ヘリオセントリック『使い方の一つ』
以前、ヘリオセントリックでの分析について、記事を投稿しました。
今回もちょっと書いていきます。
まずヘリオでは
太陽⇨水星⇨金星⇨地球⇨火星....と続いていきます。
太陽星座と月星座はありません。
なぜなら、太陽から全体を俯瞰するため、地球星座というものが生まれ、太陽から見れば月は小さすぎるため考慮しない、という法則があります。
これには、僕も賛成です。なぜなら月とは。理解して利用するパーツであり、発展には至らないからです。
臨床心理学でも
現代ではトラウマは何度も考えるからトラウマになり、悪化するのだから
客観視して感情を引き離すことで
ただの記憶に変えて
望ましい方向へ意識を向けることも効果的な解決策である、とされています。
これと同じことが月にも言えます。
月だけを意識しても、その先はない、と考えることもできるのです。
インナーチャイルドでなんでも解決できるわけではないですし、適切な方法で分析しなければ、反芻してかえって悪化するケースもあるのです。
(もちろん解釈は人それぞれですし、インナーチャイルドに意味はあると思います)
ジオにおける金星も、肉体的な快楽を求める傾向は少なからず見られます。
それはジオ自体が地球が中心での分析なので
肉体優位のデータになるからです。
でもそれは、物質優位の世界で成立する考えであり
徐々に非物質に移行するこれからの地球は
太陽を中心に見たヘリオでのチャート分析も、効果的であると推測しています。
ヘリオでチャートを出すと、水星や金星はけっこう動きます。他の部分もサビアンまで考慮すると、動いていることがわかります。
現代ではヘリオにもいろんな考え方があるため、サビアンシンボルを考慮しないケースもありますので、それはお好みで判断して頂けたらと思います。
例えばヘリオで金星を考慮すると「肉体に依存する前の喜び」を見ることができます。
それは先ほど述べた
太陽⇨水星⇨金星⇨地球⇨火星....と金星は地球にたどり着く前に発現し、かつ太陽の影響を地球より近距離で受けるため
肉体に染まる前の喜び(=単なる快楽ではない、魂の喜びに近いもの)を見出すきっかけになるとされています。
もちろん、ヘリオだけで魂を解剖することは、現状は難しいと私は考えていますが、それでも分析の精度は高いと言わざるを得ません。
水星も同様です。
水星はヘリオでは「方向性」を指します。
地球星座の「目的」をどの方向で実現するのか、その定規になるのです。
そんな感じで、ヘリオでは考え方が変わる部分があると、お分かり頂けたかと思います。
ジオでのホロスコープがなんかしっくりこない
という方は
ヘリオでの分析を考慮してみても、良いかと思います😀
私も鑑定で導入しています。
天翔
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