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【コナンTCG】リソース論について教えます

お疲れ様です。今日はコナンTCGのリソース論について、考えていこうと思います。


そもそもリソースとは?

これ、そもそもカードゲーム界隈でちゃんと使われている用語じゃない(はず)なんですが、ようするに「ある行動を起こせる回数」みたいなニュアンスです。
僕は権利とか呼んでいますが、似たような言葉を探した時にリソースしかなくて、あんまりメジャーな言葉じゃないかもしれないです。
というわけでリソースについて考えていこうと思います。
これはかなり重要な考え方の1つなので覚えておいてください。

レベル8関連のリソースが重要

例えば、スターターデッキのコナンデッキ同士の戦いを考えていこうと思います。

まず、レベル8工藤新一はAPもLPも高くて、動ければかなり勝ちに近づくカードだと思います。


なので、このレベル8をめぐる駆け引きっていうのは勝ち負けを決するのにかなり重要なカードです。
このデッキにはレベル8の工藤新一が3枚入っています。
これに対して、工藤新一をリムーブできるカードはレベル8工藤新一と蘭の一撃の2種類あるじゃないですか。


つまり、これは
レベル8のリソース3枚に対して、レベル8を除去するリソースが6枚あるということになります。
これを頭に入れると、相手のレベル8を動かさないって結構簡単って話になってきます。
なぜならレベル8は3枚しかないのに、それを除去するカードは6枚もあるからです。
なので、スターター戦ではレベル8を対処しやすいので、蘭の一撃や新一の効果をレベル8以外に打つのもかなり肯定することができますって話になってきます。
じゃあ、今度はブースターのカードも加えて考えていきましょう。

これが、今自分が使っている青単コナンのデッキなんですけど、このデッキ同士の戦いを検討します。
このデッキにはレベル8新一に加えて、レベル8コナンが入っています。

こうなるとこのデッキ同士の戦いでは勝敗を分けるほど強力なレベル8のカードが6枚(コナン、新一)、レベル8をリムーブできるカードが6枚(新一、蘭の一撃)という状況になります。
そうですね、レベル8をとそれをリムーブできるカードの枚数が同じなわけです。
強力なカードとその対策札の枚数が同じになると一気に蘭の一撃をレベル7以下に打つというのが、相手のレベル8を除去できないリスクが大きくなる非常に危険な行為になってきます。
みなさんは蘭の一撃をレベル7以下にプレイしたりしていないでしょうか?それ結構危ない行為かもしれないです。
このリソースの枚数を意識して動いていきましょう。

リソースがわかるとプレイングも構築も見えてくる

さて、このようにリソースがわかるとプレイングや構築も見えてきます。
まずは、プレイング。
レベル8に動かれるというのは非常に危険なので、蘭の一撃やレベル8新一はかなり温存すべきカードという話になってきます。
しかし、レベル8コナンはレベル8をリムーブできるカードではないので、温存する意義は薄いって話になります。
そうなると、まずはコナンを出して、相手にリムーブを要求、それに対して新一が出てきたら新一で返すみたいなゲーム展開がイメージできるのではないでしょうか?
また、リソースの枚数を意識すると構築もかなり見えてきます。
例えば、この前出した緑単平次の構築


このデッキはレベル8はSR平次+平次を除去から守るための和葉ァ!があって実質6枚体制みたいな構築になっていて、除去のためにレベル8のD平次が入っていません。

SR平次
D平次

で、こうなるとレベル8の除去の枚数足りなくないか?って思うんだけど、リムーブできる平次の洞察力3枚、相手をスリープさせるカードが5枚、2000+カットインが9枚入ってて、この組み合わせでもリムーブを狙えるからレベル8D平次が入っていなくてもなんとかなるゲームが多いです。
もちろん、ここにレベル8のD平次を加えて、D平次にカードを使わせてから平次和葉和葉ァのコンボを狙うっていうのもリソース論的にはかなりありな動きになります。(この構築は序盤のカットイン戦に重きを置いたため不採用だけど、入れててもいいかも…)
今、話題の刑事なら刑事らしくでレベル8安室さんを投げまくる構築もこのリソース論上はレベル8を一方的に動かして勝ちに近づけるデッキだよねって話です。

このようにリソースがわかるとプレイや構築の解像度がよりよくなります。
これは別のカードゲームでも応用できる理論です。
別カードゲーム勢向けに説明するといわゆる5枚目と呼ばれている枠はこのリソース枚数で有利になるための採用だったりもします。

ただ、一つ注意したいのはこれは、ゲームを有利に進めるための考え方の1つということです。
もちろん、リソースはあればあるほど嬉しいという話になりますが、序盤で盤面差をつけるためにカットインを多めに採用する、終盤で一気に証拠を獲得するとかも重要な要素となってきます。
レベル8を通すと有利になるというのはもちろんですが、それまでの手数差で負けたりすることもありますし、後半阿笠博士から一気に推理されて負けみたいなこともあります。
あくまでゲームを有利に進めるための1つの考え方というのは意識しておいてください。

そんな感じー。終わります。

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