見出し画像

渋谷すばる/赤犬 対バン@味園ユニバース



2024年7月21日(日)
@味園ユニバース。
対バンの2日目。今日は赤犬さんとのツーマンだ。


2015年2月14日公開の映画『味園ユニバース』。
思えばここからすばるくんの色々なことが始まった。そんな大切な作品、その舞台になったライブハウス。
味園ビルは老朽化のために取り壊しが決まっているので、この場所でのすばるくんのライブはきっと最後になる。
特別な日だ。きっと一生心に残る日。
そんな気がして朝からドキドキが止まらない。


開場を待っている時、会場の近くに『味園ユニバース』を撮られた山下敦弘監督の姿があった。

(すばるくんともお会いになったようで、ライブ後にこんなポストがあった。)



いざ入場。
ドキドキする。

初めは赤犬さんのステージ。
スクリーンで観た姿そのまま。元気であたたかくて、めちゃめちゃおもろいおっちゃんたち。


4曲目の「デラノーチェ北浜」は映画ですばるくん演じるポチ男が公園で「古い日記」を歌い、その後倒れてしまうシーンで歌われていた曲。

赤犬さん、この曲ではいつもナイトサパーズが客席に下りてお客さんとチークダンスを踊るのだけれど、今回その途中でロビンさんが楽屋に消えていった。
そして再び舞台に現れた時には、なんとすばるくんを抱きかかえていた!笑
(すばるくんがXに動画を上げてくれたので、ぜひ ↓)


それから "声に出して言いたい日本語" 、名曲「チンボラマンボ」をはさんで「アンドロメダ大将軍」「酔わせてよ神戸」と映画の中でも歌われた曲が続く。
ヘビや魚のぬいぐるみを投げたり、組体操のようなことをしたり。ホントに笑いっぱなし。

「赤犬でございました!この後は渋谷すばるさんです!盛り上がっていきましょう〜!」
タカタカアキさんのそんな言葉で、最高に楽しかったステージは終了した。


赤犬さんのライブには以前東京で一度お邪魔したことがあるが、その時もものすごく楽しかった。
全力でふざける姿が最高にカッコいい。そしてどこまでもあたたかい。
また機会があったらぜひお邪魔したい。そんなライブだった。


渋谷すばる/赤犬
赤犬さんセットリスト
2024年7月21日(日)
@味園ユニバース

(イントロ)
1. タカアキのズンドコ節
2. 初夜
3. お蝶夫人
4. デラノーチェ北浜
5. チンボラマンボ
6. アンドロメダ大将軍
7. 酔わせてよ神戸
(アウトロ)



赤犬さんのにぎやかでめちゃめちゃカッコいいステージが終わり、暗転。
バンドセットが組み直され、今回もバンドメンバーさんたちが先にステージに現れ「SE」が演奏される中、少し遅れてすばるくんが登場した。


「渋谷すばるです、こんばんは!赤犬さんと対バンだ!味園ユニバーース!」
そんな言葉で、ライブがスタート!

1曲目は「爆音」。
「味園ユニバ―――――ス!!」
すばるくんが煽る。
初めから全開で、会場中のテンションが上がっていく。
”初期衝動” はやはりメロディー通り、でもめちゃめちゃアツい。
叩きつけるような後半のシャウトもたまらない。



休みなく「ないしょダンス」へ。
「味園で『ないしょダンス!』みんな踊っていこう!!」
自由に。自分のままに。心を全部開いて。
思いのままに自分を解放できる。ライブは魔法だ。
アウトロのハーモニカも最高だった。

歌い終わって、息を整えて。
「この場所で、今の自分でこの歌を歌えることが感慨深いです」
そんな言葉の後で歌ってくれたのは
スローバラード」だった。
すばるくんが歌い出した途端、ライブハウスは夜の駐車場に変わる。
あたたかで切なくて柔らかく強い声が皆を包んでいく。
最後のフェイクではやっぱり泣いてしまった。

ここで1回目のMC。
「改めまして、渋谷すばるです」
赤犬さんとは映画撮影以来久しぶりに会ったそう。
「皆さん、お変わりなく。元気ですね、あのおじさんたち。笑」
そして、映画『味園ユニバース』は公開から9年、撮影した時からは10年も経つけれど、未だに言われる、と。
仕事の話をもらう時に『味園ユニバース』を観て、一緒に仕事したいと思ったとか。
「いろんな人に観ていただけたんだ、って。やってよかったと思います」

(そういえば2019年のレディクレのシークレットゲストに出たきっかけも
「(FM802の方が)『味園ユニバース』を観て、いつかこのボーカリストと仕事がしたいと思ってたんです、と言われて泣きそうになった」
とすばるくんがいつかラジオで話してくれていた)


それから、話題はチークダンスのことに。
ロビンさん、楽屋に行って最初はベースの中村さんのところに行ったそうで。
「そんなん、いじらなしゃあないやん。『ロビンさん、客席ちゃうん?』」
と言ったら拉致られた、と。笑

「(MCでは)映画のエピソードをしゃべろうと思ったけど、しゃべることがない。エロイことしかない。健康サンダルをいかにエロく使うか、とか…大阪のエッチな店の話とか。笑」


後半戦は「ベルトコンベアー」から「」へとなだれ込む。
」はなんだかこの会場と "赤犬さんとの対バン" にとても似合っている気がした。好きなものを好きなように。
「いけ!」「とべ!」と叫ぶ。心のままに飛び跳ねる。
最高に自由だ。

そして "俺のうたver" の「ぼくのうた」へ。
今の、渋谷すばるのうた。
第2章最後の「ぼくのうた」。
どこまでも駆け抜けていくような疾走感、力強い声、バンドの音。
今までのこともこれからのことも、全部が信じられるようなステージだった。

ラストは「Sing
「最後の曲です。赤犬のファンの方もせっかくなんでひとつになりましょう。簡単な歌。知らない人も教えますから…大丈夫です」

今回もコーラス部分の歌詞は2種類だけ。
「もっと、もっと~」
ステージを端から端までいっぱいに使って、すばるくんが煽る。
みんなで想いを合わせてひとつになって、同じく歌を歌う。
コロナ禍でしんどい日々が続いていたあの頃。
こんなふうに歌いたかったんだろうな。こんなふうにみんなで歌う光景が、すばるくんには見えていたんだろうな。
Sing」を作ってくれて本当にありがとう。

「ありがとう!最高です!」
「ありがとうございましたーー!!」
最後にはやっぱりこんなふうに言ってくれた。


バンドメンバーさん、すばるくん、ここで一度ステージを後にしたが、会場はアンコールの拍手。ずっと鳴り止まない。


しばらくして、すばるくんが一人で登場。
ハンドマイクで、アカペラで。
「あの頃は! ふたりとも なぜかしら 世間には すねたよな暮らし方 恋の小さなアパートで~」
古い日記」だ。悲鳴のような歓声が響く。
ポチ男だった。歌い方も声も、あの時のポチ男だった。


「味園ユニバースという場所で、赤犬さんとライブをやらせていただけて、ありがとうございました。…せっかくなので、赤犬の皆さん全員出てきてください!」
と赤犬さんを再びステージに呼び込んだ。

「何にも決めてないけど。出てきてくださいと言ったけど。」
「…やりますか、じゃあ!せっかくなんで赤犬さんと一曲だけやらせていただいていいですか?」
(会場中、大歓声)
「貴重な一曲、みんなで最後まで楽しんでいきましょう!
いいですか、せっかくなんで、心の底から踊っていきましょう!」
「いきます!ココロオドレバ!!!」


夢みたいだった。
味園ユニバースで赤犬さんと「ココロオドレバ」を歌うすばるくんを観ているなんて。その声を聴いているなんて。
もう幸せで胸がぎゅうっとなって涙が止まらない。
思った通りだ、一生忘れられない夜になった。


その後、もう恒例になった記念写真。
今回のカメラマンはすばるくんのステージをいつも本当に素敵に撮ってくださる西村彩子さん。
撮影位置を決めるために、ステージ後ろのネオンをつかみそうになる彩子さんに、すばるくんは何度も「あかん!あかん!危ない!」と叫んでいた。
後からネオンはとても熱くてやけどしてしまう危険があったのだということを教えていただいた。
何事もなくてよかった…そしてやっぱり、なんだろう、すごく当たり前に優しいひとだ。


そして
「赤犬さん、ありがとうございましたーー!」
と赤犬さんがはけた後、すばるくんはひとりステージに残った。
「最後に渋谷すばるからお知らせをさせてください。このライブにて、渋谷すばる、第2章すべて終了しました。新しい何かが間もなく動き出します。このあとすぐ、20時、渋谷すばるオフィシャルサイトをご覧ください!以上。ありがとうございました!!」


その言葉通り、その夜20時からすばるくんのオフィシャルサイトでカウントダウンが始まった。それが0になるのは8月20日(火)20時。
第3章の始まりだ!
(カウントダウンです ↓)


ライブの後、友達と打ち上げをして。
余韻に浸りながら、ひとりホテルへの帰り道。
味園ユニバースで赤犬さんと歌う「ココロオドレバ」が聴けたこと、あんなに楽しそうな幸せそうなすばるくんが観られたこと。
奇跡みたいだけど奇跡なんかじゃなくて、すばるくんが今まで頑張ってきたことが全部今日に繋がっていたんだなあ…と。
考えていたらポロポロ泣けてきた。


セリフを覚えてしまうほど何度も観た、大好きな『味園ユニバース』。
この映画を観るたびに、どうか茂雄がこの先も歌を歌ってほしいと願っていたのだけれど。
あの時、味園ユニバースのステージで赤犬さんと一緒に楽しそうに「ココロオドレバ」を歌っていたのは茂雄だった。歌うことを選んで世界のどこかで歌い続けていた茂雄だった。
そんな気がして胸がいっぱいになった。
そしてそれは同時に、10年の時を真っ直ぐに生きてきたすばるくんの姿でもあった。
いつだって自分を曲げず、真っ直ぐに。
時を重ね色んなことを乗り越えて、胸を張って進む、今を生きる渋谷すばるの歌だった。


この二日間のライブは本当に大切なものだったのだろうと思う。
特にこの赤犬さんとの対バン。
それはただ思い出の場所で思い出の歌を歌うということではなく、また始めるために、誇りを持って第2章を締めくくるために。
ココロオドレバ」は、今ここでどうしても歌いたい歌だったのかもしれない。


味園ユニバースという特別な場所でのライブ。
2日間の対バン、最高だった。
すばるくんはずっと楽しそうだった。
歌うことが楽しくて嬉しくて。
そんな幸せそうな笑顔をたくさん見せてくれた。

そこで受け取る熱とか力とか心の震えとか。
やっぱりライブのすばるくんからしかもらえないものが確かにあって。
それはきっと渋谷すばるという生身の人間が強さも弱さも曝け出して、聴き手ひとりひとりに真っ直ぐに伝えよう届けようとしてくれているからなんだと思う。

すばるくんのライブに行くたびにいつもそんなふうに感じて、その歌とそれを生み出す彼自身の生き方に救われて。
もっともっと好きになる。
すばるくんに出会えてあなたの歌を聴くことができて、本当に幸せです。
ありがとう。


ライブの後、すばるくんは赤犬さんとコラボレーションした「ココロオドレバ」を様々なSNSにあげてくれ、会場に来られなかった人たちともこの大事な曲を分かち合おうとしてくれた。

すばるくんはみんなを、誰ひとり置いていかずに本当にみんなを連れていこうとしてくれてる。
それはもうずっと感じてる。信じてる。


第3章。
何が待っているんだろう?
何を魅せてくれるんだろう?
彼の音楽や色々な表現はもうずっと、全面的に心から信頼しているけれど。
この2日間のライブで確信した、
もっともっとパワーアップしたすばるくんに会えることを。
カウントダウンは進む。ドキドキが止まらない。
本当に本当に楽しみだ!!



(第3章一発目のライブはお台場冒険王、
 8月23日のめざましライブ!
 まだ優先観覧チケット購入できます!
 FOD生配信もあります!ぜひ!!)



渋谷すばる/赤犬
すばるくんセットリスト
2024年7月21日(日)
@味園ユニバース

1.SE
2. 爆音
3. ないしょダンス
4. スローバラード
-MC-
5. ベルトコンベアー
6. 池
7. ぼくのうた(俺のうたver.)
8. ワレワレハニンゲンダ
-MC-
9. Sing
-encore-
古い日記(アカペラ・ワンフレーズ)
ココロオドレバ(赤犬さんとコラボ)


ボーカル、ハーモニカ、ギター
:渋谷すばる
ギター:大宮啓之
ドラム:茂木左
鍵盤:本間ドミノ
ベース:中村 昌史

#渋谷すばる #渋谷すばる_カウントダウン
#大宮啓之 #茂木左 #本間ドミノ #中村昌史
#赤犬 #西村彩子 #味園ユニバース
#お台場冒険王 #めざましライブ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?