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スプライト・スプリンドと星杯





はじめに

 今回は、星杯においてスプライト・スプリンドを使って出来る事を解説します。マスターデュエルでスプライト・スプリンドが実装された時に参考にして頂ければ幸いです。

スプライト・スプリンド性能紹介

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=17803&request_locale=ja

 スプライト・スプリンドは、OCGでスプライトが登場して3ヶ月後に追加されたスプライト新規でありスプライト・エルフと同じ召喚条件のリンクモンスターです。レベル2モンスターならなんでもおろまいする効果と、モンスターが特殊召喚された場合場のエクシーズ素材を取り除いてモンスターバウンスする効果を持っています。
 墓地に落としたモンスターをスプライト・エルフで釣り上げることが出来るので、汎用パーツのみでデッキ内のレベル2モンスターを場に出すことが出来るわけです。これによりスプライトはエクストラ経由でデッキ内の任意のレベル2モンスターにアクセスする手段を2つ持つこととなり、展開の安定感が増すことになるでしょう。特に、素早いアンコウを落とせば素早いモンスターを2体リクルート出来ます。
 また、2つ目の効果は主にスプライト・エルフで相手ターンにモンスターを蘇生させてギガンティックの素材を取り除く事で相手ターンのバウンスとして使えます。

星杯におけるスプライト・スプリンドの活用法

 星杯におけるスプライト・スプリンドの活用法は、大雑把には以下のような物が考えらます。

  • リースを落として星杯にアクセスする。

  • イヴリースロック(または、神巫)とスプライト展開を両立する。

  • 斜め前方向のリンクマーカーを活かして残叫の発動条件をクリアする。

  • 素早いアンコウで展開を伸ばす。ギガンティックの素材を揃える。

 手札に来た素早いアンコウは、リースのコストとして墓地に落とす事で展開に利用する事も出来ます。
 次に、スプライト・スプリンドを使ったより具体的な展開を紹介します。

創造の代行者ヴィーナス1枚からの星杯展開

①ヴィーナスを召喚
②神聖なる球体を3回特殊召喚
③ヴィーナスと球体でスプリンド
④スプリンドでリースを墓地に送る
⑤球体でイムドゥークをリンク召喚
⑥イムドゥークを墓地に送ってリースをサルベージ
⑦イムドゥークの効果でリースを特殊召喚
⑧リースで星遺物ー『星杯』をサーチ
⑨球体でイムドゥークをリンク召喚
➉スプリンドをリリースして星遺物ー『星杯』をアドバンス召喚
 宣告者の神巫でトリアスヒエラルキアを墓地に送り、神巫をリリースしてトリアスを蘇生、神巫でレベル1チューナーをリクルートしてマスターフレアヒュペリオンをシンクロ召喚、マスターフレアでヴィーナスの効果をコピーすることで同様の展開が再現出来ます。ただ、素引きして使いにくいカードが2種類あるのがネックです。

イグナイト2枚(イグナイト+昇華騎士エクスパラディン、レスキューラビット)からの星杯展開

①イグナイトABをペンデュラムスケールにセット
②イグナイトの共通効果でエクスパラディンをサーチ
③エクスパラディンを召喚
④エクスパラディン効果でチューンナイトを装備
⑤チューンナイトを自身の効果で特殊召喚
⑥エクスパラディンとチューンナイトでイゾルデをリンク召喚
⑦イゾルデでイグナイトC≠A,Bをサーチ
⑧イゾルデで『焔聖剣ーデュランダル』を墓地に送り焔聖騎士リナルドをリクルート
⑨リナルドで墓地のデュランダルをサルベージ
⑩デュランダルでイグナイトCと異なるペンデュラムスケールのイグナイトDをサーチ
⑪イグナイトC,Dをペンデュラムスケールにセット
⑫イグナイトA,Bをペンデュラム召喚
⑬イゾルデとリナルドでスプリンドをリンク召喚
ここから先は、ヴィーナスの場合と同様に展開出来ます。更に、イグナイトC,Dを割って炎属性戦士族のサーチも出来ます。

通常モンスター+星遺物ー『星杯』からのイヴリースロック&スプライト展開

 ギガンティックでスプライト・ブルーをリクルートしてブルー→ジェット→スターターと繋げてスプライト展開、スプリンドで落としたイヴリースを継ぐものやエルフで蘇生します。通常モンスター+星遺物ー『星杯』でモンスター5体分展開できて、スプライト・スプリンドによりモンスターでイヴリースを落とすことでモンスターが1体減るので残りはモンスター4体。ギガンティック・スプライトを召喚してブルー→ジェット→スターターと繋げると2体のモンスターが4体のモンスターになるので、最終盤面に残るモンスターを揃えるために6体分のモンスターを使える事になります。エルフとリイヴは2体のみモンスターで出して1体のモンスターを蘇生するのでモンスター1体分の消費、マスカレーナはモンスター2体分なので、残り2体のスプライト系モンスターを場に残せます。残すモンスターの選択肢は

  • ギガンティック+スプリンド:相手ターンにスプリンドでバウンス、エルフでレッドかキャロットを蘇生。リリースより先にスプリンドの効果を使えるため妨害数が無駄になりにくい。

  • ギガンティック+レッドorキャロット:相手ターンにスプリンドを蘇生してバウンスも出来る。使われたら不味いカードを最初から無効にできる。

等があるでしょう。
 今までのイヴリースロックは、メインフェイズ1で召喚権を使われなかった場合、トライヒハートを出せばリイヴでバウンスする機会を失うため結局イヴリースの自爆特攻を受け入れるしかなかったのですが、この展開にモンスター1体が追加出来ればメイン1でトライヒハートを出しつつメイン2でバウンスができます。

イヴリース+残叫+アンコウ

 下級スプライトを採用しないケースを考えます。通常モンスター+星遺物ー『星杯』から5体分のモンスターを展開出来て、更にスプリンドを召喚してビーバーを落とす行為は盤面にスプリンドを追加する結果となります。スプライト・エルフは実質モンスター1体分の素材で最終盤面に残せて、マスカレーナとリイヴ+残叫はモンスター2体分の消費となり、これらとスプリンドを最終盤面に残せます。

結び

 スプライト・スプリンドが来ると既存の星杯が強化されるだけでなく代行者やイグナイト等の新しい初動が生まれ(強いかどうかはさておき)構築の幅が広がります。既にダークウィングブラストのカードが収録され始めているのでスプリンドも早く来てくれると嬉しいですね。

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