マルシェをする理由3

食のこと、農のことを少しでも知ってほしい

理由1にも重なることですが、流通が発達し、コンビニやネットなど、何もしなくても食べものが手に入る世の中。どのようにして食べ物がつくられているのか、どのように育ってきたのか、気にしないし、知ることも難しい。

食べる人は作る人と直接会話をする機会が極端に少ない。

食べ物に対する見方が人によってかなり違い、身近なものである食についてその食を誰がつくってくれているのかがわからない。

地産地消という言葉があるが、言うは易しの言葉で、実際には資本主義の世界では、地元産より遠い県産のもののほうが手に入りやすい状況。
さらには、国産より外国産のほうが多い状況もある。(自給率37%)

流通にのらない小規模な生産者や作り手が表舞台にでれる場。
流通の載せるほどの量はできないが、心をこめてこだわりをもって作っている方達。その方たちが集う場。

生産地に近いところでのマルシェは、意外と成立が難しい。
というのは、農産物が飽和状態にあるから。わざわざマルシェで買わなくても似たような農産物は手に入る。といったことで、需要が小さいため、生産者さんたちはわざわざ都会にまで足を伸ばす。
ほか、
・お店をしていても店の前を通る往来客が少ない。気づかれずらい場所にあり売り上げがすくない。
・工房しかない。お店をしたとしても人が住んでいなくて需要が低そう。
・ネットショップで普段売っているが、お客さんとリアルに会える場がほしい。
など、マルシェがあることで、作り手の、都会にでてアピールしたい、お客さんに近づきたい、売り上げをあげたいニーズと、マルシェがあると、普段会えない出店者に会える、一般流通してないこだわりのものが買える、顔の見えるものが買えると両者のニーズが合致する。





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