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渋谷すばるLIVE TOUR2022『二歳と1328日』〜仙台2days〜



渋谷すばる LIVE TOUR2022 二歳と1328日
仙台2days。@仙台サンプラザホール
二歳と1308日と1309日。


10月17日と10月18日、仙台2日間。
なんだかとても自由なライブだった。
すばるくんも最初の煽りで
「それぞれ好きなように楽しんでいこう!」
「それぞれの楽しみ方で楽しんでください!」
と伝えてくれた。


すばるくんの歌とバンドの音に自然に体が揺れて拳が上がる。思いきり跳んで弾けて汗をかいて。
でもじっくり見つめてじっくり聴きたい人はそんな楽しみ方で。

すばるくんも自由に歌って踊って、バンドメンバーも自由に絡んで煽って。
最高だった。


来てくれた人全員が楽しめるようなライブ。
どんな楽しみ方も自由。誰も置いていかない、すばるくんのライブ。

「今日ここにいる皆さんと、今日しかできないライブができたのでよかったです」

その日、その時、そこに来たお客さんたちとしかできないライブ。唯一無二の時間。

すばるくんはきっとこういうライブがやりたかったんだろうな、と思えた。



仙台ではMCも自由だった。
1日目、MCでなかなか言葉が出ないすばるくん。そのもじもじした姿も可愛かったけれど。


「たまにはバンドメンバーも…そういうのもありなんじゃないか」
と言ってついにメンバーにしゃべらせようとすると、安達さんがナイスアシストで茂木さんを弄り出した。

「すばるさん、茂木さんのTシャツ知ってます?」
その日、茂木さんが着ていたのはシベリアンハスキーのような、可愛いけどなんとも不思議Tシャツだった 。笑

そしてクイズが始まる。
茂木さんは何を履いてドラムを叩いてるか?
3択にしよう、と1人ずつ選択肢を出していって、何故か5択になる5人。
答えはなんとサンダル!(茂木さんが高く掲げて見せてくれたのはギョサンと呼ばれる透明なサンダルでした)

サンダルで来てサンダルで叩いてサンダルで帰ってサンダルで寝る?茂木さん。
babu会の時は赤いジャージで来て赤いジャージで叩いて赤いジャージで帰って赤いジャージで寝てた、と安達さんにバラされる茂木さん。
なんて可愛い人なんだろう。


そして茂木さんは子どもの頃から同じ髪型、という話から美容院に行くか?行かないか?の話題へ。
5人のうち、過半数の3人(茂木さん、本間さん、安達さん)がセルフで髪をカットしてる、すばるバンド。

新井さんは美容院に行っているそうで、もう10年来パーマをかけている、と。ずっとその髪型なので、天然パーマだと思われてるそう。


次に本間先生に喋らせようとしてか、すばるくんが
「本間さん、ヒゲ…濃い?」
と話しかけるけれど、微妙な間…
結果、本間先生に
「フリ、下手すぎるでしょ」
と言われてしまうすばるくん  笑。
(ちなみに本間先生のヒゲは「適宜に、自分で切ってる」とのこと)


このツアーで初めてバンドメンバーを巻き込んだお喋り。
すばるくん曰く「家の感じを出した」レアなMCだった。



2日目のMCもメンバーみんなが喋っていた。
すばるくんは
「昨日は、あまりの喋れなさにバンドメンバーに助けてもらいました」
なんて言っていたけれど。

今日は古着屋に行った、とすばるくん。
そこには "アニマルコーナー" があったので、昨日茂木さんが犬のTシャツを着ていたことを思い出して
「これは茂木ちゃんに買ってあげなきゃ」
と思ったすばるくん。

今日茂木さんが着ていたのは、すばるくんからもらった可愛いゴールデンレトリバー(?)が描かれたTシャツだった。すばるくんが着ていたのもその時一緒に買ったTシャツ。


店員さんに構われるのが苦手なすばるくん。"ほっといてください" オーラを出すけど、なぜか余計に寄ってきて、高いものばっかりすすめてくる、と。
今日はお高いトイプードルのついたTシャツをオススメされたけど、さすがにそれは手が出なかったとのこと(いくら位したんだろう…?)。


新井さんはレコード屋さんに行ったそう。
「楽しかった、今度誘っていいですか?」
とすばるくんに言う新井さん。
すばるくんは
「もちろん。今度ウチに来てくださいよ」
と。
「え、いいんですか?行きます!」
と言う新井さんに、じゃあ後で話しましょう、というようなことを言っていたので、近いうちに実現するかも!
ちなみに、本間先生もレコードが好きとのこと。


そして茂木さんに続いて新井さんもShubabuに入会されたようで、会員限定のすばるブログを見て
「サンダル、ボロボロですねー」
って言われた、とすばるくん。



昨日の反省会で、MC頑張ろう!テンション上げていこう!となった、すばるバンド。
「ツアーも深くなって着眼点がおかしくなってきた、MC頑張ろうなんておかしい」
と苦笑いのすばるくん。

そしてアンコール前の挨拶で、本編が終わってはけた時の第一声が
「今日、MC良かったよな!」
だったとバラしてくれた。
「今日は過去一のMCだった!」と。


なんだかいいなあ。すばるバンド。
音も雰囲気も距離感も。どんどん良くなってきてる気がする。



そして、すばるくんが古着屋さんに行ったと教えてくれたことも嬉しかった。
以前、古着はぜんぶ捨てたと言っていたすばるくん。いろんな縛りや自分に課すルールのようなものからも自由になったのかな、と感じて。

やりたいことをやりたいように。どうかそこにはもう、何の制限も課せられることのないように。どこまでも自由なすばるくんが一番素敵だ。その姿をずっと見ていたい。



そしてすばるくんはもうひとつ、とても嬉しい言葉をくれた。

「ライブではその時その時、ちゃんとコミュニケーションが取れていると思う。(自分の想いは)皆さんに伝わっていると思うし、皆さんの想いは受け取れているつもりでいる(ニュアンス)」と。

自分の想いが伝わっていると思ってくれていることも嬉しいし、私たちの想いを受け取れていると思ってくれていることも嬉しくて。
ファンへの変わらない信頼が伝わってきて泣きそうになる。


「また皆さんにライブが届けられて嬉しいです。幸せです」
「久しぶりに仙台に来られて嬉しい。また絶対来ます!」



仙台2日間に入って、このツアーでずっと感じていた安心感、安定感の理由がぼんやりと見えてきたような気がした。


このツアーのライブ、すばるくんが先頭きって引っ張っていることに変わりはないのだけれど…1人ではないのだ、今までで一番。例えば "過去一" のMCにも象徴されるように。

自分だけで突っ走るのではなく、歌も音も、すばるくん自身をも、ちゃんと委ねられている気がする。バンドメンバーたちに、聴き手であるファンに。

すばるくんもバンドも私たちひとりひとりも。とても自由なのだけれどバラバラの独りではない、みんなが繋がっている。そうして会場全体がひとつになっている。

それはバンドやファンへの信頼と、何よりそこに委ねてもなお揺るぎない自分の音への自信、これまでの時間や経験を重ねて今在る自分自身への信頼があるからこそ、なのかもしれない。
だからステージから生まれる音も空気も、熱くて強くて、同時にとてもあたたかくてやさしい。


すばるくんが今やりたい音楽、伝えたい想いが真っ直ぐに伝わってくるライブだった。そこに太い芯はあるのだけど、初日から今まで同じライブはひとつもない、どこまでも自由で熱くやさしいステージ。



2日目のラストの挨拶の時、噛みしめるように
「最高!最高!…ライブは最高だ!」
と叫び、
「ありがとう、ありがとう、ありがとう…」
と何度も何度も言ってくれたすばるくん。マイクを通してだけでは足りないようにオフマイクでももう一度、ありがとう、と。

もう、それだけでいい。それがすべてのような気がした。そんな2日間だった。



ツアーも後半戦。残りの公演が少なくなっていくのが寂しくてたまらなくもあるけれど、今までのすべてがたからもの。それを大切に抱きしめて、回を重ねるごとに深化していく、これからの公演も思いきり楽しんでいきたい。

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