戦したエビバデ達だね!
そしてそれにつられる様に会場の人々もバラバラと立ち上がり総立ちに。
宮本さんは「席を立たないで~♪」と歌ってるんだけどね🤣
今日もたっぷり左右の花道サービスあり。
良いなぁ、私も花道の前に座りたいよぉー😭🙏
次回こそ!!!!!
ジャンプしまくり歌い踊る宮本さんに応えるかのように会場も一気にヒートアップ。
私もジャンプしまくって一曲で大汗かきました…。

16.    Desire - 情熱 -
ジャケットを脱いで。前奏カッコいい!踊りキレッキレ。
歌が宮本さんに合ってる。と言うか、宮本さんの歌みたい!!
低音が…低音がカッコいい…ドス効いてて最高なんだけど😭😭😭
くぅー、疾走感溢れるドラムがカッコいいよ~!日本代表最高!!
ほとんど判読不可な私のメモによると、歌終わりの方で歌詞にはない”You!”を数回連呼したらしい。

17.    飾りじゃないのよ涙は
出だしでいきなり歌詞を間違え、その後も盛大に間違え・抜けがあったけど、宮本さんのテンションは変わらず、そして会場の盛り上がりも全く変わらず。
この曲もトムのドラムと宮本さんの歌のハーモニーが素晴らしくて、全力疾走したみたいな爽快感。
最後に「ありがとう、神戸!!」と叫んで大拍手の中、退場。
結局宮本さん汗びっしょり。
それでもいつものライブよりは少ないのかな😂

三部(?)。白シャツ、黒シングルジャケット、黒パンツ(気持ちが盛り上がり過ぎてて二部と同じかどうかまで確認しなかった…😭)で登場。

18.    あなた
大好きな曲。縦横無尽on birthdayで久しぶりに聴いて泣いたけど、今日もやっぱり泣いてしまった。
宮本さんが真っ直ぐに歌う、もう叶うことのない夢があまりにも美しくて。
何度だって、泣けてしまう…。

19.    恋におちて- Fall in love -
”First Love”と同じ黒のハイバックシートの椅子でギターを抱えて。
この曲が大好きで、今日聴けるのを凄く楽しみにしてきた。
歌前にグッズのタオルで汗をふきながら「タオルちょっと小さいな」「もうちょっと大きいのが…」「あ、素敵なんですよ!」と一人ボケ突っ込みで会場中マスクの下で声に出さず爆笑。
今回は忙しすぎてグッズ企画にあんまり携わらなかったのかな?
「ちょっと大人になってからの曲」と紹介。
英語を心配しながら聴いていたけど、大丈夫だった!
めちゃくちゃ練習頑張ったんだろうなぁと言うのが感じられて、歌の切なさと相まって泣けてしまった。

20.  恋人がサンタクロース
去年城ホ参戦してなかったから、絶対聴きたいと思っていた曲。
「この時期のキラキラする感じ」「少女や大人の気持ち」「バブルな感じもする」と曲を紹介。
ほんと、この曲を聴くとワクワクして楽しい華やかな気持ちになるよ。

…私のサンタクロースは、宮本さんだな。
キレッキレのダンスで元気に歌う姿を見ていたら、ふとそう思った。
今日のライブが無事に開催されたこと。
宮本さんが元気で歌ってくれること。
それが何にも代え難いクリスマスプレゼントだなと、心の底から温かくて幸せな気持ちになった。
ハッピーな歌なのに、何故か涙。

「真摯な思い、届いてます!」と客先に語り掛けたあと、軽くメンバー紹介へ。
「名越由貴夫!また会えました」「大好きです!(トム)」「最年少!(須藤くん)」「我らが司令塔!(コバタケ)」。
…もうー、今日も観客全員の前で、トムに告白してる😂
でも良かったね、トムも宮本さんが大好きなんだよ。相思相愛だね。
自分のことはいつものように「宮本です!」と少し腰を落としてガニ股で挨拶。
今日のライブをこのメンバーと出来るのが嬉しくて仕方ない様子で「本当に嬉しい」と呟くように。

21.    木綿のハンカチーフ
ツアーでEN前ファイナルだったこの曲が、今日もEN前ファイナル。
前奏を聴くと寂しがこみ上げてくる。
ピアノの旋律が美しくて、天に向かってどこまでも伸びていく宮本さんの真っ直ぐな歌声はもっともっと美しくて。
”涙ふく木綿のハンカチーフ下さい”のところが切なすぎて、泣いた。
(今日もちゃんと”欲しいもの”ではなくて”贈りもの”と歌ってました)

歌い終わると大拍手の中、マイクを床にそっと置く。
コバタケ、トムと握手して笑顔で手を振って退場。

アンコールがあるのは知っているけど、ここまでで感情が溢れんばかりになってしまった私、とりあえず椅子に座って深ーく深呼吸。
水を飲み目を閉じて、しばし休憩してからみんなの大きな拍手に加わる。
ほどなくして、白シャツ、黒パンツで宮本さん登場。

EN1:冬の花
歌前に観客に背を向けてぺットボトルの水を一口飲んで。
カバーだけかと思ったら、最後にソロの曲、それもデビューシングルを歌ってくれるのは泣ける。
縦横無尽ツアーで何十回も聴いたのに、聴くたびに引き込まれる。
その時々で刺さるところが違う、不思議な魅力を持つ強い歌。
宮本さんだけに降り注ぐ照明と赤い花びらと天を仰ぐ横顔が美しかった。

EN2:カサブランカ・ダンディ
「この曲でお別れです!」と前奏で。
うろ覚えではあるけれど聴いたことはあって、誰の歌かも分かった。
”あ、宮本さんのお母さんが好きだったジュリーだ!!”と思った。
(しかし、この時点ではタイトルは思い出せず)
セクシーで華やかでキラキラしてて、歌っている宮本さん凄く楽しそう!
ジュリーの歌、似合うね!
文句なくカッコいい!もっと聞きたい!!
と思っていたら、歌終わりに宮本さんが思わずって感じで「ジュリー、カッコいい!!!」と叫んでいた。
はい、最高でした!と心の中で叫び返す。

割れんばかりの拍手の中、いつものようにメンバー一人一人とハグを交わし、それからみんなで舞台中央で手をつないで大きく振り上げお辞儀。
心の底から嬉しそうな輝く笑顔✨
何度見ても泣いてしまう。
数回お辞儀して、嬉しそうな、そしてとても優しい笑顔で手を振って退場。
今日はお尻出してブーは無し(大人のディナーショーだもんね😅)。


ああ、圧巻だったなぁ…。
こういうことがやりたかったんだね、としみじみ思った。
一人の歌い手として、観客に歌を届けること。
きっと今日の歌声、天国のお母さんにも届いてる🥺
心から喜んで、そして誇りに思ってくれてるね😭

放心状態で規制退場を待っていると、隣の感じの良い方が控え目に話しかけてきてくれた。
彼女はFC入ってないけど、一般枠で今日の席を当てたんだって。
そしてなんと明日も一般枠で友達が当てていて一緒に参戦予定とのこと。
(あんなに激戦だったのにどーゆー事?
FC入っていない一般の方が当選しやすいのか???)
三階席の最後方なので割と早めに退場となり、おしゃべりしながらホール出口まで二人で歩いた。
短い間だったけどとても楽しかった。ありがとうございました!
SNSはやってないとのことで連絡先を交換できなったのが残念。
別れ際に「またどこかのライブ会場で会えると思います!めっちゃジャンプしてる背の高い人を探しますね!私、見つける自信あります!」と笑顔で言ってくれた。
(めっちゃジャンプしてました😅…うるさかったかな、ごめんなさい😭)

そのまま地下の改札近くのスターバックス前に向かい、大阪に戻るMっちに会う。
縦横無尽ツアーで一緒に戦い、宮本さんについて長い時間語りあったMっちは、今や妹のような大切な存在。
「またね!」「次は35周年で!」としっかりハグを交わしてさよならの挨拶をしてMっちを見送ってから地上へ出た。

ふと見上げれば、ほぼ満月の金色に輝く月。
上気した頬に冷たい風が心地よくて、そしてこの時間が終わってしまうのが名残惜しくて。
しばらく交差点前に佇んで、ホールと月を代わる代わる見上げていた。

PS.
ライブ後アップされた日本代表のSNSに”宮本さんが元気で安心して、嬉しくて、ライブも最高でした”と書かれていた。
この人も本当に宮本さんに惚れ込んでるんだな、心底心配してたんだな、と思ったらなんか嬉しくてホロリとしてまた泣いてしまった😭
こんなに惚れてるんだから両思いでも許すよ😂

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