「ま、いっか」の先生 [機能性ディスペプシア闘病記-2]
前回、それなりに暗い感じで少年時代を綴ってしまったけれど、僕としてはあの環境が普通であった為、体感としてはそこまで苦痛ではなかった。
まだ他の家と比べて我が家が変わっている、ということも認識していなかったからかもしれない。
小学1〜3年くらいはそれでも引っ込み思案で、おとなしい子だった。
勉強の成績もあまり良くなく、パッとしない印象だったろう。
小2の頃、仲の良かった同級生が、成績不振を理由に担任から怒られていた。
「もっと頭のいい子を見習いなさいよ!ほら、頭のいい子、