おはようにさようならを重ねて

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永遠なんてものは存在しない。
それは誰もが知っていること。
でも、いつ終わりが来るのか分かっている人なんて多くない。
終えてしまった人のほとんどは「今」が最後になるなんて思っていなかっただろう。

最後の年、最後の春、最後の夜。
選ばなくてもそれはやってくる。

僕の最後はいつなんだろうか。
そんなものは分かりっこないし、決める予定もない。

だか僕はこの日の始まりを、この朝を「さようなら」で迎え入れる。
最後かもしれないこの朝を始まりの言葉で改行するのではなく、締めの言葉でいつでも句点を置けるように。
未完の物語ほど悲しいものはないのだから。


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